最高裁、住友信託の抗告を棄却

17時ごろに日経から号外がきた。
住信の許可抗告と特別抗告を棄却。

うーん。
中身は・・・と。

(1)条項違反による住友信託の損害は、事後の損害賠償で償えないほどではない
(2)今後、最終合意が成立する可能性は相当低い
(3)差し止めを認めた場合のUFJ側の損害は相当大きい
総括して、「仮処分命令で交渉を差し止めなければ住友信託に著しい損害が生じるとは言えない」として、住信の抗告を退けた。とある(日経)。

なんかさぁ。話がすりかわってない?
この裁判は元々は、住信とUFJが交わした独占交渉権をどう受け止めるか、って裁判だったわけでしょ?
その契約、独占交渉権が認められるかどうか、ってのが焦点だったはず。

高裁では明らかにピントのぼけた決定で落胆しましたが、最高裁の決定でもイマイチ腑に落ちないんだけどなぁ。 まだ高裁のときに比べれば、その点も明言しているのだからマシだけどさ。。。これがいまいちわからんのよ。

―――独占交渉権は最終的な合意を成立させるための手段として定めたもので、合意成立の可能性がなくなれば条項に基づく債務も消滅する」と判示。
現状では「合意成立の可能性がなくなったとまでは言えず、条項に基づく債務はいまだ消滅していない」とした。

最後に述べられているように、条項に基づく債務はいまだ消滅していないんでしょ。
だったら独占交渉権はいまだ有効である、と考えるべきなのでは。

そうした上で、冒頭のを再掲すると、

(1)条項違反による住友信託の損害は、事後の損害賠償で償えないほどではない
(2)今後、最終合意が成立する可能性は相当低い
(3)差し止めを認めた場合のUFJ側の損害は相当大きい
総括して、「仮処分命令で交渉を差し止めなければ住友信託に著しい損害が生じるとは言えない」として、住信の抗告を退けた。とある(日経)。

(2)は、司法が介入する問題じゃない。論外。
(3)もその根拠がどこにあるのか、さっぱり理解しかねるし、仮処分を求める裁判で被告側の損害を考慮できるなんて聞いたことがない。
おいらは司法問題にも疎いので分かりません。
分かりませんが、腑に落ちない決定で、本当に残念です。
裁判所が三菱側に買収されてるの?とか勘ぐりたくなったよ。
独占交渉権はいまだ有効である、と考えているのなら、UFJと三菱東京が交渉することは契約違反だから無効で、三菱東京は排除されるべき。
仮処分申請は著しい損害をもたらす場合のみ認められるのは分かるけど、今回の件は地裁で認められたように、それに相当するでしょう。
おいらの見解と裁判所の見解(1)の違いと言ってしまわれるとそれまでなんだけど。


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独占交渉権を認めて仮処分申請を認めないってことは、そんなちっちゃいことは当事者間で解決しろってことなのだから、今後は契約不履行などの損害賠償問題へと発展していくのでしょう。
高裁決定の際、75億円の担保拠出をUFJに命じていた。
そんな額で済むわけないでしょ。
最大1000億円規模かな。

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