みずほを探る

みずほグループの前9月期中間決算を見ると、業務純益は4900億円。
経常利益が4700億円で最終損益が290億円の黒字となっている。
銀行のコアは業務純益だから、とりあえずこの4900億円って数字にメインをおいて考えよう。

みずほが今年に入って、3回目の劣後債を発行するという。
発行先はいずれも海外向け。各回とも1700億円前後で、3回合計で5000億円になる。
昨年は一兆円も増資したから、さすがにもう増資する必要なんてないかな、なんて思われたけど、さらに5000億円を上積み。
発行利率は4−7%で一部は変動金利。
5000億円に対し200億円ー350億円の利払いが毎年必要になることになる。

4900億円の業純があるとはいえ、200−350億円って数字は小さくない数字。
数%を占めるわけだし。
逆に言えば、今後の決算では利払い分、業純が減ることを意味するし。

さて、5000億円を集めたみずほFG、広報は「資本を厚めたい」とコメントしたが、舌の根もかわかぬうちに過去に注入された公的資金を返済し始めることを発表した。
今回の返済額は5000億円。
ん?なんかどっかでみた数字?なんて思っても、いちいち海外向け債券発行までチェックしてないとピピーンとは来ません。

国から注入されたのは優先株であり、そのまま返済すると自己資本比率が減ってしまう。
劣後債は自己資本比率に影響をもたらさないから、公的資金を返しても自己資本比率を維持できる、という仕組みか。
なんだかねぇ。

みずほグループが一般株に配当をしようと考えた場合、仮に1000円配当(旧商法だと1円に相当)だとしても、原資は117億円必要となる。
そう考えると、一般株の配当2〜3000円分を劣後債に取られるわけだ。
去年の1兆円増資の分を考えると7〜9千円。国への優先株の配当も考えると、それこそ数万円分・・・・・

一般投資家を泣かせてどうすんだい。
東京三菱なんか、増配するというのに。なんかおかしくない?
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