国債格下げ騒動

ムーディーズが、日本政府から出された国債格下げ反論意見書に回答し、格下げを延期した。

意見書も回答書も、公表されていません。
ムーディーズ曰く、「財務省の意見書は定性的過ぎる」とのことですが。

まぁ、まず定義をしないと駄目ですね。
国債が償還されるのは、どういうことを意味するのか、ってのを。

何度も書いてますけど、日本には外貨建て債務がありません。
だから、諸外国の圧力なく、無尽蔵に貨幣を刷って返済することが可能です。
(外貨建ての債務があれば、無尽蔵に貨幣を刷ったところで、自国通貨価値が下がるので外貨建て債務は減りません。)
そういう意味では、国債っていうのは、「外国通貨とのレートを考慮しなければ」償還されるのはまず間違いないものです。
でも、このご時世において自国通貨のみ考えることはナンセンスです。
貨幣を増刷すれば、価値は下がりますから、外貨ベースで考えればこの行為では到底償還に値しません。

ムーディーズは多分、後者のことを言っているんでしょうね。
財務省がどっちのことを想定しているのかが分かりませんが、おそらく前者でしょうね。
財務省の大村参事官のコメントを引用しておきます。
 「そもそも国債の格付けとはデフォルトする―――つまり返済不能になる可能性を示したものであるはずだ。ならば自国通貨建て−つまり円建て国債がデフォルトする時一体どのような状況を指すのか、そうした議論について各格付け会社は全く満足いく説明をしていないのです。」

それはさておき、恐らく、財務省には「国債は借金であり償還しなければいけないもの」っていう考えはないか、非常に薄いと思います。
これは非常にいただけないです。

国債の格下げは、延期になったようです。2段階と想定されていたのが、1段階になったりもしくは格下げそのものが見送られると、円は買われるでしょうね。
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