公的資金注入問題

注入=税金ってイメージが染み付きすぎ


巷ではずっと含みを持たされているようだけど、注入できない。

確かに大手銀行から以前注入された公的資金や繰り延べ課税分を差し引くと、とんでもない数字が出てくる。
自己資本率は国内業務銀行の4%さえクリアできないのもある。

以前に公的資金が入れられたとき、物議をかもしたものの、結局無償注入ではなく優先株発行による形態になった。
だから、直で国民負担になったわけじゃない。
返せなくなって優先株が紙くずになった場合にのみ、国民負担になる(机上では)。
このときは別に破綻もなにもしてないので、このときに銀行トップが責任を取ったりなんて問題は皆無でした。

しかし、現在言われているような形で公的資金を入れようとすると、破綻するかあるいは債務超過にならないとできない。
しかも銀行トップは首を差し出さなければいけない。
名目上は自己資本10%前後あるのに、なんで首をやらなきゃいかんのだ??って話になる。
なわけで、多分政府が公的資金を銀行に注入しようとしても、銀行は拒否するだろう。
以前のケースだと、東海銀とかは注入額上積みを求めたのにね。

それこそ永代信組とか関西興銀みたいに、金融庁が大手銀行を強制破綻認定したりしようものなら、世の中解約ラッシュになるしね。
この線も期待薄。っていうか無理。

本当は、国民が銀行経由で資金を市場に出すんじゃなくて、直に市場に資金を出すパスを構築しなきゃ駄目なんだけどね。
そうしないと銀行の淘汰が進まないし、市場の整備も進まない。
最近でこそSB(社債)市場は落ち着きを取り戻したけど、マイカルの破綻時なんか、企業の資金調達の手段がほぼなくなってたものね。
国民が依然として銀行に頼りすぎだから、政府も銀行はつぶせないとかアンフェアなことを言うし、金融業界も再編が進まない気がする。

国民が直接金融に関われる安心なパスを作らないと、延々銀行問題は再燃するだろうね。
そういう意味では証券・保険とちょっとずつ整備されてるのは歓迎すべき。
だけど、もっと進めないと。あとは発行済み債券の公開市場を作るべきだね。
とにかく間接金融にかかわる機関が多すぎる。もっと破綻・合併させて減らさないと、いつまでたっても過当競争が終わらず、ゾンビがゾンビを生むってことになりかねない。



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