100億円は下らない

中村教授vs日亜化学の特許係争が、控訴審に入った。
地裁では対価600億円以上とされ、新聞でも「そんな金額ありか」(産経新聞)などというどでかい見出しがついて驚いたものだ。

でも、無難に考えて、いくらぐらいになるんだろう?


日亜側は、裁判で問題とされたあの特許の記載では現在は青色素子を作れないと主張している。
それは事実である。
しかし、あの特許をもとに、現在量産している素子製造法&特許が生み出された。
それも事実である。

そう考えた場合、あの特許が日亜に利益をもたらした&この先も特許が切れるまでもたらし続ける、っていう判決はおかしいということになる。
過去にはそういったことがあてはまった時期があるかもしれないが、少なくとも現状は違うのだから。
現状でも違うのだから、将来に渡って利益貢献をし続けるなんてことは無理だし。
むしろ、なんていうのかな、中村さんの名前が載っていない現在の製法特許にも、中村さんの貢献度が実は大である、こういう話になるんじゃないのかな。
中村さんの製造法で作ることができた、そしてその考えをもとに、今の製造法が生み出されたのだから。

欧米の特許訴訟だと、発明者の貢献度は認められてもせいぜい5%。
このケースだと、市場規模が段違いっていうか前代未聞だから、もう少し行ってもいいかななんて思うけど、それでも15%ぐらいじゃないのかなぁ。
それを超える分は、給料が対価になっていると考えるべきだわ。そうしないと、企業経営ももたないし。
そう考えると、609億円×15%だから、100億円ぐらいかなあ。
まあ100億円は下らないか。
1兆円市場を開拓した研究者なんだから、市場規模の1%ぐらいはもらっててもおかしくないっていうか、もらっていてほしい。



っていうか、あの特許、おいらも読んだけど、すげーベタベタな、泥臭い特許ですよ。
これで作れるんかい!みたいに思う。
垢抜けた発想から生まれた秀才の発想、って感じじゃないね。
それでいてもちゃんと作れたんだから、やっぱり一種の天才なんだろうけどね。
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