フロンと温暖化問題

この二つは、どのように結びついているのか?


フロンの規制を最初にしたのはアメリカだ、と書きました。
オゾンホールという言葉を聞いたことがあると思いますが、地球の回転軸の影響で北極や南極など、極に近づけば近づくほど大気層は薄くなります(地表からの蒸発が少なかったりするのもある)。
アメリカは赤道直下の国ではありませんね。むしろアラスカなどを除いて考えても中高緯度の国です。
そうするとフロンによるオゾン層破壊の影響が極めて大きくなってしまうのです。



地球温暖化の影響を受ける国家はどこか。
モルジブやナウルなどの島国です。
なにせ、海面が数m上昇しただけで国土の大半が水没してしまうからです。
ナウルなどはフィリピンから島を譲り受け、いずれはそちらに首都を移転する、などと言われています。
しかし高緯度の国家は、むしろメリットのほうが大きかったりします。
例えばシベリアには大ガス田をはじめとして資源が大量に埋蔵されているのですが、現在は氷に覆われているため採掘作業がままなりません。
こうした地域が温暖化の影響で7〜10度ぐらい気温が上昇したらどうなるか?
氷は解け、過ごしやすくなり、作業もしやすくなります。
それまでできなかった農業もできるようになるかもしれない。
地球温暖化は、ロシアやカナダなど、高緯度に存在する一部の国にとってはメリットになりえるのです。

(ヨーロッパが地球温暖化に反対しているのは気温上昇が困るからではなく、雨が局地的にしか降らなくなってしまって農業被害が起こっているからです)

アメリカにとっては温暖化は中立でしょうね。
中立とは分かりやすく悪く言えば、どうでもいいということ。
今年ハリケーンは相次いだものの、温暖化との直接の因果関係はないとブッシュは連呼するだろうしね。
巨額粉飾決算をして破綻したエンロンをはじめ、米エネルギー各社はブッシュに多大な献金をしています。
これらの企業は化石燃料の消費に規制が入ったりしたら死活問題ですからね。
ましてブッシュ自身も石油会社出身ということもある。
オゾン層問題にはあれだけ熱心な国家なのに、地球温暖化には見て見ぬふり。
それは緯度を考えれば簡単に答えにたどり着けます。


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