せっきーの世紀末

/(^o^)\日本ヲワタ/(^o^)\

2010/07/31(土)   風変わりな時間

 普通電車に乗って出かけた。3両編成の信州色の電車であり、4人がけのボックスシートがメインである。最初は一人で4人がけのボックスに鎮座していたが、ある駅で旅行客らしき3人の妙齢の女性組が乗り込んできた。「ここよろしいですか?」「いいですよ。」そんなやり取りの後、女性三人はおもむろにトランプを取り出した。
 子どもがいるならともかく大人である。いい大人が何をしているのか、と怪訝に思いながらちら見していると一人が2人分のハンド(手札)を見ているようである。まさかと思ったが、ブリッジをしていたのだ。ブリッジといえば4人でやるものであるが3人でも車内でもやろうとするあたり、この三人は相当なブリッジフリークなのだろう。
 「よろしければお相手しましょうか?」と申し出て、ン年ぶりにブリッジに興ずることになった。3名ともさすがに手馴れたもので、ビッドの段階からとても初心者とは思えない駆け引き。思わず「私は面識がないので、コンヴェンションはなしでお願いします。」と付け加えなければならないほど。相手の3名も顔色が変わり、自身が初心者ではないことに気づいただろう。普通に揺られながらガチの勝負を1時間半あまり。自身はドロー派なのだがパートナーがクロスラフ派だったので途中からは相手の戦術に合わせて戦った。パートナーの腕の熟練もあり(自身の力量が乏しいと踏んだため一番実力のある人を自身と組ませたのだろう)、かなりの大差勝利となってしまった。別れ際には「いやお強いことこの上ない。すばらしい腕ですね。」などと冗談を言われたので半袖をまくって太い二の腕を見せつけながら一人ホームに降り立った。

※コンヴェンション:特定のパートナーに通じる符合を公式の発言に織り交ぜること。たとえば「ハートの2」というビッドに「(本当はハートゲームを狙っているのではなく)エースを2枚持っている」という意味を持たせること。

2010/07/30(金)   ある授業参観

 ♪一年生になったら、などという歌もあるように、小学生になれることを待ちわびる子どもは多い。もっとも、電柱にしがみついて「絶対行きたくない!」と泣き叫ぶ子もいることも事実ではあるが、概して子どもは学校に憧れを持っている。そんな小学1年生が最初の授業参観を迎えれば、みんな張り切るのは目に見えている。
 算数の授業参観。足し算の授業で、2+1=3など算数の中でも簡単な一桁の足し算の授業である。そんなときのひとこま。

 先生「Aくんはいま3円もっています。おかあさんに5円ちょうだいといえば、Aくんはいったい何円持っていることになりますか?」

はいはいは〜〜〜〜い。みんな一斉に手を挙げる。先生が「じゃあ○○くん」と指名する。

 ○○くん「3円です!」

先生は落胆を隠しきれない様子で「う〜ん、まだわからないかな?」と言ったところ、○○親子の切り返しが絶妙であった。

 ○○くん「先生はおかあさんのことをわかってないよ。」
 母親「その通りです」

2010/07/29(木)   長寿大国?

 日本は長寿大国として有名である。長野に至っては平均寿命日本一をずっと続けている県。もともと長野は寿命がそんなに長くない県なのであったが、戦後すぐに食育改革に着手。沿岸県でないことから塩はもともと少なかったものの、特産品であった味噌や醤油などの減塩化など改質に着手。味付けがマイルドになり血液血管性の疾病による死亡率が激減し、今に至っている。
 男性の最高齢は足立区に住む男性で111歳とされていた。この男性が死亡していたことが発覚。それだけでは驚くには値しないのだが、なんと30年以上も誰もその存在を確認していないというから驚きである。老齢年金、長寿記念品、遺族年金などもその間ずっと支給され、しかも口座から引き落とされていたという。金銭の出入りがある一方で健康保険証の利用は30年もの間ずっとなく、疾病にかかる率の高い老人とはとても思えない状態であった。
 基本的には行政は出生届、死亡届によって住民の生死を把握している。だから出生届を出さなかったため戸籍の存在しない人がいること、死亡届を出さないことによって戸籍売買を行う人たちがいることなどは知られてはいるが、今回のようなケースは聞いたことがない。一説によればその家族は30年以上も死体と同居してきたことになる。ハエやしらみなどもそうだし、なにより悪臭に耐えられないだろう。厳格な人だからドアを開けられないといったって、じゃ食事すら摂らない人だったというのだろうか。真相は不明だが、死臭の中に詐欺の臭いも混じっている。

2010/07/28(水)   15年のブランク

 ちょっとの間でもなにかをしなければ勘が鈍るというもの。それまで当たり前のようにしてきたことでそうなるとショックで、なかなか立ち直れなかったりする。たとえば英会話など自身の場合は本当に海外にいく直前までやる機会などない。いざ現地についてみるとお店での当たり前の会話ですらついていくのがやっとになっている。もっとも帰るころにはマシンガンのごとく冗談を浴びせ、店員を笑わせるのであるが。前後の落差がかなりのものである。
 林葉直子。女流将棋界の天才といわれ、連載小説、テレビ、ヌードなど多彩な活動をしていた。サイババに会いに行ったなどと失踪騒ぎを起こした上、中原名人と不倫していたことなどが発覚。1995年に女流将棋界を退会。しばらくはどうしていたのか全くわからなかった。
 その林葉がアマチュアとして公式戦に戻ってきた。15年ぶりの出来事であり、スポーツなどでは考えられないブランクであろう。将棋の内容は中倉彰子に対していいところのない完敗。プロに復帰したわけではないので次の対局がいつあるのかわからないのであるが、往年の第一人者とはいえ15年のブランクは厳しいものだったということだろうか。

2010/07/27(火)   死刑執行の大騒ぎ

 善悪は別にして日本には死刑制度がある。現法相はさきの参院選で神奈川選挙区で落選した千葉景子であるが、就任以降一度たりとも死刑執行をしてこなかった。千葉は死刑廃止論者として有名であり刑の執行には慎重であるべきだとは執行後の今ですら述べていることであるが、現制度と思想とは別問題。現制度に問題があるというのならば法改正をすることによって新たな枠組みを作ることが大切であり、それまで死刑執行の署名をしなかったのは大臣としてただの怠慢でしかない。
 その千葉法相が死刑執行に署名し、異例の立会いまで行った。ようやくひとつの仕事をしたという印象ではあるが、なぜ今なのかという疑問はぬぐえない。ともあれ刑が執行されたという事実がこれほどまで大きく報じられたことなどあっただろうか。
 日本のメディアスクラムは異常であると思うことが多くなった。5月までは普天間問題をただ一点張りしておきながら代替案すら提示できない。首相が変わると今度は国家戦略室の構想や消費税問題ばかり論じ始める始末。それぞれが問題であることは認めても、日本の報道のあり方ではどこに問題があって現状を迎えているのか、さっぱり理解できない。異常なメディアスクラムによってメディアや官僚に不利になるような(法)改正(たとえば予算編成、取調可視化、記者クラブ廃止)が大きく遠ざけられはじめていることも事実である。
 誰しも自身にとって不利になることには異議を唱えるものだ。議員歳費の日割り制度が今度の臨時国会で論じられるというが、この問題は自民党が50年以上もたなざらしにし続けてきた問題。議員関係は少しは改善の兆しが見えてはきたが、メディアの改革はさっぱり進まない。再販制度や記者クラブ制度に守られ、取材源秘匿などにより捏造記事を出し続けても損害賠償するどころか、逆に訴訟を起こすことさえ可能な現実がある。劣化著しい日本のメディアに自浄を期待するのは無駄である。法を厳しくし、厳格に適用すべきであろう。そうなれば法改正による圧力などとメディアは不平をもらすのであろうが、そうなった原因をメディア自身が把握できていないとは到底思えないのだが。

2010/07/26(月)   エールとチーズが美味い時期

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 ラガービールというのがどうも好きになれない。と書くと麒麟麦酒が嫌いなのかといわれるかもしれないので敢えて書くが、日本のビールというのはすべてラガーである。ビールの製法には上面発酵(エール)と下面発酵(ラガー)の2種が主にあるのだが、日本のメーカーは下面発酵のビールしか作っていない。商品名がドライなどと別の名称がついていてもそれは同じで、日本のビールはラガー特有の苦いものとなっている。
 しかし、上面発酵のビール(エールビール)もおいしい。味にコクがあり苦味はそれほどなく、香りもフルーティーなものである。ときにはさくらんぼやももの果汁を加えたビール(ベルギーのブーンなど)も売られていて非常に美味なのであるが、それはあくまで海外での話。日本では果汁を加えたビールの販売は禁止されている。非常にもったいない話である。
 トゥーイーズニューやVB(ヴィクトリアビター)といえば豪州の定番ラガービールであり、バーベキューなどの肉料理と非常に良く合う。それと同様に、エールビールにはチーズが恐ろしく合う。エールといえばイギリスのペールエールが有名だけれど、あえてベルギーのシメイ(chimay)をお勧めしておきたい。白、青、赤とあるけれどどれも恐ろしく非肉蛋白と合う優れもの。ただアルコール度数は7〜10%もあるので、飲みすぎには気をつけたい。

(写真:左からブルー、レッド、ホワイト。当然のごとく飲んだ後の空瓶です)

2010/07/25(日)   新型スカイライナー

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 自身は新しいもの好きなほうではない。一つのものをこれと決めたらなかなか変えない頑固なタイプである。そんな性格は各所に如実に現れているのでいまさら自己申告するまでもないことかもしれないが。
 東京に行く用事があったので、ついでに成田スカイアクセス線を見に行く。山本氏がデザインしたという新型車両は北越急行のはくたかと同じく、時速160kmの運転を可能にしたというもの。日暮里からとは言え成田までが36分とは驚く限りである。驚くだけではなんなので実際に乗ってみたが、やはり京成本線などは遅いんだね。青砥や京成高砂入線前などはホームの構造から減速せざるを得ないし、北総線もホームドアがついているわけではない。それでも新規開業区間の速さは圧巻もの。電車に乗って久し振りに「速い」と思った。
 電車の場合は路線網も大事だけれど線形などの施設も大切である。カーブや人の多い駅などがあればどうしても減速せざるを得ないから。先も指摘したことだが中央線のように見事な直線を持っていながら、需要が多すぎるために特急の運行が困難になってしまう路線というのも存在する。今回新規開業した成田湯川周辺は人口もさほど多くないところではあるが、東京メトロ東西線が開業したときも同じようなものだった。西船橋への快速路線と言われ、駅数も少なく快速が浦安に止まらなかったのも今は昔。分譲ラッシュを経て新駅が相次ぎ開業し、運行本数も乗車人員もウナギ登りに増え、所要時間も遅くなる一方である。京葉線なども似たようなものだろうか。
 北総線の特急運転の開始で線内の所要時間格差がかなり広がった。北総線の中間に位置する大町より東端に位置する印旛日本医大のほうがあらゆる意味で便利になる日が来るなんて思いもつかなかった。またこれも周辺で分譲ラッシュが進めば新駅開業が続き、特急の速度も落ちていくのだろうか。

(写真:撮影筆者@京成上野駅)

2010/07/24(土)   衝動買いしておけばよかった

 衝動買いという言葉がある。さして買いたいものでもないのに咄嗟に買ってしまうことを指す言葉である。自身もよくやるクチでありかなり無駄遣いしたほうだろうが、最近は自制もできるようになった。たぶんね。たぶん。
 PC関係でとあるUSB接続の部品が必要になった。この前秋葉原にいったときに店頭で山積みにして売られていたなぁ、などと思っても、いざ目の前でその商品が買えるわけではない。仕方なく家電販売店に赴きこういう部品が欲しいという旨を伝えると、出されてきた部品の価格は7980円。自身が秋葉原でみたときは520円だったはずなのだが。。。衝動買いの機会が減ったのはよいことかもしれないが、逆に「あのとき買っておけばよかった!」と悔やむことがかなり増えてきた気がする。
 週末であれば特急で東京まで行っても東京圏内乗り放題がついて8000円である。部品のスペックは異なるかもしれないけれど、タダみたいな値段である。というわけで東京へ行った。しかしその部品を大量においてあった店からその部品がなくなっている。なんてことだろう。そうである。東京は商品の回転数も尋常ではなく早いのだ。まだあるだろうと思う自身をよそにどこに行っても見当たらない。このままでは何のために東京に来たのだろうという話になってしまう。
 足が棒になりそうなほど歩き、2時間強ほどかかってやっと同じようなものを扱っている店にありつく。504円。その部品で問題なく動作したのでほっと一息である。2時間で16円の差ということは、時給8円ということになるのだろうか。都市の暑さに頭がやられそうになりながらも不思議な充実感に身を包まれた一日だった。

2010/07/23(金)   古書高騰

 学生時代は古書によくお世話になった。なにぶん学術書というものは高いの一言に尽きる。その上、その授業が終わればお役御免というのも教養時代では珍しくないこと。いまでも後生大事にマクロ経済学や計量経済学などの本は持っているけれど、日本国憲法の本や心理学の本などは処分してしまった。さすがに自身の専門書になれば処分することもなく、いまでもフル回転で利用している。
 絶版になった本というのはどうやって入手すれば良いのだろう。そう言えば自身の書いた攻略本もすでに絶版である。欲しいなどと言われても売っていないのだから入手する手段もないというもの。神保町などの古書街を徘徊することで見つけ出そうとはするのだけれど、それで見つからなければどうしようもない。
 古本というのはニッチな市場であり、まさにオークション向けのものである。さて自身が探している商品はあるのか、と検索すると何点かすぐに出てきた。これはすごいと思ったのもつかの間、価格表示が間違えているのではないかと思えた。なにせ定価が1854円の書籍でありながら、オークションの開始価格は7500円。いったいどういう冗談なのだろうという印象であった。とはいえ自身のようにその商品を欲している人がいるからこそこのような価格設定になるのである。物価を鎮静化させるためにおとなしく購入を断念することにした。

2010/07/22(木)   検札

 田舎に住んでいるもので電車の本数が少ない。両数も短い。客数も少ない。駅間距離はかなりある。無人駅が多い。それらの要素のためか、車内で検札がくる機会が非常に多い気がする。さすがに1電車1時間ちょっとの乗車で3回も4回も検札に来たトランスパースほどひどくはないが、それでも3乗車につき1回は間違いなく来ている。
 山梨方面に向かうと、茅野〜青柳の間または小淵沢〜長坂でかなりの高確率で検札がやってくる。どちらも駅間距離が相当長い区間。自身は正規の乗車券や企画乗車券を持っているからよいものの、思ったより無賃乗車を決め込むという人間は多いものだ。1両につき5人が清算しているとして1編成3両で15人。未収運賃はかなりのものになるのではないかと懸念している。
 長野方面になると姨捨付近でたまに検札が訪れる。とはいえ乗車人員が前記の比ではないため機会も少ない。有人駅など長野、川中島、篠ノ井、明科、松本だけなので、こちらもどれぐらい運賃を正しく回収できているのか、分からない。
 JR西では無人駅に機動的に駅員を派遣したりした結果、多くの不正乗車を摘発し増運賃も回収したということだが、同じことをJRの他のグループでできないのは何が原因なのだろうか。コストに見合わないという会社判断かもしれないが、利用客に不正乗車はコストに見合わないというように認識させるのも事業者としての大切な役割だろう。地方路線は収益性に乏しく慈善事業のような面を多分に孕んでいることは認めるが、ルールはきちんと運用してほしい。

2010/07/21(水)   無料修理?リコール?

 デジカメが壊れたと書いたが修理されて返ってきた。再現性のあまりない症状であり時には通常通り使えるが時には使えないという状態だったので修理に出すのもどうかと思ったが、いざ使いたいときに使えないと困るので致し方なし。これが携帯電話の修理などであれば「再現性のない故障修理はお受けできません」などと門前払いされるのでどうなのかと気をもんでいたが、別に何も問題なく修理を受け付けてくれ、念いりに調べてもらえたので感謝している。
 修理代金はいくらぐらいかかるのか。メーカー修理とは別に小売店のワランティ(独自保険)に入っていたので無料だとは聞いてはいたが、実際のところメーカー修理の対象となったということであった。とはいえ購入から1年など過ぎているというのに。もっともこの手の修理の話などは最近はめっきり多く、なぜか無料で修理されるということが多いのである。車ではないがリコール隠しというのか、それまでは欠陥品を使わされていたのかと怪訝にもなってしまうというもの。
 なにはともあれこれで通常通り使うことができるので一息である。デジカメの世界の進歩も著しいのだけれど、個人的には5メガピクセルと10メガピクセルの違いなど、全然わからない。単にデータ量が膨らむだけではないのかという印象も抱く。普段の撮影モードなどせいぜい3メガピクセルであり、ときには0.6メガピクセルにセットしているぐらいなのだが、それでも最大画素数もズーム倍率も膨らんでいく一方である。本当に世の中の要求によってそれらは進歩しているのだろうか。疑問は尽きない。

2010/07/20(火)   成田スカイアクセス

 JR線は全線乗りつぶしている。では私鉄はどうかと言えばそうではなく、名鉄などをはじめ全然その気がなかったりする。全線乗りつぶしている私鉄と言えば北越急行、静岡鉄道、智頭急行、みえ鉄道、南海、泉北高速、北大阪急行の7つだけと少ないものである。新線開業もJRのものになれば宮崎空港線などをはじめ、すぐに乗りに行くのだが私鉄に関しては全く興味もなく、ふーんという気持ちである。
 そんな自身でも久し振りに興味をもつ新線が開業した。印旛日本医大〜空港第二ビルの成田スカイアクセスである。時速160キロの高速運転を可能にした路線で、遠い存在の成田と都内の日暮里を36分で結ぶというから驚きである。ほかに時速160キロなどの運転を行っているのは北越急行ぐらいのものだろう。
 さて唯一の問題はいつ見に行くか、である。今週末にでも訪れたい気持ちはあるが、あいにくデジカメが壊れてしまい修理中。ついでに新しいデジカメを買うというのも選択肢のひとつではあるが、2年で買いかえるのはさすがに早い気がして躊躇している。

2010/07/19(月)   ダイヤの不思議

 飛行機のダイヤを見ていると面白い。普通は5分単位のスケジュールが書かれていて日本もそうなのであるが、アメリカなどでは1分単位で書かれていたりする。乗り継ぎに必要な時間も41分とか、非常に中途半端な時間まで規定されていたりする。ではそれだけ厳密な運航がされているのかといえばとんでもない話であり、数時間遅れも珍しいことではなかったりする。
 オーストラリアも5分単位。ただ、ひとつだけ例外がありそれは何かといえばパース便である。24:00丁度に着陸する予定の便に関しては23:59とされている。これは24:00と書いても0:00と書いても日付などの関係でトラブルが起こることを回避したものだろう。自身も使ったがパース→シドニーは7時間かかり、日付が変わる便も存在する。国内線とは思えない時間である。国際線に至ってはもっと劇的であり、ロンドン→シドニー便やサンフランシスコ→シドニー便では2日も日付が変わったりする。
 日本で最も就航便数の多い単一路線は羽田=新千歳の52便(往復104便)。サンフランシスコ=ロサンゼルスの88便(往復176便)、シドニー=メルボルンの78便(往復156便)には到底及ばない。国際線で言えば近距離便がやはり多くなり、クアラルンプール=シンガポールの30便(往復60便)やロンドン=フランクフルトの17便(往復34便)がかなり多いほうである。日本では成田=ソウルが一日15便(往復30便)。東京=新潟や東京=山形など、新幹線の整備に伴って廃止された路線も多いことを考えれば、羽田=新千歳の本数も新幹線ができれば激減したりするのだろうか。飛行機嫌いではない自身にとっては陸上移動の東京=博多の利用ですら苦痛以外のなにものでもなかったのだが。

2010/07/18(日)   羽田拡充

 日本は新幹線網が充実している。アメリカなどと違いテロの危険性が低いこと、国土が狭いことなどが理由だろうか。今冬には東北新幹線は青森まで延伸され、翌年には九州新幹線も鹿児島まで直通するようになる。青森から北の動向は不明ではあるが、青森から東京、大阪、博多を通って鹿児島までは新幹線で結ばれることになる。分枝に秋田、山形、上越(ガーラ湯沢含む)、北陸(長野行)、博多南線の5線を有する長大新幹線である。
 その新幹線に対抗する飛行機はなかなか伸びてこない。大規模空港の整備が進まなかったことなどが原因であるが、この10月から羽田空港が拡充されることになっている。あわせて国際線も導入され、短中距離から長距離の路線に至るまで、23時から翌日早朝までの深夜枠を用いて10数路線が開通予定である。たとえばシンガポール航空は1日2往復の羽田乗り入れを決めた。
 それに対して欧米便のほうは伸びがない。欧州便はパリ行きだけが決まってはいるが、ほかの路線に関しては時差などの関係から利用客に不便なダイヤにしかならないという。とはいえ羽田は混雑空港。昼間は国内線に対してすら機材の大型化を義務付けているというほどであり、とても国際線の枠を設けられる余裕などない。米国便もニューアーク、ロサンゼルス、ホノルルぐらいになりそうである。
 日本の航空政策は失敗続きであり、仁川が実質的に日本のハブ空港になっているという現実がある。自身も仁川経由を利用したことがあるが、時間がかかることを除けばとくにいらだちもなかった。空港の設備も充実しているしね。なにはともあれ、今回の拡充を機にアジアの中で勝ち抜いていくための政策を鍛え上げて欲しい。

2010/07/17(土)   いやいやの相槌

 相槌をうまく打てる人というのは存外少ない。話題の守備範囲が広い人はよいけれど、そうでなければなかなかピーンとくる相槌など瞬時には打てないもの。理系ネタと経済ネタ、ほかには歴史ネタと自虐ネタなら自身でも瞬時に気の利いた答えを返せるけれど、いきなりNBAとかセリエAの話題を振られても答えに窮してしまう。そんなときはたとえ「誰それ?」とか「それどこのチーム?」というふうに思っても「なるほど。」「へぇ〜」という返事をするだろうか。
 よくいく店に変な店員がいる。なにを話しかけても「いやいや。」「いやいや。」たとえば「○○さんってかっこいいですよね」「いやいや。」。「○○さんって手際いいですよね。」「いやいや。」
 ところが当人に絡まない話でも全く同じ返答だから困る。「今日は▲▲さんはお休みですか?」「いやいや。」。それならまだ本当かもしれない返答であるが、「○○さん話聞いてます?」という問いにさえ「いやいや。」
 もう話しかけるだけ無駄ということだろうか。

2010/07/16(金)   火急の用

 いきなり仕事が詰まった。まあそんなことはよくあることで、自身などいきなり詰まるときのための予備要員のようなものである。頭でっかちで役立たずの自身でも、たまには使えるときがくるというもの。
 とはいえ仕事を急がせる側も急がせる側だと思うことがよくある。たとえば物理的に不可能な日程であったりする。そんなに急がせるならもっと前に話をもってくるべきだろうに。そんなふうに思ったところで口に出せるわけでもなく、可能な限り相手のわがままを無言で聞きいれることにしている。
 というわけで、自身が忙しいときというのはほとんどは自身の都合ではない。他人の都合である。しかしながら他人にスケジュールの紐をがっしり握られているというのはどうも。。。たまには自身だって自由にいろいろとやってみたいと思ってみたりもする。

2010/07/15(木)   中央線

 一昔前はこのサイトはほとんどが電車でGo!の関連の記事であった。あれからもう11年になるのか、唐突に自宅に電話がかかってきて電車でGo!の攻略を手伝って欲しいなどという寝言を聞いた。えくさーつー(ちゅー)氏の仕業であった。力量不足で各位に迷惑をおかけしながらも絶叫をし続けなんとか終わらせた印象であった。
 電車を運転するというゲームはありそうでなかったジャンルのひとつだった。動画の処理がおいつかないというのが原因のひとつであり、PCのハイスペック化が進んだ現在では考えられないだろうけれど当時はかなりの悩みの種であった。電Go!などはポリゴンにして簡素化しているものの、それでも初代の降雪時をはじめ、処理落ちすることはよくあった。
 一番最初に電車運転シミュレーションゲームが実現したのはJRの中央線の中野=豊田の区間である。中野から立川入線までは本当にきれいな直線であり、動画編集に苦労することがなかったからとか。他のメーカーから出された南海ラピートのゲームなどはカーブ部の処理がいい加減なまま市販され、なんばから新今宮まで4分かかってしまう欠陥ゲームになっている。
 その全国的にもまれな直線をもつ中央線。当然電車の速度も理論上は日本最高速であってしかるべしなのだが、実際には残念ながらそうはなっていない。早朝のあずさに乗り夕刻のあずさで帰還したものの、どちらもその最もすばらしいはずの直線区間の速度がもっとも遅いというのだから困ったものである。まだ用途が日常の通勤でないだけ、良しとしますか。

2010/07/14(水)   SIMロック解除

 Immt! I wanna have lunch w/ U! C@wf. Im 6!(お腹がすいた!一緒に食事に行きたいわ!埠頭で会いましょ。真後ろよ!)だなんてメールを普通にしてきたせいかあまり違和感を覚えないから困る。略語というものは本当にいろんなものがあり、lol(laughing out loudly、爆笑)やエイトの発音を取り込んだCUL8R(see you later、またね)なんてのもある。冒頭の例で言えば "I'm empty! I want to have lunch with you! See at wharf. I'm behind you!"(時計の6時の位置)である。
 日本の携帯電話は英文字入力が困る。だいたい大文字小文字を使い分けなければいけないのが大変。無視して全部小文字入力でもいいのだけど、海外のもののように文頭判別機能でもつけて自動で大文字にしてくれればいいのに、と思う。それにもまして同ボタンの単語を入力するのが苦痛である。たとえばhigh。highとも4の項にあり、それぞれの文字を入れた後、いちいち右を押さなければ次に進まずストレスがたまる。日本語だと相生(あいおい)みたいな単語は不自由である。しかし海外の端末では0.5秒も入力しなければ勝手に次の文字だと判断するので、いちいち右を押すというようなことをしなくて済む。
 SIMロックが解除されるとか言われていたが、実際にNTTドコモからSIMロック解除された端末が発売された。実施はまだだが、ソフトバンクも前向きだといわれている(iphone除く)。しかしSIMロックが解除されたところで共用可能なのは通話のみなのがいただけない。NTTドコモの人間がY!ケータイに接続されたところで対応していないのだから致し方ないのだけど。世界で最もガラパゴス化していると言われる日本の携帯業界だが、まだこうして幕を開けただけ良いのかもしれない。SIMロック解除が実効性を持つかどうかは今後の関係各位の努力次第と言ったところか。

2010/07/13(火)   流行語

 ツィッターというつぶやきサイトが流行っているとのこと。しかし所詮ブログブームにすら乗らなかった人間である自身がやってみることなどない。その前にはホームページブームが起きたが、そのころにはすでに自身は確立されたページを構築していた。手を変え品を変えという印象ながら15年。長いものである。
 似た言葉にツイスターというものがある。ツイストといえばひねるという意味であり、文字通りひねるもの、という意味である。上半身のツイスト(ねじれ)運動は腰周りの脂肪を落とすのに適しているといわれ、関連するマシンジムも多くツイスターと呼ばれている。ツイスターというのはダイエットの有力なひとつの選択肢である。
 しかしツイスターダイエットといえば「日本のねじれ国会」という意味である。少し前にイギリスで国会が宙吊りになったときはハングパーリァメントなどと呼ばれた。どこの党も過半数を制していないという意味である。しかし日本では下院が民主過半数、上院も民主が過半数には及ばないものの第一党であるのがまだ救いだろうか。連立の組み替えは避けられないだろうが、敗北の原因すら理解できていない民主党現執行部の留任はもっと理解しがたいこと。責を負い辞任するのは自民党時代に続いた役職を投げ出すこととは全くの別物であろうに。

2010/07/12(月)   ワールドカップ終了

 初のアフリカ開催となったワールドカップはスペインの初めてとなる優勝で幕を閉じた。
 それにしても荒れた決勝戦となった。決勝戦だからこそそうなったのかもしれないが、胸への蹴りは一発退場だろうに。その後にもスペインへのボール返しでもかなり悪質な行為が見られたり、抗議など遅延行為を何度も行ったり散々で、当初はオランダを応援していたのだが試合途中からそうではなくなってしまった。最後の誤審(CK→GK)は御愛嬌と感じられてしまうほど。
 テレビを買ったついでに見た印象が強かったが、さすがに世界最高峰の戦いとあって面白かった。日本もそこそこやれるところをみせてくれたものの、やはり決勝の舞台に立つ日などまだまだ及びもつかない。本田も川島もすごかったものの、フォルランやカシーシャスとははるかにレベルが違うようである。
 そのフォルランはMVPを獲得。4位からのMVPというのもすごいが、納得の結果である。彼以外に印象に残るゴールが2つあり、ひとつはウルグアイのスアレスが韓国戦で決めた2点目のシュート。そしてもう一つが、ガーナがアメリカを下した延長開始早々のギャンのシュート。サッカーの選手というのは広島の達川みたいな選手ばかりなのかと思っていたのだが、ギャンは倒れてペナルティをもらうことよりもゴールを決めることに飢えていた。まさに不倒のゴールという印象で、開催地域のこともあり、今大会のベストゴールなのではないかと思う。スアレスのハンデによるPKは不運にもはずしたが、その後のPK戦で積極的に行ったのも好印象だった。

2010/07/11(日)   セルフレジ

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 商店というのは思いのほか万引きの被害に遭いやすいところである。その年齢層も中学生などから年金生活の老人に至るまで幅広く、被害金額もただ1品の数十円の場合から時には数万円に及んだりもする。店側も対策を練ってはいるがいかんせん人員が足りない。未遂のものを捕まえたところで正規金額以上のものを請求できるわけもなく、頭を悩ませている。
 そういうわけで日本でセルフレジが導入されたときはかなり驚いた。人員不足は分かっても、日本は個人の買い物客が過保護にされている世界。海外などと違い、出入口に警備員が常に張っていて「かばんを見せろ」"May I have a look of your bag?"などと言われる世界ではない。しかしその心配は杞憂に終わったようだ。
 むしろ現在の問題はマイバッグに関連する万引きであるようだ。環境保護の観点からプラスチック袋を有料にする府県も相次いでいてマイバッグ持参を奨励する一方で、マイバッグに未清算の商品を入れて盗む事件が相次いでいるという。重油由来のプラスチック袋の削減でどれだけ環境のためになるのかというところには大いに疑問符がつくところではあるが、なによりそんなことよりマイバッグのせいで店側の被害が拡大しては本末転倒だろう。環境問題も大切なことではあるが、まずは地域の犯罪(万引き)を撲滅するところからはじめなければ。

(写真:海外と日本のセルフレジ比較。一番よく押されるボタンは上の左から3番目EFTPOS Cash out=日本でいうデビットカード支払い+預金引き出し、である。暗証番号を入れるついでに出金でき、しかもコンビニATMなどと違い、硬貨まで出金可能であるのがメリット。card と cards の違いなど、芸が細かいというべきだろうか。)

2010/07/10(土)   10戦全敗

 プロとアマの差というのはどれほどのものなのだろうか、という問いについて考えることが良くある。たとえばゴルフなどでは数名のアマがプロツアーに出ていることが普通である。ツアー終了後は中間から下位に位置することが多いけれど、たまに10位前後にまで食い込むアマが出現することもある。ちなみに何位であれ、アマは賞金はもらえない。
 ボーリングやビリヤードの世界にもプロというものはある。しかしアマのレベルが高いというべきか、プロとアマのレベル差がそれほどないというべきか、プレイヤーの裾野が幅広いためか、あるいはゲームの性質ゆえなのか、アマが勝つことも決して珍しくない。マスワリ(ビリヤードで相手のターンが回る前に全部の玉を落としてしまうこと)や300点(ボーリングのパーフェクト)などはプロでもそうそうは出せないもの。アマにそれらを出されては負けるのは必然である。とくにビリヤードにおいてはマスワリ3連続ぐらいはまではアマでも時折出すことがあるし、マスワリも300点も、勝敗全体の趨勢という意味ではあまりたいしたことはない(一回こっきりの勝負ではないため。本当のプロならマスワリよりコンフィニ《=コンビネーションフィニッシュ、9番を合法的に落とすこと》を狙う)。
 将棋の朝日オープンのプロアマ戦10戦が行われた。結果はなんとアマの10戦全敗。それまではアマは毎年3勝7敗という成績だったのだけどね。それまでの3勝という数字が健闘した結果なのか、それとも今回の全敗が妥当な結果なのかは分からないが、個人的には今年の結果がたまたま悪い方向に偏ったのではないかと思う。来年はアマは5勝、いやできれば勝ち越しぐらいの活躍をして今年の借りを返して欲しい。

2010/07/09(金)   ホールデンと人生

 オーストラリアに行くたびにTABに行っていた。カジノもいったがそれほどではない。TABというのは公営賭博場のことであり、宝くじ、競馬やモーターレースの券が買えるほかスロット(ポーキーと呼ぶ)などがおいてあり、パブが併設されているところも多い。カジノとの違いはカジノは州に1つのみでありメインは外国人であるのに対し、TABはそこらじゅうにありほとんどが現地人である。TABで日本人はおろか、アジア人を見た経験が本当にない。
 親友宅の最寄のパブ併設のTABで木曜日はホールデンの大会をしていた。ホールデンとはポーカーの一種であり、手元にカード2枚、場に配られるカード5枚から5枚を選択して高い役を作るゲームである。親友がこのゲームに滅法強く、亜流であるスタッド(2+5ではなく3+4)も含めて何度となく優勝していた。クレイジーな肝っ玉と勝負強さだ、なんてよく言われていたし、なぜか自身も「アンタ、大変だな。同情するよ。」などとよく冷やかされたものだった。
 ホールデンの決まり手は実に40%はワンペアである。残り40%はツーペアであり、ノーペアで勝利することも珍しくない。とはいえ場にスリーカードができれば必然的に全員がスリーカード以上、フルハウスを含めた戦いになるので強気になりすぎるのも無理がある。フォーカード以上の役にはご祝儀も発生するため熱くなりすぎると必ず破滅する競技である。当時も書いたことだがフォーカードの相手に対し親友がストレートフラッシュで勝利を収めたときなどは相手がオールイン(全額賭け)するなど異常なほどチップが積みあがっており、場内が騒然としたのだった。場札はA2244で相手は4のフォーカードだった。
 しかし伏せられた2枚がどう機能するかは本当に運である。たとえ手元に最強であるAAペアがやってきても、相手がスリーカード、ストレート、フラッシュなどであれば負けてしまう。AAワンペアが3・2のツーペアに負けるなんてのも良くある話。5・3という弱いカードでも状況によっては最強のカードになりえる。
 もっとも場況と自身の状況を見くらべながら勝負を挑むというのはほかの事でもそうかもしれない。勝負できる手のときにはできるだけ吊り上げられる力量が必要だし、時にはブラフも必要になる。就職難が続く時代。リクルートスーツに身を包んだ大学生をみるにつけ、たとえ手の中が2・7のような辛い手であろうがブラフを含めた総合力で戦い抜いて欲しい、できれば伏せられた2枚の手の中をAAとは言わないまでもQQぐらいにまで鍛え上げて欲しいと思う今日この頃である。

2010/07/08(木)   空港半減を

 日本には空港が多すぎる。空港を作り圧力をかければ全日空か日本航空のどちらかが路線を開設させられていた。着陸料などの空港使用料を支払って赤字の路線ばかりが膨らみ、撤退しようとしても反発が大きく容易でない。そうして航空会社の業績は低迷の一途をたどり、日本航空は上場廃止の憂き目に遭った。
 空港使用料は着陸料もそうだけれど施設使用料もどれほど適切なものか分からない。たとえば信州まつもと空港においては日本航空が支払っていた年に1億円超のテナント料がフジドリームエアラインズに変わることにより同2000万円前後に激減した。減収分をどうするのかと思ったが、なんとこの収入でもやっていけるというのだから驚いたのなんの。もちろん賃貸スペースは縮小するとはいえ、あまりの格差である。JAS時代から日本航空はいったいどれほど高額のテナント料を支払いつづけてきたのか。驚きを隠せない。
 伊丹から上海にチャーター便が飛んだ。実に16年ぶりの出来事であり、はっきり言って悲しい出来事である。何度も伊丹国際線の復活を要望してきた兵庫県知事の井戸はチャーター便ならかまわないとの了承を取り付けた。公金を使って「満足だ」などと何を考えているのか理解できない。国土の狭い日本においてあんなに狭いエリアに3空港も必要ないだろう。伊丹の廃止も必須だが、その前に超大赤字の神戸空港をどうにかしろと井戸を詰問したくなる。井の中の蛙、大海を知らずというやつだろうか。

2010/07/07(水)   出遅れ美味

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 南米を訪れたことがない。そのため、チリもとい地理に関しては疎い。ベネズエラ、ブラジル、アルゼンチン、チリぐらいしか分からない。それらも位置的には分かっても、どういう都市や観光地が有名なのかといわれてもぴんと来ない。マチュピチュぐらいなものだろうか。
 なにしろ遠さがただならぬものがある。ちょうど地球の裏側にあたり、シンガポール=ニューヨーク(20038km、19時間)の運航が可能になるなど航続距離が伸び続ける中にあっても日本から南米への直行便というものはまだない。たとえばサンパウロに向かう場合、ニューヨーク経由が普通である(着陸料が高いので節約するのであればマイアミ経由などもある)。ほかにも地球の裏側に向かう便というのはロンドン=シドニー便(17000km)やフランクフルト=シドニー便がそうである。直行便などなく、シンガポールまたはバンコク経由である。もちろん前述のロンドン=シドニー便に関しては需要も経由便数もかなりあり、機材として直通便を飛ばすことは可能ではあるが、ビジネス需要ではないため実現していない(シンガポール=ニューヨークは全席ビジネスクラス)。9時間でも辛いというのに19時間もエコノミーシートとなれば発狂してしまいそうである。
 そうした地理への疎さゆえか、ワールドカップの日記でウルグアイとパラグアイを混同していたのは内緒である。個人の記事であり誤記も普通にあること。ご海容願いたい。そういえば産経新聞は今日も見事な誤植をやらかしてくれたようだ。他の新聞社では当たり前である校閲システムを導入する費用さえ出せないのだろうか。新聞業界にあって産経新聞は出遅れ気味どころか周回遅れ気味である。仮に誤植はなくせないこととしても、誤植したことのお詫びと差し替えた日時ぐらいは必要だろうに。

2010/07/06(火)   コスト意識

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 流通にはコストがかかるらしい。ただでさえ原油高で輸送費が高騰しているというのに中間マージンを取る業者がいくつもあるのである。もちろんそれらの業者はそれぞれの仕事をしており完全に無駄であるというわけではないのだが、それらのコストもすべて転嫁される消費者はたまったものではない。
 ということは、日本にいるときはほとんど思わない。しかし、外国に居るときには本当に毎日のように思う。ユーロ導入の際、アテネ五輪が開かれ物価はものすごく値上がりした。反対にアイルランドでは1ポンドより1ユーロのほうが価値が低くなり、みなが1ポンドではなく1ユーロを寄付するようになった結果、宗教施設が集められるお布施の金額が激減した。シドニー中心部から空港までの鉄道運賃は7年前は9.8ドルであったのに、10.8ドルになったと思ったら12.6ドルになり、14.8ドルになり、今や18ドルもかかる。いったいどうなっているのか。
 日本の消費者は価格に敏感である。数円の安さを求めていろんなスーパーに押し掛けたりする。だからこそ商店のほうは海外と異なり安易な値上げが不可能なのであるが、しかしその割に、日本の消費者は時間というもののコストを考えることができない。ときにはガソリンなど、交通費というコストを考えることができない。どんなに安くとも交通費がかさめば意味がないだろうに。故障しやすい商品やメンテナンスに手間がかかる商品も同じであろう。物事を総合的に考える癖をつけておきたい。

2010/07/05(月)   ラッピング

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 新聞の全面広告というのがある。一昔前までは最も高価な広告と言われたものであった。全国紙で数千万円というのが相場。テレビのCMもゴールデンタイムであれば15秒で100万円前後と高額で、しかも何度となく同じものを放送しているので費用もかさむのだろうけれど、個人的にはどうしてもインパクトが弱かった。
 印象に残るようなCMがなかったというのがその理由だが、最近は全国紙でも印象に残るような全面広告というものを見ていない気がする。景気の低迷が続き、企業が広報費を節減しているためだろうか。
 その一方、地方紙では効果的な全面広告を見る機会が多い。信州まつもと空港の広告もそうであったし、個々の企業でも県内限定ならば出せるところもあるだろう。全国紙と比して広告費がかさまないこともメリットである。
 通勤で使う路線バスがラッピングされた。もちろんこれも増収策の一つであり、乗客利用が低迷する中、経営陣は必死なのであろう。とはいえそのラッピングのセンスがないようが気がして複雑な心境である。このバスに乗って通勤というのはちょっと、という印象。試行段階なのか本段階なのか分からぬが、よい方向に進めてほしいと願っている。

(写真は長崎の路面電車。2010年撮影。撮影筆者。)

2010/07/04(日)   ダヴー

 ナポレオンと言えばほとんどの日本人でも知っている。しかしダヴーと言われて分かる人というのはほとんどいないのではないか。ナポレオンの1期下の将校、Davoutである。
 19世紀前後、長年続いた英仏戦争。食糧自給がままならないイギリスに対し、フランスは欧州一の農業大国。ナポレオンは経済封鎖をすることでイギリスを攻略しようとしたが、産業革命に成功したイギリス産業に依存していた各国からは苦情が噴出。フランスの工業力で賄える話ではない。ロシアは勝手にフランスの貿易封鎖令を破りイギリスと交易し、ナポレオンはロシア戦争に踏み切る。50万人の兵士を凍土で失ったナポレオン率いる仏軍はパリの陥落という事態を迎え、タレイランの老獪さでなんとか旧領のみは維持された。
 ナポレオンは老年期に無理な戦争に踏み切ったという説もあるが、若かりしころもエジプト遠征を試み、トルコ・イギリス軍に惨敗している。軍勢を残したまま敵前逃亡の状態でパリに戻ると、銃殺刑が必至の情勢でありながら人気を利用しクーデターを起こし、政権を奪取した(弟リュシュアンが議会議長だった)。エジプトに残されたフランス軍は猛暑の中コレラに罹り、全滅した。
 ナポレオンの侵略戦争が無理だったのはアウエルシュテットの会戦もそうだろう。イエナを主戦場と踏み90000人をイエナに、25000人をアウエルシュテットに向けたフランス軍に対し、連合国はイエナ51000人、アウエルシュテット63000人の軍容であった。イエナでナポレオンが順当勝ちを収めたのは当然だが、そのダヴーはアウエルシュテットにて2倍以上の敵軍を壊滅させる働きを見せた。これだけの大差をひっくり返したのはほかには項羽ぐらいであり、近代戦争においては1度もない。ダヴーの卓越した指揮能力がいかんなく発揮された。
 ダヴーの勝利でフランス軍はプロイセン(ドイツ)を支配下におくことに成功する。そうして先ほどのロシア戦へと続いていくのだが、アウエルシュテット戦を率いた将軍がダヴーでなければフランス軍は順当に敗退し、ロシア遠征もなかった。ダヴーの非現実的な活躍がナポレオンを勘違いさせたと考えるのは穿ちすぎだろうか。ちなみにその後もダヴーはハンブルグに1年以上籠城を決め込み連合国を苦しめ、ナポレオンがワーテルローで惨敗した後もマルモンと違い、敗残兵を保護しつつパリの防衛に成功、講和に結びつけた。カルノーとスールト(あるいはグルーシー)にパリを任せダヴーが本人の希望通りにワーテルローに赴いていればナポレオンの無残な惨敗もなかったかもしれない。

2010/07/03(土)   マナーマター

 海外にいると路上でも禁煙である。それどころか飲酒すら禁止されている。そういうわけでふっとビールが飲みたくなった時、いつも茶色の紙袋に入れてもらっていた。そうしてラッパ飲みをすると傍目には何を飲んでいるのか分からない。決して自身だけではなく、多くの人たちがそうしていた。なにしろ勤務中の昼食と一緒にビールを頼んだりすることが日常茶飯。アルコールは貴族の文化という習慣が根付いている。
 自慢できることではないがなにぶん飽きっぽい性格なもので、なにかひとつのことをひたすらやるというのは苦痛である。散々指摘されていることであり、ご存じの方々も多いだろうけど。何かをやると別のものをちょっとやりたくなったりする。自身の欠陥というよりは人間の性癖というべきものだろうか(開き直り)。
 なんともまあ珍しいことだが、ほぼ丸一日にわたって麻雀を打っていた。あんなにひたすらやるというのも珍しい。体力的な問題もさることながら、嫌煙派の自身には空間そのものがきつかったりもする。知人が煙草を吸うのは別に気にならないんだけど、見知らぬ人がわざわざ自身のそばで腕組みしながら吸い、しかも自身の灰皿に捨てにきたりするのはどうにも・・・。喫煙は個人の権利だけど、マナーを大切にしてほしい。

2010/07/02(金)   缶飲料

 缶飲料の自販機は昔はものすごく儲かっていたと書いた。その記事に対して、現在でも当たり機能つきの自販機は普通にありますよ、というコメントをいただいたりした。そうなんだね。自身の近くでは見ないな。。と思っていたらいつもスーパーで買っていたためなのだろうか。出張先で缶飲料を買ったら当たり機能つきの自販機であった。あいにく当たらなかったが。
 その100円、あるいは110円していた缶飲料。安売りをモットーにしていたダイエーが独自ブランド商品を350mL6缶234円(だったと思う)で売り出したときは衝撃であった。なにせ原価率は50%と聞かされていたものだったので、半額以下という価格設定そのものがありえないこと。いったいいくらで作っているのかと思えた。
 しかし今や同じサイズで1缶25円の缶飲料がある。正直言って驚く。それ以外のコメントなど必要ないだろう。昔ずっと原価50円と聞かされていた缶飲料の製造コストはどうなっているのだろうか。飲料そのもののコストは炭酸だと1円、コーヒー系でも2円程度だといい、缶のコストがもっとも大きな要因なのだろうか。昔のスチール製から現在のアルミ製に変わって安くなったとも思えないし。電気代が上がりボーキサイトの精錬コストもうなぎのぼり。いったいどういうことなの。。。

2010/07/01(木)   行政の混乱回避を

 長野新幹線が開通して、小諸市は本当に大きな打撃を受けた。信越線沿線にあり東京の上野と長野を結ぶ特急の停車駅であったのに、その信越線はしなの鉄道に切り替わり、特急はなくなってしまった。佐久市との駅誘致合戦に負けた結果とはいえ、小諸はもともと人口では勝ち目がなかった。官製地域不況というべきものだろうか。
 鹿児島県阿久根市。同じように特急つばめの停車駅だったのだが、鹿児島新幹線の一部開通により鹿児島本線は肥薩おれんじ鉄道という3セクに切り替わってしまった。小諸と同じく駅前の活気はなくなっている。特急が通らなくなるというのは本当に深刻なことなのである。
 その阿久根市では市長が議会との対立を続けており、専決処分や議会流会などを多発して行政がマヒ状態になっている。阿久根市長のやっていることが違法なのであれば行政の指導も入るのだが、専決処分も議会流会や非開催もとくに法律や条例に違反しているわけではない。違反しているものもあるが、罰則規定がなかったりする。
 地方自治(法)というのはちょっとしたことを契機にこうなってしまうということを知らしめた一連の事件である。市議会が開かれないのであれば一刻も早く国会にて地方自治法の欠陥を修正し、住民の利益を保護してほしい。笑いごとでも対岸の火事でもない。まさに喫緊の課題である。

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