せっきーの世紀末

/(^o^)\日本ヲワタ/(^o^)\

2010/05/31(月)   譲れない一線

 幼いころや若いころはだれしも経験があると思うが、ほんとうにつまらないことでも相手に譲るのがいやで喧嘩をしたりするものだ。終わってみていざ自分が守り通したものはどうだったのかと思っても、どうでもよいものだけが残っている。たいていの場合は失ったもののほうが痛いものである。しかしそんな結果を頭のどこかでは分かっていても、よくやった、しょうがなかった、などと自分をごまかしてしまう。
 譲るべきところは譲る、譲らないところは譲らない。世の中などそんなものかもしれない。しかし自身など万年譲りっぱなしである。自身の根幹を否定されるようなことになろうとも平然としている。逆に不気味がられることも時にはある。
 自身の考えはこうである。譲る譲らないというのは副次的なことであり、相手が自身の考えと沿っているか、そうではないか。そのどちらかしかない。お互いの考えが沿っていない状態で相手にものを強要してもうまくいくはずもない。聞き流すか無視するほうが得策である。ドライなどと言われようがそんなものである。
 しかしいまの世の中、いい大人でも全く譲らない人の多いこと。その人自身に非があってもそうなのであるから驚く。物質的に充足したまま大人になったせいなのだろうか。しかし譲らないということは見えない部分で大きなものを失い続けているのだろう。

2010/05/30(日)   東京(二日目)

 何かあると松戸に泊まっているような気がする。ちなみに一昔前までは上野と決まっていた。自身の場合はたまには別の場所に泊まるべきかなどとは考えないタイプである。選択肢を極限まで減らしておくことが自身にとってはメリット。もちろんデメリットもあるが、判断が迅速になり時間の無駄を減らせることが大きい。他にもお茶は爽健美茶以外買わないし炭酸ものはコカコーラゼロしか買わないと決めていて、それらがなければ買わない。さすがに食事に関してのみは○○しか食べない、というようなことはしないが。
 また山手線内まで出て大学時代の教官とお茶をする。本来は飲むとかいいものをごちそうになるなどするべきなのだろうけど、遠慮深い自身の性格を反映しているというものか。ちなみに研究室のOB会のようなものも何度も誘われているのだがいつも1秒で断っている。出るのは昇任昇格の祝賀会だけと決めているのでね。限られた人数だけでやるなら出席も考慮に値するのだが。
 秋葉原へ赴く。電気街が電子街になったと思ったら、今度はメイド街になっていたというところか。メイドカフェなどに行くようなタイプの人間ではないのだが、話のネタにメイド雀荘なるものを訪れた。ノーレートながら入場料1500円で東風戦が600円である。12ゲームパックもありますよ、などと言われるとなんだかまんが喫茶にいるかのようだ。しかしその12ゲームパックはなんと7500円。そこまでやるのはさすがにやりすぎかと思い自重した。
 それにしてもしかしいろいろなお店が誕生するのも時代の需要というものか。坂本タクマという漫画家がぶんぶんレジデンスという作品で「のみ手+10飜」「20連ツモ」などのトレーディングカードを麻雀に取り入れた漫画を描いたことがあったのだがまさにそのままなのであった。自身が和了したのは平和ドラ2で9600点。ほかの人がリーチをしていると10符ずつ加算なのだとか。もう意味が分からない。
 最後はてんやで天丼を食べた後、16時のスーパーあずさ23号で帰還。途中の停車駅が八王子と甲府しかないタイプのいわゆる最速電車である。おかげでストレスらしいストレスも感じなかったのであった。

2010/05/29(土)   東京へ行く

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 術後の経過を見てきた。っていうか死ぬ思いをしたあの日からもう4年ほどになる。時の経つのは早いものである。
 東京週末フリー切符を買う。確か8400円だったのだが8000円に値下がりしていた。中央線のあずさの往復指定席と東京近郊区間が乗り放題。行きはスーパーあずさ6号。甲府でかなりの乗車率になった。せっかくフリー区間乗り放題なので新宿で下車し、仕事の学術書を買う。昔はこの紀伊国屋も大繁盛だったのだが、いまやネット書店に押されているのか、客数が半分ぐらいになった印象がある。ネット書店も便利でそれはとくに都市部に住んでいない身としてはひしひしと感じるのだけど、やはり実際の本を読んで選べるのは良いところである。
 そのまま病院へ。こちらは一段落というところか。とはいえあれ以来都市部には住んでいないので実際に住んでみたらどうなのかは分からない。和光市や四日市にいたころは術後も2か月に1度は症状が出たものだったから。はたして良くなったのか、それとも環境のせいで再発しないのか。前者だと信じたいが、勝手な思い込みは避けるようにしている。
 たまにしかこない東京であり、多くの野暮用をこなしていたら終電に間に合わなくなってしまう。驚いたのは西日暮里駅の北口だろうか。舎人ライナーができたのは知っていたがまさに別モノになっていたから。餃子の王将は相変わらずあの交差点にあったが、なんと店内はおろか店外にまで行列ができている。一昔前では考えられない。利益率10%以上で棚卸資産回転は2日にも満たないというのがずっと続いているモンスター会社。これも実は任天堂や京セラ、ロームなどと一緒で京都の会社である故なのか。日暮里の京成の変貌ぶりにも驚いた。松戸泊。

(写真:日暮里駅)

2010/05/28(金)   王位リーグ

 インターネットで将棋の王位リーグの最終戦がまとめて中継された。嬉しいことではあるのだが平日の上に持ち時間が各4時間。普通であれば午後8時前後が終局ラインなのだが、こんな日に限って仕事がのびるんだよな・・・と思っていたがそんなことはなかった。
 挑戦をかける広瀬=渡辺戦。予想通り相穴熊のがっちりした戦い。羽生=丸山戦と佐藤=松尾戦は横歩取りである。名人戦気分が抜けないのだろうか。戸辺=橋本戦は振り飛車対居飛車の構図。戸辺は対居飛車は得意なのであるが、なにか秘策でもあるのだろうか。
 19時ごろ戻り棋譜を見なおしたときの印象がそんな印象であった。そのころ広瀬が決めに出る。無理に見える攻めでも決まってしまうのはさすが穴熊というところか。ほぼ同時刻、羽生が角を切り、やはり勝負を決めに出る。ところがこちらは穴熊と違って金銀が1枚もそばにいない中住まい。裸の王様をほっぽりだして敵に攻め駒を与えて悠然としているのである。丸山の桂馬が三枚も玉頭にスタンバイし自分が指していたらとても気が気ではないだろう。
 穴熊ならばなにしろ自分の王様に王手がかからないので、しばらくは詰まないというのが簡単に分かる。しかし守備駒に乏しい陣形でも同じ判断をすぐに下せるというのがすごい。丸山が攻めてきたのを利用してカウンターで一気に反撃に出る構想。丸山は攻めで駒を使っており、受けに回す駒がない。なんとも恐ろしい対局だった。
 渡辺との竜王戦第一局で渡辺が述懐していたが羽生の構想(大局観)は恐ろしいほど正確なのだという。大差でも僅差でも一勝とはいえあそこまで踏み込む必要があるのかと思えてしまう。着実にリードを広げるような同日の木村の指し回しを見ていると羽生の将棋は本当に好対照だなと思ったのであった。

2010/05/27(木)   勘違い

 思い違いというのは誰にもあるものである。人間心理学者の長谷川眞理子が書いていたが人間の記憶ほどいい加減で捏造されるものはないらしい。それもほとんどの人の場合は自分に都合のよいように捏造されるのだという。自分の悪いことに関しては都合よく忘れられるのだそうな。身勝手なものである。
 2月に2年ぶりに確定申告をしたと書いた。その時には想定以上の還付を受けられたので喜んでいたのだが、なんと落とし穴が待っていた。そうなのだ。国税と住民税の枠組みが変わったことを完全にすっかり忘れていたのだった。職場で住民税決定通知書を渡されたのだが、住民税が想定以上に増えており、確定申告のメリットがあまりない結果になった。
 とはいえ住民税の負担増は国税の還付を受けた時の差額とほぼ同じなのである。そういう意味では国税を住民税に付け替えて納めたということであり、かえって地元に納税できてよかったのかもしれない。国税なんていったいなにに使われているのか、と思ってしまうところがどうしてもあるからね。

2010/05/26(水)   スポーツの監督

 サッカーはワールドカップが開催間近である。なんでもまた監督は岡田武史監督なのだとか。岡田監督と言われるとプロ野球オリックスの岡田監督しか思い浮かばないもので困ったものである。記事の見出しはもう少しなんとかならないものか。
 さてそのサッカーの岡田監督であるが、ある雑誌のインタビューでJリーグなどサッカーの世界で監督が簡単にころころ変わるのは、まだ上位を狙える目があるうちに交代させるからだと述べていた。一方でプロ野球の監督はと言えばほとんどが1年を満了するし、たまに途中交代される監督がいたとしてもせいぜいその時期は8月前後である。たいていの場合は最下位を独走しており交代やむなしという雰囲気になっている。
 ヤクルトの高田監督が休養を申し出たと報じられている。サッカー並みの早さと思ったのが第一感であった。なにしろまだ5月で、ペナントは3分の1を過ぎたあたり。信じられない早さである。
 自身のような素人にはわからないのだが、シーズン途中で監督を変えてすぐにチームが大変身したというような話はほとんど聞かない。いまの段階であきらめろというわけではないけれど、せめてもう少し慰留するなどのことはできなかったのだろうか。チームの低迷は監督のせいだけではないだろうに。

2010/05/25(火)   児童ポルノ

 滋賀にいたころはよく鶏料理を食べたものだった。もっとも今でも鶏料理は自身の唯一無二と言ってよいほどの好物であり、なにかあれば必ず鶏料理を選ぶことにしている。宴会幹事の特権というところだろうか。
 さて、京都で友人と鶏料理を食べていたときのこと。「なんでもちさポンという漫画があるらしいですにょ」などと言われ、当然そんなことも知らない筆者は本屋で全巻買いそろえオーストラリアに送った。しかし、税関ですべて没収されてしまった。読まずに送った自身が悪いと言われればそれまでなのだが、あとで読んでみたところでこれぐらいの内容で没収されたなどとは信じられなかった。
 東京都が児童ポルノ条例を考えたり、国会などでも議題に上りそうな勢いである。問題だなどとは言うけれど、じゃあ児童ポルノというのは何なのか。その定義自体が曖昧だったりする。あえて定義をしないことで裁量権の拡大をもくろんでいるのだろうが、そんなことは法治国家にあるまじき非道である。電子メールで児童ポルノを送りつけて別件逮捕などという事態も起こりうるだろう。今でも検察は組織防衛に必死の様相なのだから。知事個人を批判するわけではないが、知事の小説の濡れ場のほうが知事が問題視する漫画よりはるかに青少年に有害であると考えるが、売れない小説故に害もないのだろうか。
 よく中国や韓国を悪者視したり蔑視したりする人たちがいるけれど、そういう人たちに限ってこういうつまらぬ条例や法令を考え出したりする。その発案そのものが自分たちが蔑視している中韓のしていることなのだ。漫画家などの関係する団体の意見を聞くこともなくただ妄信的に条例や法令を制定するなど言語道断である。

2010/05/24(月)   オークション

 いらないものがたまってくるとストレスもたまってくる。特に綺麗好きというわけではないのだが、洗濯ものがたまってくるだけでもいらいらするものね。洗濯のペースは1週に5度程度。ありえない、考えられないなどとよく言われる。
 例年5月から6月にかけてはいらないものが送られてくる時期である。たとえばJR東日本の株主優待券。先般は角館と天童に行ったんだけど、ああいうことがあると「持っておけばよかった」と思うのであるがかといって使う機会がないともったいない。他の優待も同じである。そんなわけで例外なく換金しておくことにしている。
 さて困ったのは諏訪近辺に金券ショップがほとんどないことである。JR東の優待券にしても、買取は1000円で販売価格が2000円。都心ではこのギャップはせいぜい500円である。いやもっと小さいかもしれない。なにしろ競争原理が働かない世界なのでどうしようもないのかもしれない。では都心に出ればいいのかと言えばそうでもない。たとえば都心では京成の優待券は売れても南海の優待券は捨て値になってしまう。大阪に行けば正反対で、「(京成4枚を)40円でいいですか?」と言われたことがあるぐらいである(東京なら2000〜2500円)。売りに行くためにわざわざ両都市を訪れるとそのほうがコストが高くなってしまう。困ったものである。
 そんなわけで仕方なくこの時期だけオークションの会員になり在庫一掃処分することにしている。オークションにかかる費用は昔は少なかったものなのにね。完全にニッチの市場だがあれだけ各社の利益に貢献できるというのはネットとの相性を見抜いた先見の明というものか。それともパクリビジネスなだけなのか。

2010/05/23(日)   想定外の結果

 一日で10kg痩せたいと思っても無茶である。それは物理的に不可能であるから。では宝くじで1億円あたりたいと思っても無茶だろうか。そんなふうに確率的にはありえても、実際には起こらないだろうなと頭で決めていることのなんと多いことか。いざふたを開けてみてびっくりというところである。
 東京競馬場でオークスが行われた。桜花賞馬であるアパパネの距離適性がどうかというレースであった。なにしろ桜花賞は1600mなのにオークスは2400m。牝馬のレースで2400mと言えば相当長いほうで、牝馬三冠の中でも一番番狂わせが多いかもしれない。番狂わせではなかったがチョウカイキャロルが優勝したオークスだけは鮮明に覚えている。前走の勿忘草賞の勝ちが見事だったから目をつけていたのだ。
 そのオークスの結果と言えば、そのアパパネとサンテミリオンの同着優勝という結果であった。確率的にはありえることだし以前にもJRAの重賞で阪急杯などでは実際に起こっている。しかしG1ではなんとしても差をつけようという傾向があるようで、2cm差まで写真判定したこともあった。おそらくその2cmが史上最も僅差のG1であって、同着は今まで一度たりともなかった。
 とんだレアケースに驚いたのは関係者もだったろう。表彰式のあらゆるものが使い回し。2度表彰式をやるなんてことがめったにないから予備を作っておくわけにもいかないものね。喜びを分かち合った蛯名騎手と横山騎手が抱擁していたシーンが印象的であった。

2010/05/22(土)   名人戦終わる

 羽生名人が4連勝防衛で名人位7期目、連続3期となった。対戦相手の三浦八段は対羽生戦の連敗記録を更新。結果的にワンサイドになったけれども三浦の見せ場も大いにあった番勝負であった。
 横歩取りが3局続いた後の矢倉戦。後手番の三浦がうまい作戦を見せ、戦いを有利に運べそうだなと思い見ていた。しかし決め手を与えない羽生名人の指し回しはさすがである。気づいてみれば三浦は羽生に急かされ無理に攻めさせられ、最後は詰ましにいったものの詰まないということは三浦自身が一番よく分かっていただろう。
 来期のA級順位戦はどうなるのか。三浦の連続挑戦はなるのか。それとも充実著しいB級1組からの昇級組の久保二冠、渡辺竜王の挑戦があるのか。A級残留組の中でも森内、谷川、丸山の名人経験者たち、郷田、高橋の名人位まであと1歩まで迫った棋士たちと今期もシビアな順位戦である。渡辺が挑戦すれば竜王戦の因縁もあり話題を呼びそうではある。

2010/05/21(金)   別室行き

 入出国の機会が多い。パスポートがいつも捺印欄切れで使えなくなる。本来の有効期間は5年または10年だけれど、捺印スペースがなくなると有効期間にかかわらず使えなくなるのである。もっとも1度限りではあるが増頁を頼むこともできる(もちろん有料)。外国ではパスポートと言えば有効期限による区分ではなく16ページまたは32ページという区分になっている。当然32ページもののほうが高い。
 ところでその入出国に際しもっとも大きな問題は検疫である。自身の場合はとくに検疫の厳しい地域に行くのもあるが、ちょっとなにかあるとひっかかる印象である。一番まいったのは靴が汚れているため没収されたとき。土や泥がついていると生態系に悪影響を与えかねないからであるが当然予備の靴など持っていない。大至急裸足でKマートまで買いに行ったのを覚えている。それ以来、海外に出るときは毎回必ず新しい靴を履いていくようにしている。
 日本人にとっては帰国時にひっかかった経験のある人は少ないだろう。よほど手荷物を持っているか、運悪く動物検査で見つかるか、よほど挙動不審か。それぐらいしかない。自身もいつもパスポートを見せ「シドニーに17日間いました」「タスマニアに11日間行ってきました」などと検疫官には言うけれど、パスポートのチェックこそすれ荷物はいつも素通りである。ところが日本国籍を捨ててしまった友人は毎回別室送りでみっちり調べられていた。たとえ自身が同伴していても、である。日本人時代は一度も調べられたことなかったのに、とよくこぼしていたものだった。
 もちろん日本人よりも外国人を調べることが重要かもしれない。しかしあまりにもいつも素通りなので拳銃や麻薬などの密輸入もやまないのも無理はないのかと思ってしまう。もう全員別室送りというぐらい厳しすぎるぐらい厳しくても良いのではないかと個人的には思うのだが、旅行業界(の政治家)の圧力が非常に強いのだろう、いつまで経っても改善される兆しがない。治安向上、生態系保護や疫病防止などのためにも早急になんとかしてもらいたいものだ。

2010/05/20(木)   繰り返す悪夢

 オーストラリアにはよく行くので豪ドルの実物はいくらあっても困ることなどない。あまりメジャーな通貨ではないもので両替にはいつも苦労する。日本で両替すれば売買は中値から9円という手数料を取られた水準でなされる。なんというぼったくり、と思ってもシドニーでやれば11円かかるということは身にしみて知っており、いたしかたなく日本で両替する。トラベラーズチェックなどを持っていくときもあるがそう多くはない。
 しばらくはユーロが大きく売られる日が続いた。もっと下がるのかどうかと思ったが昨日から突然豪ドルが大きく売られ始め、3日で10円、1週間で12円も値を消した。もっともリーマンショックの折にはたった1日で10円下げており、それに比べれば大したことなどないのかもしれない。豪ドルと言えば日本人がFXで大きく買い越している通貨。金利に釣られて首を吊る、だなんてシャレにもならない。今週はかなりの投げ売りが出たことだろう。
 相場の解説は競馬の解説に似ている。どんなに予想外の、人気薄の馬が勝とうが理路整然とした解説がレース後に行われるように、為替だってどうにでも理由付けをできるからである。端的に言えば金利の高い通貨は今回のような事態があるということである。金利が高い=それだけの高い金利をつけなければ経済活動に必要な資本が確保できない弱い経済である、ということだから。ともあれ日本人のFX損失はかなりのものに上ったと思われるのだが実は5月6日にも誤発注騒ぎの大暴落が起きたばかり。前回の記憶も醒めぬうちにまた同じ手口でやられるなんて日本人はどれだけ金融知識がないのだろう。そう思うと同時に、また近い将来に同じ目に遭う人たちが跡を絶たないのだろうな、とも思う次第である。

2010/05/19(水)   PC音痴の悩み

 テレビに映ったようなことはそうそうないと思う。しかしラジオのクイズ番組には出たことがある。勝ち抜き制の早押しクイズだったのだけれど、よりによって番組初日の一番手の登場であった。しかし対戦相手にさっさと押されて答えられてしまい、その番組で唯一の「1勝もしていないチャンピオン」になってしまった。だって、2人目以降は正解しない限りチャンピオンにはなれないものね。勝ち抜きなんだから。
 あろうことか職場にTVの取材が入った。下手をすれば取材を申し込まれかねない立場である。映りが悪い筆者のような人間を映しても・・・という願いが通じたのか無難に職場の上役が取材に応対し、自身はまさに見てるだけ状態であった。直接は関係なかったとはいえ、なんだかんだ言って緊張するものだね。
 そしてTV番組で放映された後、その番組をPCで見られるファイルに変換するようにという命が。ムービーメーカーでやろうとしたらなぜか上下反転してしまうし、他のソフトウェアではそもそもファイルを開けないしで大変であった。悪戦苦闘5時間、上下反転したものを再度上下反転させるという荒業でなんとか無事に任務を果たしたのであったがビデオ編集などすることがないから本当に大変であった。

2010/05/18(火)   残念なニュース

 日本企業の決算は為替の影響が異常なほど強い。円建てで取引できる企業がないことが原因だけれど、為替に関しては藤井前財務相を例に挙げるまでもなく民主党政権は自民党政権よりアテにならないだろう。スイス銀行などは連日のように為替介入をしているものの、日本は財務省も日銀も介入に積極的ではない。
 2010年3月期の決算がほぼ出そろった。前期の実績は黒赤まちまちなものの今期については多くの企業が黒字を想定している。とはいえ気になるのは想定為替レートである。例えばあるユーロ圏依存の企業では1ユーロ125円、1ドル93円の想定とされているがはたしてどうなのか。現在のままで行けばユーロとドルがパリティ(等価)になることも考えられそうな勢いである。自分が経営者だったら輸出企業なら1ユーロ100円、1ドル78円ぐらいを念頭に黒字にできるように必死にやっていると思う。それどころか1ユーロ100円では甘いかもしれない。
 今回の決算発表に絡んで残念な発表があった。信越化学の金川さんが社長から退くというニュースである。自身にとっては上場企業中で最高の経営者。単なる素材メーカーと言えば資源価格や為替レートなど厳しい経営環境に収益が支配されていると言っても過言ではない。そんな会社をあれだけ強く牽引し、最高益を続けてこられたなど未だに信じられないことである。一方で、経営センスが目を引くような新社長など本当に見つからない。金川さんの引退がただ惜しいの一言である。

2010/05/17(月)   誤読

 なんでもない字を見誤ってしまうときがよくある。中学校のとき、国語の教科書をあてられて朗読していた。そこに「森田は確かに立直ってきた。」という一文があったのだが、あろうことか「もりたはたしかにりーちってきた」と読んでしまった。もう目から火の出る恥ずかしさ。とはいえほとんど元ネタが分かる他の生徒などいなかったのだが、それでも国語の教員にはあとで職員室で会ったときに呆れられた。恥ずかしい不良中学生の思い出である。
 花札の短冊には4種類ある。赤短、青短、草短、柳の短冊の4つである。青短とは文字通り青い短冊のことで牡丹、菊、紅葉がそうである。草短と言うのは藤、萩、菖蒲の短冊のことである。柳の短冊だけは特殊である。
 赤短というのは松、梅、桜の3つの短冊なのだけれど、赤いだけでなく文字が書いてあるのが特徴である。桜には「みよしの」と書いている。みよしのの、と詠まれた通り奈良の有名な桜の名勝であるのだが、どういうわけかこの札を「みなしの」と読む人が多いことに驚いてしまう。同様に松と梅には「あかよろし」と書いている。明善ろし、ということで明らかに(ほかのものより)善ろしい、という意味である。しかしこれもなぜか「あのよろし」と読む人が多くて驚いてしまう。みよしのよりは読みづらいとはいえ、あのよろしじゃどういう意味か分からないだろうに。

2010/05/16(日)   藤の花

 海外に行くと日本のものはだいたい綺麗がられて喜ばれる。絵葉書、けん玉、折り紙などもそうだけど花札も例外ではない。とはいえ花札ほどルールがややこしいものはないかもしれない。ご存じの通り1月(松)から12月(桐)まで毎月の花、12種48枚からいかに高い点、高い役を揃えるかのゲームなのだが、ルールというか地域の差なのだろうか。
 自身が子供のころに親に教わったルールでは20点札が5枚、10点が9枚、5点(短冊)が10枚、残りは0点であった。役なんて藤桐三光(藤4枚、桐4枚、松桜梅の20・20・10点を集めた役)しかなかったし、ゲーム終了後に点数加算して精算していた。しかし隣の家では0点ではなく1点であった。さらにその隣の家では50点が5枚、10点が9枚と残りがすべて0点であった。四国を抜けて本州に出てみればこいこいというゲームが多く、プレイ中であっても誰かが役を完成させた時点で終わってしまう。なんとまぁ・・・と思ったが他にもさまざまな地域でいろんなルールを目の当たりにしてきた。ヴァリエーションはすごいものである。
 藤の花を見ながら高島城で宴会をしていた。桜の花はよくあるけれど藤というのはまた変わった趣である。とはいえそれもまた良し。花札で言えば本当は4月なのだけどね(5月は菖蒲)。風邪気味で飲めなかったけれどほどほどに楽しんだのであった。来月は牡丹を見ながら宴会ということになるのだろうか。

2010/05/15(土)   ダイエット

 ダイエットと言えば日本の国会を示す言葉である。アメリカではコングレス、イギリスではパーリァメントと呼ばれるのに日本での名称はどうしても違和感が拭えない。日本はイギリス式の国会を真似ているというのにパーリァメントだとは呼ばれない。もちろん日本の政治家はダイエットが必要な人ばかりという意味では間違っていないかもしれない。
 昨日は自身が電車とホームの間に落ちたと書いた(書いてない)。ダイエットと健康という項目があるページ管理者のくせに筆者は太いらしい。職場でも太ったなあなどと言われ先般も外出先で貫録が出てきたなどとからかわれる始末である。まあ体重計に乗ってみたら2年前と比して体脂肪が10kg増えているものね。体重がではない。体脂肪が、である。
 体脂肪は1kg=7700kcalであり、つまり10kgということは77000kcalということである。これを730日(2年)で割るとつまり1日当たり105kcalということ。そうである。摂取カロリーが105kcal高い日が続くだけで1年あたり5kgも体脂肪は増えていくのである。2年なら10kg、10年なら50kgである。もっとも10年あたりまで行くと体脂肪の維持に要するエネルギーも増え続け、素直に比例直線関係では引けないかもしれない。
 太るのは当然かと愕然とするが、冷静に考えたい。逆に言えば一日あたり105kcal消費が多い日が続けば、1年で体脂肪は5kg、2年で10kg減るということである。もちろん体重が減る時には体脂肪よりも筋肉のほうが減りやすいという問題はあるのだが、筋力を維持することができれば体脂肪というのは思いのほか早くなくなるものだ。無理のない減量のためには日々の積み重ねを大切にしたい。

2010/05/14(金)   珍放送

 いまはバリアフリー化が進んでいて公共の場の多くにはエレベーターやスロープなどが設けられている。もっとも安全性がどこまで配慮されているのか分からないケースもあり、東急ではエレベーターから出てきた車いすが緩やかな傾斜で加速され止まらなくなり事故につながった。そのあたりも今後の課題だろう。利用者目線に立った細心のサービスをお願いしたい。
 自身は五体満足の身だけれども、それでも今は田舎に住んでいることもあり電車とホームの間の段差がひどかったりする。しかも電車によっては電車内にも段差があったりするので大変である。バスも超低床バスなどがあり都会などでは見かける機会も増えたけれど減価償却の終わった中古しか回ってこない田舎ではそんな高級最新鋭バスなど望むべくもない。車いすでは乗車できないんじゃないか?と思うぐらい扉の幅の狭いバスもいまだ現役である。
 ホームと電車の段差だけでなく、ホームと電車の幅が問題になることもある。東京の飯田橋が有名だけれど、ホームがカーブにあるとどうしても隙間ができてしまい、ときにはそこに落ちてしまう人もいる。お前は大丈夫だろ?って?失礼な(笑)。ともかく今日はとある駅に到着の際、こんなアナウンスが流れて驚いたのだった。

「ホームとホームの間が広く開いておりますのでご注意ください」

広く開いてて良かったというべきだろうか。

2010/05/13(木)   イレギュラー

 スポーツ自体はいろんなものをするんだけど、程度はそんなにという印象である。こう言ってはなんだが数合わせ要因というものだろうか。今やるのはテニス、バドミントン、卓球などだがほかのスポーツで声をかけられることもある。アイスホッケーもしたことがあり、非常に怖い上に翌日には激しい筋肉痛に見舞われて困った。とはいえ今日は「水球をやりませんか?」と言われて驚いたものだが。
 草野球をするとなるとプロのように人工芝でよく整備された球場でできるわけでもないので、せいぜい小学校のグラウンドか市民球場かを借りて土のグラウンドで行うことになる。下手なのもあるが整備の関係などもあってイレギュラーなどザラである。それでも普通のサードゴロであればアウトになるような試合にはなるので、少しはマシなレベルというものか。
 純金価格が続騰している。純金価格を原油価格で割ったG/Oレシオという数値があるのだが、長年ずっと10前後で推移してきた。原油が150ドル/バレル近くになったときに同指数は7前後になり、いくらなんでも原油はバブルなのでは・・・と書いたのだが、いまは原油が落ち着いて金が上がったため同指数が15を超えてしまった。これもやはり一種のバブルであり、いずれは落ち着くのであろうがだからと言ってそれはすぐに金相場が下落に転じることを示すものではない。瞬間最大風速(一瞬だけつける最高値)はどれぐらいになるのだろうか。

2010/05/12(水)   利幅と人生

 牛丼は1杯売れても利益は3円にもならないらしい。仮に2円だとして、1杯の値段から考えた利益率は1%弱。アルバイトなどの人件費を考慮した値だとは言ってもあまりの数字である。どれだけ薄利多売のビジネスモデルなのだろう。
 利幅が大きい商品と言えばなんといっても化粧品。リップクリームなど1本10円もかからずに作れる。それに視力検査のマークみたいな模様をつけることだけで数千円で売れるっていうんだからそりゃ儲かるのなんの。ダイソーのマークをつけて105円で売っても儲かるというのに。百貨店が化粧品売り場のスペースを充実させるのもわかろうというもの。ほかにも薬などもそうである。開発費は別だが、薬事承認を得て実用化された先発薬の利幅は90%を超えるという。そういう世界なのだが、やはりすごいと感じてしまう。
 数銭〜数円の利益をただひたすら積み重ねて大きな利益を狙うか、それともCMなどでブランド力を高めて粗利率のいい商品を売って大きな利益を狙うか。人間だってそうかもしれない。コツコツタイプの人と、ドカンと一山当てるタイプの人といるわけである。自身?後者だと思うのですが、気のせいでしょうか。

2010/05/11(火)   はやぶさ

 安倍政権のころを除けば夏は日本に冬は南半球(現地の夏)に居た時期があった。それというのも咽頭部を痛めたため。冬場になり乾燥し空気が比較的汚くなるとかなりの確率で高熱を発してしまったためである。自身の最初のハンドルネームが「とり」であったのだが、まさに鳥類のように冬季になれば赤道近辺に南北上していたのである。いや、自身の場合は赤道を通り越していたが。
 そんなこんなで症状が良くなるまではひたすら暑い地域で養生に専念し、なんとか再起できそうとなったときの日本の勤務地が諏訪。ン年ぶりの冬をそんな寒冷地で過ごせるのかと不安にもなったが、幸いにして症状がぶり返すこともなくなった。鳥類のように南北に動くこともなくなり、とりという名前を使う機会も消えた。
 南半球ではいくつかの特殊な鳥もみたけれども、スズメやはやぶさのような日本にもいる鳥もいっぱいみたものだった。スズメはコメの害虫扱いされており狩猟や駆除も認められているけれど、それを10億匹以上も大量捕獲した中国では飢饉になったり、正直なところ良く分からない。もっとも生態系はそんなものかもしれない。ひとつふたつの要因でどうこうと単純化できるものではないからだ。はやぶさは害にはならないが狩猟対象になった経緯もあり、生息域の割には個体数はやや少ない。
 そんなわけで日本全土どころか世界ほぼ全土に分布するはやぶさなのだが、日本ではやぶさといえばどうしても九州の印象がある。なくなった本州発九州ゆきの最後のブルートレインが「富士・はやぶさ」だった。よりによって東北新幹線の新型車両に「はやぶさ」の名称があてられることが発表された。九州から青森への転換。もんやりとした気持ちをしばらくは持ち続けるかもしれない。

2010/05/10(月)   社名が泣く

 なにぶん筆者の取り柄など経済ネタと理系ネタしかないもので、書くことは常に決まったようなものである。とはいえ理系ネタはなかなか話として書きづらいきらいがある。2月14日の「チョコレートの科学」や先日の「お寿司の科学」はどちらも好評だったけれど、まあ書こうと思って2週間に1度が限度。それもひとえに筆者の力量の低さ故だろうかと思えば申し訳ない気持ちである。
 経済ネタはよく書く。一時は為替や株式のことも書いていたものだ。そう言えばイオンの株価が1800円前後だったころに「3分の1になったら買うのになぁ」と書いた。要は高すぎるということだ。しかしサブプライム問題で株式市場が暴落し、本当に3分の1になってしまった。なんてこったい、と思いながら有言実行に縛られ、540円で買ってしまった。かつては1200円以上したゼンショーに対しても同じことを書いたらやはり3分の1以下になり、313円で買った。
 その両社の株式はいまだに持っているのだけれど、買い物割引などの優待もあり配当も普通にあり、お買い得であったと思っている。ゼンショーなど年に2回3000円の優待券をくれるので、5年間優待制度が続いていれば元が取れてしまう。配当利回り20%というところ。今では考えられない。
 そのゼンショーの決算を気にしていたら産経が16:27に決算のニュースを書いていた。あれ?と思いIRを確認するが未だ出されていない。いったいどういうことなの・・・???と思ったら産経お得意の誤報であった。何のお詫びもなく現在では訂正されているが、当初はこうなっていたのだった。産経の正式名称は産業経済新聞社。不得手な政治の誤報にはもう慣れたのだが産業経済に関してまで誤報とは。しかも差し替えを入れた日時が入っていないとはひどい。情けないものだ。

> 大手牛丼チェーンの2009年度決算が10日出そろい、優勝劣敗が明確になった。

> 大手牛丼チェーンの2009年度決算の優勝劣敗が鮮明となっている。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/other/389212/

2010/05/09(日)   御柱祭の悲劇

 下諏訪の春宮・秋宮で里曳き、御柱建てが行われている。昨日は御柱建ては一本だけだったのだが里曳きを見るのも兼ねて訪れてみた。木落としのときとは異なり市街地に近いから楽である。前回の木落としのときは駅に自転車を置いてからどれだけ歩いたか分からない。しかも帰りは大雨になったんだった。本当に大変だった。
 今日は小井川区など岡谷市関係の動員が中心のようだった。運悪く職場の人と会ってしまい「なにこんなとこで一人さびしくなにやってんの?」などと言われて苦笑いしてしまう始末。雑談もそこそこに御柱建てを見に行った。
 ニュースになっているのでご存じの方もいるかもしれませんが、ワイヤが切れてしまい2名の氏子の方が柱から転落し、お亡くなりになられた。悲しすぎる出来事と言わざるを得ない。ご冥福をお祈りしたい。
 山出し、木落としからはじまり危険続きのお祭りである。9・10の両日も、それから次回開催以降もこのような悲劇がないことを強く願っている。

2010/05/08(土)   loopy

 自身にとっては安倍政権など許容できるものではなかった。そういうわけで安倍政権の誕生がほぼ確実になると国外に移った。美しき国や戦後レジームからの脱却だとか、訳の分からない理念を振りかざす政治など許せるものではない。幸いにも安倍政権は短命に終わった。父晋太郎の遺産約7億円を政治団体経由で無税で相続したことが批判にさらされそうになった寸前に過敏性胃腸炎になり、政権を放り投げた。過敏性胃腸炎という病気は医学的に定義されていないのにと首をかしげながらも安心して帰国したことを覚えている。
 ワシントンポストにLoopy Hatoyamaというコラムが載った。すかさず産経が誤訳に走るかと思ったが、読売のほうが先であった。「いかれた鳩山首相」「最大の敗者」などと記事を打った。しかし海外に居た身からすればloopyというのはエキセントリック(eccentric)みたいな意味であり、決して馬鹿にする言葉ではない。決して安倍政権を許容できない自分が海外でloopyと言われたからではない(笑)。つかみどころのない人間という意味である。
 ワシントンポストはコラムの続編を出し、日本の報道はズレている、宇宙人のようなということを言いたかっただけだと述べた。そりゃまあそうだろうね。しかし誤訳を元に政権を批判するなんて本当にこの国のメディアは大丈夫なのか。自身はたとえ海外で安倍が叩かれようが「日本国のことを悪く言うのはやめてもらいたい」と言ったものだけど。日本のメディアと自身と、どちらがより日本を大切だと思っているのだろうか。

2010/05/07(金)   12円の円高

 朝起きてみるととりあえず社説を集めることにしている。それに先駆けて毎日記録している原油価格と純金価格をチェックするのだが、まずその時点で異常であった。「原油下がったなぁ。ガソリンも下がればいいなぁ。」「金が1200ドル??どういうことなの?」金と連動性の高いドル相場を見て驚いた。一時は6円も円高になっていたからである。
 昨夜はギリシャショックが襲ったようだった。米国では誤注文があったなどといわれているがもはや米国のトレーダーはシステムトレードが主流である。感情に流されることなく、「株価が○○になったら売り」「指数が○○になったら買い」「ポンドドルが○○以下になったらこの業種を売ってこの業種を買う」というパターンを決めていて、その通りに実行しているに過ぎない。誤注文というよりもシステムトレードが総じてエラーを出したというのが正確だろう。
 一日で998ドルもダウが下げるのは史上初。まさにサブプライムの再来かという事態であり、ユーロが対円で10円、ポンドが同じく対円で12円も円高になるのも頷ける話。他の通貨も軒並み売られ、円がひたすら買われた。
 危機になればリバランスといい、資産の持分割合を調整しなければいけなくなる。新興国通貨などはファイナンス的には脆いので、危機時には持っているだけで損が膨らんでしまう。そこでそれらの通貨を処分し、円を買い戻す動きが起こる。円は利率も低く魅力のない通貨だけれど、危機時にはほかの通貨の受け皿として機能する。インフレにより目減りする危険性に関しては世界で一番低い通貨である。
 しかし朝方120円だったユーロが一時は110円になるとは、なんとまあ派手な相場だろうか。日本人からすれば円が一番魅力のない通貨なのだけれど、まだ受け皿になれる余地があるだけマシかもしれない。不透明なギリシャの情勢はいったいどうなっていくのだろう。

2010/05/06(木)   硬直化した制度の見直しを

 裁判と言えば有罪か無罪かどちらかすっきりするものだと思っていた。しかし検察が自身の体面を気にするあまり、無罪の人間が無罪判決を得られる場を奪おうとしている。
 小沢氏の秘書の大久保被告。西松建設の作った政治団体からの献金を西松建設からのものと記述しなかったとして逮捕された。当然裁判ではその政治団体がダミーであるかどうかが争点となった。今年1月13日、西松建設の当時の総務部長は政治団体はダミーではなく、資金も建物も別。きちんとした存在であったと証言した。
 慌てたのは東京地検特捜部である。国民が選んだ衆議院議員である石川被告を献金の記載時期がずれたという微罪で逮捕(報道されているような数十億円の虚偽記載などない)。ついでに大久保被告も再逮捕し、西松事件で訴えた大久保の訴因を西松建設の容疑に加え、やはり記載時期がずれたという微罪を追加するという「訴因変更」の手続きを行った。西松事件は無罪になる公算が極めて高いが、両事件をあわせて訴えられれば微罪とはいえ有罪になる可能性もありうる。検察は大久保被告に無罪という判決が下りることを極度に恐れ、体面のためにまた暴走してしまった。
 弁護側が訴因変更に対して異議を申したてているためいまだに訴因変更が認められていない。そもそも日本の司法では同じ罪状で再逮捕することはできない。公判を長々と引き伸ばしたため被告は職も失ったというのに、検事が責任を取ったというような話は聞かない。逮捕状を執行した裁判官も同じである。逮捕・起訴すればほぼ必ず有罪という日本の特異な司法事情は早急に改められるべきであろうし、有罪にするためだけの訴因変更など認められてよいはずがない。

2010/05/05(水)   ゲームとリアル

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 コーエーは光栄という名前だったころ、優秀なソフトを連発していた。三国志シリーズと信長の野望シリーズの主軸二本が有名だけれど、マイナー路線でも侮りがたいヒットを飛ばしていた。中でもフランス革命のころを取り上げた「ランペルール」は特に秀逸であった。続編が出ないのが非常に惜しまれる。
 地形に高低の概念を持ち込み、混乱の概念を最初に取り入れたのもこの作品だった。拠点争奪戦であった当時の戦争を実にリアルに再現していた(ナポレオンが好きだったのは会戦だったのだが)。反面、徴兵を年一度に制約した結果としてフランス以外のプレイが必然的にできなくなってしまったのは良いやら悪いやらというところ。なんにせよ、制約の掛け方のバランスが素晴らしかった。もう少し制約が緩ければ簡単なゲームになりすぎ、逆に厳しすぎるとクリアが異常に困難なクソゲーと化してしまうところだっただろう。
 ランペルールもいろんなイベントが起こる。ペストやコレラ、内乱、豊作凶作などもあるが、やはりストライキが第一だろう。物資充足度や食糧充足度が足りなくなると人民がすぐに働かなくなってしまう。「人民にパンを与う」と演説したナポレオン率いるフランスの都市でも簡単にストライキが起こるのである。民族性を反映したものであるとはいえ、日本では考えづらいことである。
 そのランペルール風に言えばいまのギリシャは「40:アテネでストライキが発生しました!」になるのだろうか。ギリシャの混迷が深刻で、国債デフォルトもありうるかもしれない。放漫財政が内乱につながるというのは他人ごとに見えて、実はそうではないかもしれない。日本はいったいどうなるのだろう。

2010/05/04(火)   航空再編

 LCC(ローコストキャリア・格安航空会社)の業績が好調である一方で、既存の大手航空会社はどこも苦悩が尽きないようである。LCCが好調なのはなんといっても固定費の違い。子会社とは言っても既存の分厚いコストを抱える必要などない。飲み物も新聞も機内の映画も有料、それどころかクレジットカード決済に対してもカード決済チャージがかかる。最安運賃は信じられないほど安いとは言っても予約変更も不可だしいざ予約しようとするとかなり前から埋まる。自身など1年以上前に予約を入れるのだが、実際に搭乗する日までに何度もフライトスケジュールが変わりその都度メルボルンから電話がかかってきたものだった。
 大手は経営が長年続いているせいなのか、コストがいろんなところでかさんでどこも経営が厳しい。国内はおろか国境を跨いだ合併も盛んで、エールフランスKLMみたいな会社ができるなど想像もできなかった。
 ユナイテッドとコンチネンタルが合併するという。デルタを越えて世界最大手になるのは間違いないが、大手同士が合併してもコストが想定ほど減らせない前例をいっぱいみてきている。さて今回はどうなるのか。

2010/05/03(月)   羨望のスコア

 あるときフットサルをしていると14−0で負けた。スコアが何のスコアが分からないなどと散々な言われっぷりであった。そういえば唯一見に行ったJリーグの試合が7−0。プロ野球でも初回に7点入れたはずのチームが15−8で負けたりと自身が絡むとなんだか異常なスコアになるようだ。
 プロゴルフで石川遼が1日で12バーディーノーボギーを記録し58という世界新のスコアを叩き出した。ありえない数字で驚いている。最終日にこんなスコアを出されては同組で回る人たちも気の毒だし首位を走っていた丸山も驚いただろう。アマからすれば80を切った時点でなんとなくプロになった気分になるものだ。しかし普通のアマにとっては「ハーフで」58を叩くことなどザラである。むしろ60や70になることもあるというもの。その石川遼はまだ18歳。またすごい人が現れたものだね。

2010/05/02(日)   空港政策

 思えば多くの航空会社を利用したものだが、それぞれお国柄を反映していて面白い。たとえばカンタスは日本への着陸時はお世辞にもうまいとは言いがたい。オーストラリアは安定陸塊にあって、気流が荒れることなどが少ないせいだろうか。しかし着陸の荒さといえば大韓航空ほど着陸の荒い会社はなかったと記憶している。なにしろパイロットのほぼ全員が軍出身。軍用機の感覚で着陸されては利用者はたまらない。
 今日は伊丹に着陸したのだが、その大韓航空を思わせるぐらい荒い着陸であり驚いた。子供は泣くわ自身のお尻は浮くわ荷物は大きく移動した痕跡があるわで大変であった。しかし騒音対策に何しろ年60億円以上を国家負担で費やしている空港である。市街地のど真ん中にあってもあんな荒い着陸で何の苦情もでないのだろうか。
 本来は関空への利用を想定していたのだが、なにしろ運行便がないためあきらめ伊丹を利用した。しかし市街地に出るにはやはり40分ほどかかる。バスなどの本数が多いためそんなに不便は感じないけど、やはり移動時間は関空利用とそれほど変わらないものである。国費負担を利用客負担にすれば伊丹発着の飛行機の運賃は3000円あまり余分にかかるのだが、それを払わないで済むから利用客は伊丹を使っているだけではないのか、そのように思えてしまう。中山前議員風に言えば大阪北部民のゴネ得というところだろうか。国税負担の少ないどころか補給金まで凍結された関空利用客は大変なものだ。

2010/05/01(土)   本番

 人を待つことは多くとも人を待たせることはまずない。日本人は5分前行動と言うけれど、自身の場合は30分前行動であった。しかしいまや電車の本数が1時間に1本の地域に住んでいるせいでもはや1時間前行動になりつつある。
 話は変わるが自身は何かをしながら別の何かをするということがまずない。オセロリーグや将棋リーグに出ても食事はおろか水すら飲まない。対局中に尿意や便意をもたらすと困るからである。どんなに腹が減ろうがどんなに喉が渇こうが、口にするのはすべての対局が終わってからである。もっとも、打ち上げなどその場の環境で全員でビールを飲みながら軽く指すなどということはある。
 フリーの麻雀荘に行くと代走というのを頼める。トイレなどちょっとした用を足すときに店の従業員がしばらく代わりに打つことで他のお客を待たせなくて済むのである。めったにならない電話が麻雀対局中にかかってきて●年ぶりぐらいに代走を頼んだ。急な用ですぐに勝負を終わらせなくてはいけなくなったが運悪く対局が始まったばかり。2000点オール+供託2本をツモった33000点持ち東1局1本場とあればそのまま別のお客をご案内してくれてもよさそうなものだがダメだという。しかもその後に高め18000点の手を聴牌したのだが、知らぬうちに代走さんが高めを切っていて振聴になっている。なんてこったいと思いながら国士無双を聴牌しているほかの客がいたので手持ちの19牌を片っ端から叩ききっていったがあたらない。最後に食い流れの北をツモ切ると見事に刺さり、なんとかすぐに卓を割ることができた(その店は1本場1500点)。終わってみたら聴牌のはずの手が3向聴になっているとは。役満を振り込んで大喜びも人生初。まあ美学に殉じたということかな。

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