せっきーの世紀末

/(^o^)\日本ヲワタ/(^o^)\

2010/03/31(水)   久保利明の時代

 昨日行われた棋王戦の最終局、後手になった久保利明が佐藤康光に競り勝ち、タイトルを防衛した。この勝利で九段昇段を果たし2冠も堅持と久保にとっては言うことのない一年だっただろう。他のタイトルはと言えば羽生が相変わらず名人・棋聖・王座の三冠を保持し、渡辺が竜王、深浦が王位を保持している。
 久保は将来を嘱望された棋士ながらも、失礼ながらここまで活躍するとは思っていなかった。大一番には出てきてもそこで勝てない棋士という印象が定着していた。A級順位戦でも一度も名人挑戦に絡むことなく降級。タイトル戦でも5番勝負、7番勝負にかかわらず1勝を挙げるのがやっとという有様であったから。脂が乗った時期というやつなのだろうか。
 羽生から王将位を奪った先日のことといい、昨日の佐藤(康)とのことといい、中盤では相当な劣勢であった。そこから逆転してしまうのはもちろん羽生や佐藤のミスなのだが、一時期の羽生マジックをみている思いである。
 その活躍著しい久保に加え、来年はいよいよ永世竜王位を獲得した竜王6期の渡辺がA級に昇級する。熾烈な順位戦を勝ちあがっていくのはいったい誰であろうか。

2010/03/30(火)   東証が11000円台

 唐突な?リーマン破綻による世界経済の急減速から1年半になる。GMなどのように一度つぶれたところやシティグループなどのように潰れかかった米企業も多かったもののようやく小康状態というところか。昨今はギリシャやポルトガルなどをはじめとした欧州の経済危機にライムライトがあてられ続けているが、正直なところ満腹感も強い。
 国内、国外とも生産も消費も上向き加減にあるようだ。もちろん地域差はあり中国やインドなどの回復は顕著だけれど、日本の鉱工業指数もよい値を示すようになってきた。上場企業の業績上方修正も目立ち、株価の後押しの一助となっている。
 東証の日経平均株価指数が1年半ぶりに1万1000円台を回復した。「あなたとは違うんです」という迷言を残した福田元首相が退陣し、麻生前首相が登板したころである。いまにも選挙いまにも選挙と煽られた時期が懐かしい。今度の選挙はおそらく参院選になるのだろうが、いったいどのような結末になるのやら。

2010/03/29(月)   へんてこな報道

 世界フィギュアで男子は五輪銅メダリストの高橋大輔、女子は五輪銀メダリストの浅田真央が優勝した。男女揃っての偉業は日本初とあって賞賛のコメントが尽きることはない。二人とも五輪の後、ほぼ休みない日程だったはずである。ライバルも同じとはいえ、コンディションの調整だけでも大変だっただろう。
 男子のほうは五輪の金銀コンビが不在とはいえ、高橋の好演が光った。2位との差10.48も体感的には妥当である。しかし女子フィギュアのほうは後味の悪い五輪の再現という印象であった。ジャンプで転倒、回転も足りなかった選手がなぜか全選手中最高得点をたたき出していたのだから。
 日本のメディアは対決構図をあおるのが好きなのか、浅田と合わせて2大スターという扱いだが浅田に失礼ではないかとも思える。同じ表彰台に上がりながら3位のレピストの写真など、載ってもいない。そのレピストに対する拍手の多さが観衆の率直な気持ちを物語っていただろうか。
 今回の結果に関して韓国ではブーイングの嵐だという。いったいどういう民族性なのだろう。呆れを通り越してただただ不憫である。

2010/03/28(日)   「末代までの恥」

 勝負事に勝ち負けはつきもの。プロ野球はパリーグについでセリーグも開幕したけれど、1試合では勝者は1チームしかありえない。それは当たり前の話。とはいえペナントは長く秋口にまで及び、春先に低迷していたチームが優勝することも普通である。しかしトーナメント形式の高校野球であればいったいどうだろうか。
 春のセンバツが行われている。島根の開星高校が和歌山の向陽高校に敗れ、開星の監督である野々村直通は21世紀枠の高校に負けて末代までの恥、腹を切って死にたいなどと発言した。なかなかここまでの刺激的な発言はプロ野球でも見られないだろう。発言に加えサングラスに派手な服装をしていたことなどまで物議をかもし、結局監督を辞任することになった。
 発言そのものに相手を侮辱するつもりはなかったことは明らかだろう。ただそれを聞いた相手がどう捉えるかは別の問題である。意図せぬように解釈されることなど日常茶飯であり、細心の注意が必要なところ。まして心身とも未熟なところのある高校生チームを率いている監督である。それぐらいのことすら分からないなどとは信じられないし、配慮を欠いたでは済まされまい。
 野々村監督を擁護するつもりは微塵もないと断った上で指摘したいことがある。そもそも21世紀枠というものは必要なのか。出場基準を明確に決めていればこその真剣勝負だと思うのだけれど。主催者がある程度の裁量を持つことは興行としては当たり前のことではあるが、高校野球というものの性質には全く合わないように感じるのが残念である。

2010/03/27(土)   有毒餃子事件

 中国から輸入されている餃子にメタミドホスという毒物が注入され、千葉県などをはじめ健康被害が続出した。あれから2年あまりが経ち、唐突に犯人が逮捕された。容疑者は石家荘の臨時工だといい、注入に使われた注射器も2本差し押さえられたという。
 日本の鑑識ではわからないことだらけであったし、中国との合同捜査を求めても中国側からはゼロ回答が続いてきた。そもそも針を使ったような痕跡は日本の鑑識ではみつけられなかったはずであり、中国当局も注射器による毒物混入を否定し続けてきた。唐突な事態の展開ぶりに唖然とさせられる。毒餃子事件ののちに乳幼児用ミルクやペットフードなどにも毒物が混入されていたことが明らかになったが、それらはいったいどうなったのだろうか。
 そもそもこの容疑者はいったいどういう存在なのだろう。動機についても謎である。なにせ日本と違い従業員がホイホイと仕事に就いたり辞めたりする国。待遇が改善されないのであれば別の企業に移っていそうなものだし。中国当局が思想弾圧などの関係から罪状をとってつけて一石二鳥などと考えているのではないか。そんなふうにも思えてしまう。
 本当は情報統制されているのは中国や北朝鮮だけではなくて日本だってそうなのだけど、やはりこういう突拍子もない報道を聞くと中国というものはけた外れだと思わされる。中国人は海外に出て新聞を読むと自由さを実感すると言うが、彼らが本当に自由を実感できるのはいったいいつになるのだろう。

2010/03/26(金)   関西三空港の苦悩

 子供のころは本当に何も知らなかった。東京と大阪が在来線でつながっていることすら知らなかった。そもそも電車の行き先などをとっても「高松行き?高松のどこ?」という印象であった。東京や大阪になるとそれは顕著で、東京や大阪という名前の駅があることにも驚いたしそれが普通に受け入れられていることにも驚いたかもしれない。なにせおのぼりさんから見れば上野も新宿も渋谷も池袋もすべて「東京」の駅という印象だから。
 出張で東京に行かなければならなくなった。案内を見ると会場は品川となっている。率直に言えばああ品川か・・・という印象である。諏訪地域からであれば当然中央(東)線を利用しなければいけないわけであり一番よい会議場所は新宿である。これが東京(駅周辺)や池袋になると「中心だけどちょっと不便かな・・」であり、渋谷であれば「便利だけど人多そう」、上野なら「不便だけど人が少なめだからいいか」、品川だと「不便なのに人が多くて最低」になってしまう。頭の中では東京の玄関口は新宿なのである。
 東京の空の玄関口といえば羽田。交通機関が充実している東京にあっても品川から25分、新宿や東京からだと50分前後かかり、池袋や上野からだと1時間以上かかる。博多から地下鉄で5分とシンプルアクセスが売りの福岡空港などに比べれば便利な場所とは言いがたい。とはいえ日本では福岡空港が特殊であり、ほとんどの地域では空港へのアクセスが大変である。
 関西空港も大阪中心部からのアクセスは35〜50分前後。新御堂筋などが混雑するリスクを考えれば伊丹へのアクセス時間もあまり変わらないのに、関西空港はとにかく遠いと敬遠される。本当は遠いのではなくアクセスのための本数が少ないんだけどね。東京モノレールと京急空港線の運行本数はJR関西空港線と南海空港線の運行本数の2.5倍近い。リムジンバスの運行本数も路線の充実度も雲泥の差。待ち時間が長くなり空港が遠く感じられるのは致し方ないこと。
 大阪府議会が伊丹廃港を決議する一方で兵庫県議会が伊丹存続を決議した。兵庫県は赤字が募るばかりの神戸空港も抱えている。利用実績を見れば計画段階で無理があったことは明らかなのに、路線を修正することもできない。航路が伊丹と輻輳する上に地形上の難があり、パイロットは着陸の際に最も神経をすり減らす空港だと言う。最近開港した茨城空港もそうだが、とにかく空港を作れというような行政から脱却できないものか。関西三空港も一空港に集約するなど大鉈をふるい、空港数よりも滑走路数を充実させてほしいと願っている。

2010/03/25(木)   瀬戸内の記憶

 高速割引の社会実験や原油高などのあおりを受けて岡山県宇野と香川県高松を結ぶ宇高フエリーが明日で廃止になるというニュースを耳に入れていた。ところが、今月上旬に廃止は取りやめられ、大幅減便されながらも存続することが決まった。予想外の吉報になんとか胸をなでおろした印象だが予断は許さない。なにせ高速割引導入前は1日50往復の5隻体制だったのが2008年には4隻37往復に減らされ、3ヶ月前には3隻22往復にまで減らされている。運行する2社ともETC割引を続行するなら再廃止表明も辞さないとしている。
 自身は四国の片田舎に育った身。諸般の事情というやつで大阪南部に越したものの、本四フェリーを利用することは多かった。大阪南港はもちろんだが和歌山から南海フェリーで小松島(徳島県)に向かったり三宮(神戸市)からオレンジフェリーで高松に向かったり、それこそ数え切れない。小松島航路など人の多さで有名で、駅からフェリーに駆け込む乗客が転倒して踏み潰されて危篤になったり誤って海に転落して亡くなるという悲報もあったものだ。便数が最盛期の半分以下に減らされていながら乗客は実感で5分の1と閑古鳥が鳴いている現状ではとても当時のことを思い出せない。
 フェリーなどの内陸航路は有力な交通手段でありながら、政策を決める中央からは目の遠い存在だった。ETC割引制度を発表した麻生前首相や政府幹部が発表直後にフェリー業界からの陳情を受け「そうだ、フェリーがあったな」と述べたことは有名だけれど、フェリーなしの生活が考えられない現地民にとっては信じられない言葉。盛夏を控えトラブルで原発がすべてとまってしまったとき、新聞社をあおって首都圏大停電だと報じさせ安全性に問題のある原発をろくな検証もなしで運転を再開させたこともあった。沖縄の基地問題も常に中央(東京)主体で考えていて地方の視点などまったくない。
 このようにあまりに中央や東京の都合で地方が振り回される現状にはげんなりさせられる。愚かな政策が国民各々の大切な出生地・居住地などを蹂躙することのないようお願いしたいものだ。

2010/03/24(水)   労働分配率の改善を

 派遣法改正や優勢民営化見直しなどがニュースになっているが、その日本郵政が非正規社員10万人超を正規職員にする意向と発表された。高給うんぬんや税金うんぬんなどと反対する向きもあるようだけど、素直に歓迎したい出来事である。
 今年の春闘でも賃金改定はかんばしい値ではなかった。いまだに企業の採用志向は低く、2002年前後の就職氷河期並みであるといわれている。そのころから正規社員ではなく非正規社員を拡充する動きが大手からはじまり、面接などのコストが馬鹿にならない中小にまで広がった。モノはなんでも定期より不定期のもののほうが高く、もちろん社員だってそうなのだから、本来ならば正規雇用よりも採用に関するコストはかかるはずであり実際にそうである。しかし、派遣会社のマージン(ピンはね)がひどいことなどから実際には非正規社員の賃金のほうが低く抑えられている。世の中変なものである。
 日本の文化なんだけれど、リストラなど社員の解雇が難しいということがある。解雇ができないから雇用にも慎重にならざるを得ないということ。非正規ならばコストは(実際には正規より)かかっても、気が向けば解雇できる。雇用の調整弁としてのメリットが全面に発揮されている。
 しかし企業の発展のために従業員に適切な対価を払うことも企業の社会的な役割である。国の無策ゆえか年金や保険などの社会保障負担も増える一方だけれど、だからといって従業員をコスト意識で扱ってよいものだろうか。雇用者が低賃金に圧迫されれば消費の伸びようもないし、景気の回復もおぼつかないというものだ。ソニーは去年凍結した昇給分を今年合わせて実施すると発表していたけれど、従業員に報いようとする企業というのは少数派なのだろうか。

2010/03/23(火)   雪国の苦悩

 スタッドレスタイヤからノーマルタイヤに戻す時期はいつも悩ましい。春は三寒四温ということでときおり寒い日もあり、気象予測が難しい。スタッドレスに変える時期はだいたい11月下旬の連休である。ちなみに一昨年の初積雪は11月22日、昨年の初積雪は11月3日であった。
 ノーマルタイヤに戻した場合、雪や路面凍結なども怖いのだが、なによりもいやなのは高速を使えなくなる可能性である。チェーン規制が敷かれるとチェーンやスタッドレスがなければ通れない。高速道の入口レーンは1つだけになり、チェーンやスタッドレス装着の検問による入口出口渋滞で散々な思いをするがそれはまだましなほうなのである。一般道では頻繁に事故の光景がみられ、何時間もまったく進まないというケースも普通にあるからである。
 高速が通行止めにされていた。積雪でも事故でもないのに?と思ったが、なんと電子部品のごみを乗せたトレーラーが路肩の障害物にぶつかり、ごみが散乱したためらしい。世の中、いろんなことがあるものだ。国道19号も20号も片側1車線であり、しわ寄せで渋滞して困った。すべての国道を整備しろなんてことは言わなくが、凍結され続けている20号バイパスなど主要国道だけでもなんらかの整備はできないものだろうか。

2010/03/22(月)   予想外の出来事

 このページに猛毒は蜜の香り(新ニュース短評)という名の社説鑑賞の記事がある。古いもので前身のニュース短評(ひとつのニュースに対してソースを引っ張ってきて文面を書いていたもの)からどれぐらい続いているか分からない。ちなみに当初、1日分書くのに5時間以上かけていたことは秘密である。あのころから思えばいろんな面で成長したものだ。
 そんなこんなで土曜か日曜のどちらかには図書館に行き実際の紙面を読んでいる。少し前のことだが、ある新聞の1面を見て驚いた。なんと父のカラー写真が載っていたからである。別の新聞の社会面にも載っており正直驚いたのなんの。もちろん犯罪や指名手配などの不名誉な話ではない。思いっきり吹いてしまい館内の他の利用者に迷惑をかける有様だった。自分自身もなんだかんだで1年に数度は1面を含めどこかに載っているのだけど、カラーは自身も未経験の領域である。
 そういえばその日の前後に父から自分の携帯あてに電話があったのだった。酔うとだれかれ構わず電話をするという悪癖が父にはあり、「ああまたか」という印象で電話に出ることなく電源ボタンを連打していたのを覚えている。まさかそのときの用件がこのときの新聞写真の原本かあるいは拡大パネルがほしいという電話だとは誰が予想できよう。知人の記者経由でコンタクトを取りなんとか任務を果たしたのだった。

2010/03/21(日)   プロスポーツを考える

 プロ野球が開幕した。いつもながらパリーグの開幕のほうが早い(今年は1週間)のはなぜなのかと思うのだけど。各チームの大黒柱が開幕投手として登板するとあって緊迫したゲームが多かった。中でも阪神監督を経験したオリックスの岡田監督が金子を続投させ1−0で完封勝ちした試合は目を引いた。阪神時代なら間違いなく継投のシーンだったから。DH制ゆえの完封劇と言ったら金子に失礼だろうか。
 しかし野球というのは世界でみればそう人気がない。アメリカはともかく、ほかには韓国でなされている程度である。台湾、中国にもチームはあるけれどレベルという意味では劣るのだろう。アジアシリーズなどを見るとそう思わされる。世界的人気という意味では物足りない故か、次回の2012年ロンドン五輪からは野球とソフトボールが見られなくなることが決まっている。
 オーストラリアに居れば観戦するスポーツも日本とは変わってしまう。日本では野球、大相撲、ゴルフ、プロレスといったところの中継が多いけれど、向こうに居ればなんと言ってもクリケットである。あの難解なルールを覚えるまで一苦労だった。全豪テニスは自身も見に行った。ほかにはラグビーなどの中継も多い。
 日本でスポーツを見て何が気に食わないかといえばボクシングなどを筆頭に完全にテレビ局主体の興行になってしまっているところ。偏見放送だけでも吐き気がするのに審判まで買収されていたりするから異常である。ボクシングの判定はなんであんなに理解できない差がつくのか。野球をみても思うけれど全豪テニスのようにビデオ判定を取り入れるとか客観的な判定を取り入れることはできないのだろうか。ファンあってのプロスポーツ。もっと全体を盛り上げるためにいろいろと考えてほしい。

2010/03/20(土)   消える機内食

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(日本航空の機内食。どの会社でも特段おいしいとは思わないのは事実だが、なくなるのは惜しい。)

 コンチネンタルが機内食サービスを中止するらしい。もっとも米航空業界といえばデルタやアメリカンなども9.11以降相次いで機内食を中止しており、もうどこもサービスしなくなったというのが本当のところ。日本だって15年前はどうだったかといえば国内線の時刻表に「朝食」や「茶菓」などと書かれていたものだった。それこそパンなども出たし早朝便は重宝したものだった。
 その無くなった機内食はどうなっているのだろう。機内食に限ったことではないが飲み物すらも有料である。バージンブルーやジェットスターなどに乗るとフライトアテンダントが飲み物を売りに来たものだった。飲みたいと思ったときだけチョコレートやレモネードなどを飲んだものだった。自分が利用したときで$3〜4AUD(200〜400円)。機内食はメニューによっても異なるが$8〜30(600〜3000円)など。これぐらいなら妥当なサービスかな、と思えたが、巷ではそういう認識ではないようだ。
 いまだにフルサービスといえばニュージーランド航空などがそう。オーストラリアとニュージーランドを結ぶ便にはオーストラリア系のジェットスターとカンタス、ニュージーランド系のニュージーランド航空があったのだけれど、ニュージーランド航空のサービスはオーストラリア人にも好評のようで愛用者も多いようだった。筆者も777に乗り大目の機内食を出されたときには驚いたものだった。普段は飲まないビールもなぜか3缶(ハイネケン、VB、トゥーイーズニュー)も飲んだ記憶がある。いつもならジェットスター利用で何もでないのに慣れているからである。
 航空会社それぞれが独自のサービスをするのは当たり前としても、最近はだんだんとサービスは縮小傾向にあるようである。各社ともに国際線がドル箱だったのは今は昔なのだろうか。また原油価格が上昇傾向にあるけれど、このまま行けば全キャリアから機内食が消えてしまうかもしれないと危惧している。

2010/03/19(金)   増えた一時間

 ちょうど半年前のこと。ドイツのコメルツ銀行による為替市場操作が問題になった。取引終了直前にランドを売り浴びせ、12円台から8円台にまで暴落したのだった。システムの欠陥を指摘する声もあったけれど、それよりはむしろサーキットブレーカー(相場が急変動した場合に無理やり取引中止にすること)がないことやスプレッドの広がりが問題視されるべきだったろう。
 スプレッドとは中値からの差であるが、通常10銭程度のものが4円になったのだ。米ドルで言えばたとえば今なら90円58銭で買えて、90円53銭で売ることができる。この5銭の差がスプレッドというもので、取引所や取り扱い銀行の利益になる。ランドで4円のスプレッドといえば米ドルだと30円ぐらいにあたるわけで、こんな相場が形成されることは異常としか言いようがない事態であった。
 ちょうど半年前にランドが売られた理由は米時間が夏時間から標準時間に変わるために取引時間が短くなったことがあった。通常と違うタイミングを狙い済まして売りを仕掛け、週明けは相場は大暴落。新聞では被害をこうむった人たちが訴訟を起こすだなんて書かれていたけれど、いったいどうなったのだろう。
 そう。今月13日から米時間が夏時間に戻った。当然ながら取引時間が1時間長くなり、なんらかのことが起こってもおかしくないとは思ってはいたが、残念ながら今週は何も起こらなかった。しかしそれは東証などが対策を練ったからではないのが残念である。相場の安定のために取引所はもっと尽力してほしい。

2010/03/18(木)   春の足音

 なにぶん諏訪地域は寒い。車を運転していたが山間では吹雪になり、あわやというシーンもあった。路面は凍る上に吹雪がやめば今度は濃霧は襲うと散々な状態だった。二輪しか所持していなかった時期であれば当然こんな気象条件で運転できないわけで当然経験などはまったくなかったのだけれど、やはり運転というのは慣れればなんとかなるもの。もっとも慣れたころが怖いというのもある。今後も気をつけなければならないとは意識している。
 めっきり日が長くなった。もうすぐ春分であり6時ごろまで日が出るのだから当然ではあるのだけど。しかし寒いゆえか花が咲くような兆しもない。桜の開花は例年4月中旬〜下旬。まだもう一息というところだろうか。いまだに防寒着が手放せないのではあるが、寒がりすぎだろうか。
 野球の信越リーグのひとつである信濃グランセローズ出身の星野真澄投手が巨人で支配下登録された。信濃出身の選手としては初である。育成枠出身の選手が多い巨人ならではの出来事だろうか。一足早い春を迎えた印象の星野投手だが、これからも大変だろう。ようやくスタートラインに立てて、これからどれほどの活躍を見せられるか。今後の活躍を楽しみにしたい一人である。

2010/03/17(水)   ネット誹謗中傷

 ささいな言葉がきっかけでいざこざを起こしたことがある人は多いだろう。あの一言が余計だった、と言った具合に。しかしそんな折、現代ではそんなこと言ってない、そんなつもりじゃない、というような弁解にシフトする傾向にあるようだ。わが身はかわいくても他人のことはどうでもいい、そういう現代流の風潮の現れのひとつだろうか。
 言葉の場合はいざとなれば言った言わないの水掛け論になるけれど、文章の場合はそうはいかない。週刊誌や新聞を相手取り名誉毀損などの訴訟はよく行われている。毎回のように芸能人などの有名人のネタを取り上げるほうも取り上げるほうだと思う。読み手からすればあることないことごちゃまぜで、どれが本物なのかを見抜く手立てなどない。しかし記事としては確かに残っており、後日検証することもできよう。
 しかしネットの文章というものはそうはいかない。サーバごとなくなるなどもありえるし、差し替えることも削除することも可能である。以前毎日新聞がアメリカのサイトで問題を起こしたときに「最大で○○万人が閲覧可能だった」というような原告側の試算が出ていたけれど、理論上はたとえ短時間であっても全世界の人がそれを確認することも可能である。情報の速さ、受発信障壁の低さはネットの利点でもあり、害でもある。
 ラーメン店主が誹謗中傷されたとして賠償を求めていた裁判で、訴えが認められた。文章の発信主が匿名性を盾に無責任発言を繰り返す例は山ほどあるけれど、今後はそうもいかなくなってくるかもしれない。ネットユーザーが皆マナーがよければそのような法による足かせをはめる必要もないのだけれどと考えれば残念なことである。

2010/03/16(火)   隣国脅威論

 中国や北朝鮮で情報統制が行われていることは周知の事実である。そして両国に加え韓国でも反日教育がなされていることも周知の事実である。そして、日本と北朝鮮の間に国交がないのも周知の事実である。しかし、日本と台湾との間にも国交がないことは意外と知られていない事実である。
 国交がなくても貿易などは盛んだし、ビザなし交流など人の交流にも努めている。奇異に映ってもこれが外交というものである。日本と北朝鮮の間には国交はないことになっていても実際にはやはり貿易はある。軍事利用されうるコンピュータ類や化学物質などの密輸出、あるいは麻薬や魚介類の密輸入は未だになくならないのだろう。政府が公式情報を明らかにしないので分からないのではあるが。金正日は麻薬や軍事技術移転、通貨偽造や保険金詐欺などで欧州の銀行に数千億円もの資金をため込んでいると報じられていたが、それぐらいのことはいくらでもありえそうだ。もっと世界を挙げて制裁を加えてくれるとよいのだけど。
 その北朝鮮や中国が軍事力を増強しているから、日本は核を一時的に抱えていても仕方なかったのだろうか。ライシャワー元大使の腹心が日本の岩国基地に一時的に核を保管していたと認めた。何かあればすぐに隣国脅威論を持ちだす人は病気であり、反日教育を進めている国々の指導者となんら変わらない。内政レベルで反日教育が必要でも、外政レベルになれば日本抜きではサムソンだって窮地に陥る。リーマンショック後のウォン暴落にもかかわらずサムソンの利益は激減した。日本から部品を買えなければサムソンの製品など成り立たないからである。韓国だけでなく中国にも日本が本当に必要な場面というものは多い。
 日本が攻撃される攻撃されると煽り続けて外政レベルでいったい何が得られるのだろう。いたしかたない措置だったと開き直る論点にも同意しがたい。日本の外交がいつまで経っても進歩しなかったのは中韓と異なり内政と外政を切り分けられない政府上層部の幼稚な思想に起因したように思えるのは穿ちすぎだろうか。

2010/03/15(月)   政権交代半年

 日本というのは戦後、政権交代がなかった不思議な国であった。そもそもの原因は社会党に政権を取ろうという意欲がなかったからであり、何でも反対を貫き通して自民党からわけ前をもらっていたというところ。しかしそんな時代は終わり国政のパラダイムシフトが起こっても自民党だけは何も変われないままであった。もちろん今もそうなのであるが。
 歴史的な政権交代から半年。外務省などの動きを見ていると本当に政権交代しなければなされないことだらけだ。外務省だけに限ったことではないが閣僚の会見のオープン化が進み、新聞も下手なことが書けなくなったことも大きな変化。高校・高速無償化とか外国人参政権とかのような小さなことにこだわりすぎてもっと選挙のときの大きなテーマであった無駄遣い撲滅や官僚社会の終焉が進んでいるようには思えないのが残念だけれど、それは今後の課題というところだろうか。
 それにしても内紛続きの自民党。鳩山邦夫が離党届を出したらしいけれど、そんな小さな世界で争ってどうするのだろう。国政が成熟していくためには立派な与党と立派な野党が必要である。谷垣総裁のふがいなさも目立つけれど、自民党が弱っていくということは皮肉なようでも日本がダメになっていくということでもある。6〜8年スパンで政権交代が続くぐらいの国家が理想に思っているが、今のままではそれはとてもありえなさそうな感触なのが残念である。

2010/03/14(日)   青春18きっぷ

 JRが売り出す企画乗車券というものは国鉄時代とは比較にならないほど増えてきている。企画乗車券というのは通常の乗車券とは異なるいわばイベント商品であり、割安な切符のことである。たとえば関東だとホリデーパスなどがそうであり、関西であれば昼間特別割引きっぷがそうである。好評を博した商品も多いものの、一時的な販売で打ち切られることも多い。
 しかし国鉄時代から続く根強い商品がある。青春18きっぷである。特急などには乗れないが1日乗り放題で2300円/日である(ただし購入は5回単位)。東京からその気になれば九州は大牟田の隣駅である荒尾(熊本県荒尾市)まで行くことができた。筆者は快速ミッドナイト(函館=札幌間)が運行されていた時代に上野から札幌まで行ったことがある。どちらも2260円(当時)であり、破格の値段であった。使い勝手が悪くされたりなどいろいろとあるものの現在でも利用者は多い。
 昔は1シーズンに1〜2枚(5〜10回)は使っていたものだけど、最近は1年に1枚(5回)買えばいいほうである。体力の衰えゆえか、それとも電車の使い勝手が悪い故か。どちらか分からぬが、久々に青春18きっぷを買って山梨のほうまで出かけた。車の運転ももはや慣れたものだが、やはり電車の旅行は楽であると気づいたと同時に、最近の読書量の少なさに気付かされた一日であった。

2010/03/13(土)   ダイヤ改正

 JRは毎年第二土曜日にダイヤ改正を実施している。平日にしない理由は万一なんらかの不具合があったときに通勤ラッシュに悪影響を与えないためであり、この時期になる理由は季節柄、旅客が少なくなるからである。長野エリアでは県内用の時刻表が売られている。冊子のもので150円。JR西日本が同種のものを無料で配布しているのと比較するとどうかと思うけれど、それでも利用者としてはこの冊子はなくては成り立たないものである。
 中央東・篠ノ井・信越線の電車の運行系統は東京=高尾、高尾=甲府、甲府=松本と松本=長野で分かれているのだが、なんだかんだ言っても松本を挟む両者は接続するようにできていた。あるいは一部は直行するするようにできていた。にも関わらず今年のダイヤ改正を見ると、途中駅で特急しなのの通過待ちが組み込まれ、両者はつながらなくなってしまった。松本到着5分前に甲府行き(高尾行き)がすでに出発してしまっているとは・・・・。2分待てば電車が来る首都圏ならともかく、1〜2時間に1本しか電車がない地域でこの仕打ちである。特急を使えというJRの無言の圧力に溜息もとまらないというものか。
 そもそもダイヤを変更することがなぜ「ダイヤ改正」と称されるのだろう。今回の改正はどう考えても「改悪」であり、改正でもなければ改良でもない。ダイヤ改正という言葉が生まれた経緯は不明だが、利用者が理解を示せる改正を行ってほしいと思う。

2010/03/12(金)   絵の進歩と文の進歩

 たまに漫画が読みたくなるとまんが喫茶に出かける。これは日本に居ても海外にいても同じであり、とくに海外にいるとまんが喫茶をとても重宝する。飲み物飲み放題などは当然ついていないにもかかわらず3時間で15ドルぐらいかかるもののそれでも利用する。日本からの最新刊(とはいえそれでも2〜4週間ほどは遅れている)を読んだり、あるいは古い単行本を読んだりいろいろである。
 長々と同じシリーズの漫画を読んでいるとほぼ間違いなく最初のころの作画と最後のころの作画が全く別モノに近くなっている。作者の作画力の向上ゆえだろうか。もちろんアシスタントなども入れ替わっているだろうけれど。もっともこの話は漫画家にとってもやはり謎らしく、遊戯王の著者の高橋和希が子供のころの疑問をまさにいま自分が演じている、と素直に述懐していた。
 長期連載の漫画ほどよく変わるのは当たり前としても、では文章は変わらないのだろうか。このシリーズをはじめて13年、初期のころの文を読み直すと味があってよかったと思うところもあり、稚拙さに目を覆いたくなる部分もある。しかしそれらを含めて過去の自分が凝集されているかと思えば残してきて良かったと素直に思える。そして今後ももっとよい文が書けるよう、精進し続けなければならないだろうと改めて思う。

2010/03/11(木)   地球温暖化

 地球温暖化と言ってもピンとこない。夏が去るごとに猛暑、冷夏などといい冬が去るごとに暖冬、厳冬などと言うけれどそれらの表現が自身の経験と一致した試しなどない。なんらかの判断基準で決められればいいのだけどそうもいかないだろう。
 諏訪地域で言えば今年は去年に続いて諏訪湖が一度も凍らなかった。これも昔であれば毎年凍っていたのである。今年ももちろん寒い日は何度もあり朝方は氷点下マイナス10度なんてことも何度かあった。それでも全面結氷は一度もなし。一部分が凍ったことはあったのだけどね。
 そう言えば琵琶湖に比べれば諏訪湖が歴史に出てくる機会は少ない。武田信玄が亡骸を諏訪湖に沈めてくれと言い残した、あるいは野麦峠の映画で出てきた女性労働者が諏訪湖を海と見間違えたというのがあるけれど、ほかに諏訪湖が出てくる機会なんてないような気がする。世界史では湖沼が出てくる史書はいっぱいあるのにもかかわらずである。
 アウステルリッツではナポレオン率いるフランス軍がロシア・オーストリア連合軍を破ったのだけど、ナポレオンは凍結したテルリッツ湖上を逃走する敵軍を大砲で打ち、氷を割って撃沈させたという逸話がある。こうした有名な戦いも地球温暖化とともに大仰な昔話へと化していくのだろうか。

2010/03/10(水)   見よう見まね

 どんなことでも最初にやるときは大変である。スポーツなどもそうである。最初にゴルフをやったとき、どれほど敷居が高いと思ったことか。ほかにもスキー、テニス、バドミントンなどもそうである。もっともそれらに対して障壁を感じたのは筆者の運動能力の低さゆえかもしれない。
 車のワイパーの機能が低下したため、はじめて自分で交換した。もっともオイル交換などは完全に任せており、ワイパー交換も依頼するのが正解だったかもしれない。2本で2000円あまりのワイパーに対して交換作業費は105円だったから。ところがそこに対する疑念が襲う。105円でできるような簡単な作業さえできない人間だと思われたらどうしよう・・・などである。
 ワイパー部分が取り外せることも知らず、向きを変えてああだこうだと一苦労。取り外したら取り外したでひ弱な故かストッパー部分から引きぬけなくて困る。すったもんだの末にやっと作業が終わったと思ったら1時間以上も経っており、手は真っ黒であった。交換作業費が105円だから自分でやってみたものの、おそらくこれが1050円などであったならば脳内にワイパー交換は面倒臭い作業であるという印象が刷り込まれ、一生作業をお願いしたままだっただろう。これもまた心理のなせる業である。
 バイク関係もそうだったけれど、おそらく筆者はメカに関しては弱いのだろう。部品名を見てもそれがどれを指しているのか分からなかったり。なんとか無事に終わったので良しとしなければ。

2010/03/09(火)   核持ち込み密約

 戦後の日本の安全保障の問題はむつかしい問題である。解などない問題であり米ソの冷戦に挟まれながらも軍隊の保持をしなかった日本がどのように安全保障を実現するか、政治家でなくとも悩むだろう。本日外務省が会見したところによると核持ち込み密約は実際にあり、そして実際に何度も持ち込まれていたようである。
 この案件をどう考えるか。安全保障のためにはやむを得ないことだった、という見解には思考減退を感じる。国防のために核搭載船の寄港が必要不可欠であると国民の信を問えばよいだけだから。国民にかかわる問題であるのに主権者である国民不在のまま政治家や政党が一存で決めたというのは愚かな開き直りであり、民主主義を無視した行為でしかない。また、誰しも核持ち込みを知っていた、軍隊がないと言いながら自衛隊があるのと同じように論議をしないことで日本人は幸せになっていた、という指摘もある。しかしその指摘も違うところがあるように感じる。
 戦争の動員のころから日本では「お国のため」「お上のため」という言葉がよくつかわれていた。年配の方では現在でもそういう傾向が強いようで、たとえば年金未納の裁判などでも「わしゃお上の言うとおりにしてただけじゃ、それがなんで年金を受け取れんのじゃ」とテレビで語っていた人がいた。公害、薬害エイズなどでもそうだし、農業政策に翻弄された農家の方もそうである。国はいつも正しい。そう頑なに信じている人たちの考えは自分のような世代には理解できない。考えそのものもそうだが、その数の多さはもっと理解しがたいかもしれない。しかしそれも時代というものだろうか。
 ともかく、核がひそかに持ち込まれていた時代、一部の人たちにはそれが嘘だと見ぬけても、また一方で国がそんなことをするわけないという考えの人たちも相当数いたことは想像に難くない。日本国民は愚直で忍耐強いと世界では言われるけれど、そういう国民をだます政策など、やはり時代の背景を考えても理解しがたい。いやむしろ国民がそういう傾向にあるからこそ、政治は国民を欺く方向に進み続けるのかもしれないと考えれば、今後も国民は政治に対して厳しい目を向け続けなければならないだろう。

2010/03/08(月)   夫婦別姓法案

 急に低気圧が発達し寒い日が続いた。2月の下旬は雨であったのに3月に入り連日で雪が降り、うっすらと積もった。地域柄4月までは雪の可能性もあるとはいえ、あまりない気象である。
 駐車場に停めていく車が目に止まった。一台が来てまっすぐに入庫する。当然ながらタイヤの跡は2本しかない。そしてまた次の一台がきて、今度はバックで入庫する。するとタイヤの跡が複雑な痕跡を残していく。前輪と後輪の動きがγの字のようになり、後輪の動きは綺麗なr字型であるのに対して前輪の動きは歪んだS字状であり、無駄な動きが多くお世辞にも綺麗な跡ではない。
 見慣れているはずのものの動きでも実は意識していないということは多いのだろう。交通事故などでは内輪差、外輪差という言葉があるが、直線でない限り4つの輪がまったく同じ軌跡を描くことは科学的にありえない。4つの輪の位置はそれぞれ固定されていても、それぞれがばらばらに動きつつ、それぞれの役割を果たしている。
 夫婦別姓法案が国会で審議される方向である。父母に子供で何人の家族になるのかは家庭それぞれだが、みながそれぞれ違いを持っていて、それでいながらも動く方向は同じ。それが家庭というものではないのだろうか。姓が違えば車に取り付けられないほど、個々のタイヤというものは法律で厳格に規定され続けなければならないものなのだろうか。

2010/03/07(日)   行き過ぎたエゴ

 環太平洋地域でのクロマグロ規制が現実味を帯びてきた。今日に至るまで日本が群を抜いて捕獲してきたことは間違いない話ではあるが、いかんせん日本を狙い撃ちしたような措置にも思える。全面規制となれば国内の遠洋漁業に大きな打撃を与えるだろう。もっとも最近はチーズなどの乳製品もそうだが、もちろんマグロ類の中国の消費もうなぎのぼりに増えている。人口増に歯止めがかからず、食糧確保は中国のネックになりつつある。日中の共闘が思わぬ土俵で実現するかもしれない。
 同じく環太平洋地域ではシー・シェパードによる日本の調査捕鯨への妨害活動が続いている。日本の(調査)捕鯨の姿勢にも問題があるとは思うけれど、ゲリラ的で人命を奪いかねない過激な反対活動には看過できないものがある。捕鯨に反対する理由も個体数の減少を主張したかと思ったら鯨は知能が高いスーパーホエールだと言ってみたり、なんとも一貫性がなく説得力もない。シー・シェパードは調査捕鯨の時期が終われば環太平洋地域にクロマグロ漁の妨害に行くと公言しているが、彼らにとって捕鯨とマグロ漁にはどのような違いがあるのだろうか。
 各国それぞれに食文化があり、世界のグローバル化が進んでもそれぞれは基本的に尊重されるべきであろう。肉食文化があり、雑食文化があり、草食文化がある。もちろん環境を破壊するレベルになると問題だが、説得力のある論拠も持たずに過激な妨害活動をし、ただ自己集団の価値観を他に押し付ける集団の蛮行が見過ごされてよいのだろうか。

2010/03/06(土)   住民基本台帳カード

 春は確定申告の季節。毎年のように女優を起用し納税に向け取り組んでいるようである。e-tax利用による5000円の税額控除は昨年度末までであったのに今年度にまで延長されていた。おかげで5000円の還付を受けられ、ありがたい限りである。
 e-taxを用いた電子納税には住民基本台帳カードが必要であり、さらにそれに加え電子証明を格納していないといけない。カードの発行に500円、電子証明の格納に500円となれば1000円であり、しかも有効期限は3年しかない。いろいろなことを考慮すれば5000円の税額控除では割に合わないサービスであろうか。
 e-taxなどそっちのけで普段の身分証明に住民基本台帳カードを使っているのだが、どこか信用のない書類だと思われているのか、レンタルビデオ店などでは「運転免許証はお持ちですか?」と聞かれた。持ってはいるのだが敢えてそこで健康保険証を出すと普通に身分証として機能するのが不思議である。ある官公庁の窓口では住民基本台帳カードを見せたにも関わらずやはり運転免許証の提示を求められた。
 パスポートなどは住所が書いていないからともかく、地方自治体が交付し国がエンドースしている証明書なのに眉つばもので見られるのはどういうことなのだろう。こんな調子では納税者番号の導入など、はるか先のことになりそうだ。

2010/03/05(金)   南征の旅路

 昨年の暮れあたりかと思うが曹操の陵墓が発見されたと書いた。真贋に関する熱心な論争は続いており多くの出土品に関する鑑定が熱心に行われている。さすがに一国の王、しかも中国の過半を治めた王の陵墓ともなれば相当な数の出土があるのだろう。一般開示などはなされていないがそのときを心待ちにしている。
 その曹操の配下に夏侯惇という猛将がいる。曹操の旗揚げのときから付き従っており、曹操の配下でありながら曹操と同じく漢の爵位を得ていた唯一の人物。言ってみれば曹操とは同列である。その夏侯惇、いろんな逸話があるが最近発見された陵墓がやはり物議を醸している。なにせ棺のほかには剣がひとつ出てきただけだったのだ。謙虚で情に厚いとの陳寿の記述そのままの人柄だったのであろうか。主君である曹操との対比も興味深い。
 もうひとつの逸話といえば、やはり戦場で隻眼になったことだろう。呂布征伐に向かった夏侯惇は曹性の矢を受け、左眼を失った。父母からいただいた身体を粗末にするわけにはいかぬとその目を食べてしまったという、強烈なエピソードである。
 自身も一時ひどい視力低下に悩まされた。片目はともかく、もう片方が元に戻ったからよしとしなければいけないだろうか。目が見えなければどうしようもなくしばらくは引きこもりの時期が続いたけれど、また気晴らしも兼ねて外に出ようと思っている。ゴールデンウィークの予定は沖縄入りしてから徐々に北上というところだろうか。

2010/03/04(木)   世界の献血

 最近、日本では献血の不足に悩まされているようだ。どうやったら献血してもらえるか苦悩しているという。マッサージをしたり有名人をイベントに呼んだり、なんでもありなようだがそれでも献血者は増えそうにない。いったい何が日本人を献血から遠ざけているのだろう。
 今日は献血をした。いつもの通り400mL献血なのだが、いつもの通りここ1年以内に海外に行っているので大変である。安全管理は分かるけれどいかんせん渡航記録が面倒臭すぎる。まじめに全部申告していればそれだけで記入用紙の表裏を使い切りそうだ。さすがにそこまではどうかと思い、前回の分以降の分だけを記入することにしている。
 そう言えばオランダで献血をしたとき、550mLだった。オーストラリアでは献血はしたことはないが親友いわく500mLである。ほかにも多くの国で500mLという献血量が標準になっている。もちろん日本人との体格の差もあるのだろうが、200mLなんて量を献血されても使うときに困る、というのが本音のようである。たとえば2000mLの献血の必要があるとして、500mLの献血であれば4人分で済む。400mLなら5人分、200mLなら10人分必要である。ところが当たり前のことだが、多くの人からの供給分を使えば使うほど免疫リスクや感染リスクなど余計な心配が増してしまう。
 献血は普通の体格の大人であれば600mL強を行っても問題ないとされている。しかしさすがにそこまでの量はどうかと考えたのか知らないが、500mL前後で統一されている模様である。日本もどうやったら献血人口が増えるのか考えることは大切だと思うが、上限がずっと400mLのままというのも奇異な話である。もちろん人によっては200mLが精一杯というケースもあるだろうけれど、献血はそもそも輸血を必要とする患者のためになされるもの。もっと患者の安全性について真摯に考えてほしい。

2010/03/03(水)   将棋界の一番長い日

 将棋界のトップ10名で争われるA級順位戦。9戦の総当たりで優勝者が名人位への挑戦権を獲得することができる。最終戦は三浦八段(6勝)対郷田九段(4勝)、高橋九段(5勝)対谷川九段(5勝)、丸山九段(5勝)対佐藤九段(1勝)、藤井九段(3勝)対森内九段(4勝)、木村八段(4勝)対井上八段(3勝)という組み合わせであった。挑戦の目は三浦、高橋、谷川、丸山の4名の争いで、2名の降級枠のひとつは佐藤に決まり、残りひとつが藤井と井上の争いであった。
 高橋道雄九段。四十九歳。A級最年長であり、過去には十段王位などタイトル5期、名人位にも一度挑戦し中原名人を3勝1敗まで追いつめたことがある。しかし去年A級に復帰しながらも周囲の評価は「お持ち帰り」(昇級翌年に降級すること)などあまりかんばしくなかった。当の高橋本人は開幕前にリーグ表を見て、最終戦が同世代でタイトルを何度か争った谷川ということもあり「谷川さんと挑戦を賭けて対戦できれば最高である」と述べていた。首位を走る三浦が敗れればこの対局の勝者がプレーオフに進出できる。まさに高橋の述べたとおりの展開になって、A級最終戦を迎えた。
 高橋は研究を尽くした横歩取り。後手番のハンデをものともせず盤面五分に進め、谷川の読み違いを誘い快勝した。6勝3敗。誰が高橋のここまでの活躍を予期できただろう。残念ながら三浦は郷田相手に辛勝し名人位への挑戦は幻となってしまったが、相変わらずの高橋の対局への真摯な姿勢をみることができ感動したのだった。順位が10人中2位と上がる来期はどのような活躍を見せてくれるのだろうか。

2010/03/02(火)   またも豪利上げ

 ある通貨が利上げされれば他の国の通貨を売ってでもその国の通貨は買われようとする。しばらく前には円キャリー取引、現在はドルキャリー取引というものが盛んだけれど、これらは低金利の円やドルを売ってより金利の高い豪ドルや南アランド、時にはユーロやポンドなどを買う動きのことを指す。
 オーストラリアの経済が好調である。きっかけは中国の資源需要の回復。呆れた土地バブルも一旦は腰折れしながらも回復し、地価は再び上昇傾向。スワン財務大臣は利上げによる資源需要の減退を懸念しながらも(豪ドルが買われれば、中国にとっては資源は値上げになる)、他国より経済が好調なのだから利上げは必須の選択肢と証言。今日から政策金利を0.25%上げて年4.00%とした。渡豪するたびに物価のあがりようにうんざりするのだけれど、経済の好調は純粋にうらやましいこと。
 日本では日銀に対して政府がいろいろと注文をつけている模様である。イギリスなどは利上げや金融引き締めどころか、さらなる量的緩和まで検討していると公言してはばからない。このように二極化が進む世界経済だが、全体的には回復傾向にあると見ても良いのだろうか。

2010/03/01(月)   ついに引退、500系のぞみ

 始まりがあればいつかは終わりもあるというもの。このページはもはや運用から15年になろうとしていながらまだ続いているがこんなのは稀有な例。いつなくなってもおかしくない。いつまでも文章のプロになれない自身に対しもどかしい気持ちもある。いつかは大団円を迎えてみたいと思っている。
 独特の風貌で人気の新幹線、500系がのぞみの運用から引退し、今後は新大阪博多間のこだま運転に専念することになった。デビューからまだ20年にもならない。なんともったいない話だろうか。今後も運行を続けるとはいえ16両編成から8両編成に減らされる。そもそも山陽区間の新幹線は6両や4両のものもあり、8両でも過大編成かもしれないぐらいである。
 近頃は鉄道車両の入れ替えが急ピッチで進んでいる。東北新幹線もこまち車両が引退することになっているし、ほかの車両も多くは入れ替え対象。在来線でも山手線、中央線、京浜東北線などでE233系の導入が進んでいる。時代の流れなのかなとも思うけれどラインカラーでしか路線が判断できないようでは特徴に乏しいと言わざるを得ない。量産効果は分かるけれど、もっと各線独特の車両を導入できないものだろうか。

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