今週の市場サマリー

<猛毒は蜜の香り>
新聞には、新聞社に不都合な記事は掲載されない。それにしても、最近の割引率は異常ではなかろうか?

2012/6/2より、規模を縮小してお送りしています。
2015/11/10より、土曜日のみ定期、その他は不定期に政治ネタをお届けします。

2017/06/15連載を終了させていただきました。ありがとうございました。

2009/01/31(土)   今週の市場サマリー

今日の社説。

信濃毎日:国会代表質問・スリランカ

毎日:雇用対策・かんぽの宿
読売:日露関係・景況感急直下
産経:国会代表質問・かんぽの宿
朝日:北情勢・かんぽの宿
日経:雇用対策・有毒餃子事件1年

かんぽの宿に関する論説が盛り上がっているのがとてもいいことだと思う。
長銀を数億円で売って転売価格が数百億円になってしまったみたいにならなくて、本当によかったと。

産経。

>  2400億円は長年にわたる取得額の累計である。建物の老朽化や土地の値下がり、年間50億円近くもの赤字を生み出す事業であることを織り込んだ現時点での評価額93億円と比較する議論は乱暴といえる。むしろ2400億円の責任は、採算を度外視して建設費用を投資してきた歴代の郵政公社幹部や、それを許してきた政治家に求められるべきだろう。

朝日。

> これほど巨額の損失を出すことになった責任はどこにあるのか。郵貯や簡保の客から預かったお金を、収益性を無視して施設建設に投じた放漫な官業ビジネスと、そうした施設を選挙区へ誘致してきた政治家こそ責めを負うべきだろう。この点も含め、総務相には問題の全体像を見てほしい。

これは奇妙な一致(笑)

(参考)商品相場
純金 928.40(△21.90)
原油  41.68(△ 0.24)

> 今週は円ドルは86円±2円、日経平均は7300±250ぐらいかなぁ。

大外れ、かな。
来週はそういう方向に進みやすそうではある。予想は据え置きで。
いい加減、どこまで悪材料が出れば出尽くしなのか知りたい。
ソニーとかトヨタとか、あえて下方修正を小幅にして何度も下方修正することで日本市場を荒らしているようにしか見えないものね・・・
9月の中間決算のは本当にひどかった。
あの時点で通期赤字になることを見通せない経営陣・・・末期ですね、ほんと。
そんな中にあって明治海運の決算は目を引くものだった。
債務を外貨建てにして、円高に海外通貨の利下げもあいまって金利も総額も大幅減。
あれは経営陣を賞賛しないとね。
当たり前のことができるってことが、やっぱりすごいことなんだよね。

※上記はあくまで筆者の個人的予想であり、帰結に対して一切の責任を負いません。

(参考)週末相場 週初相場 二週間前相場
対米ドル: 89.82  88.84  90.58
対ユーロ:115.05 115.36 120.35
対豪ドル: 57.17  58.27  60.76
日経平均:7994.05 7745.25 8230.15
債券10年:1.300% 1.240% 1.220%
債券20年:1.900% 1.870% 1.810%

(参考)商品相場=前週末比
純金 928.40(△22.60)
原油  41.68(▼ 4.79)

(先週のおもな出来事=主観による)
・両院協議会の末、二次補正予算が成立
・香川銀と徳島銀が2010年をめどに経営統合、持ち株会社化へ
・王将戦第二局、深浦が勝利し1勝1敗

2009/01/30(金)   

今日の社説。

信濃毎日:有毒餃子事件1年・IMF見通し

毎日:国会代表質問・農政改革
読売:国会代表質問・IMF見通し
産経:日露関係・有毒餃子事件1年
朝日:国会代表質問・日露関係
日経:国会代表質問・かんぽの宿

(参考)商品相場
純金 906.50(△18.30)
原油  41.44(▼ 0.72)


2009/01/29(木)   

今日の社説。

信濃毎日:施政方針演説・300日規定

毎日:施政方針演説・新送金サービス
読売:施政方針演説・農政改革
産経:施政方針演説・海警海自派遣
朝日:施政方針演説・失業者急増
日経:施政方針演説・海警海自派遣

(参考)商品相場
純金 888.20(▼11.30)
原油  42.16(△ 0.58)

2009/01/28(水)   喧々諤々の論議

日銀が10年ほど前の長銀、日債銀など前回の金融危機にかかわる議事録を公開した。
速水総裁(当時)が踏み込んだ認識をしているのに驚くと共に、その認識の割にあの政策のなさはないわ・・・とも驚いた。

100年に1度の経済危機といわれる現状ですが、日銀内部では当時以上にあつい論議を交わしているのだろうか・・・
白川総裁は「崖から落ちるような景気情勢」と語っていたけれど、あまり議論をしているようには思えないのが残念である。
景況感が8月〜9月から急速かつ極端に悪化しているのに比べると、日銀の緊張感のなさはなんとかならないものかと思います。


今日の社説。

信濃毎日:再生可能エネ・オバマ外交

毎日:米環境政策・海賊対策
読売:二次補正予算成立・中国軍事力増強
産経:米環境政策・二次補正予算成立
朝日:二次補正予算成立・グアンタナモ廃止
日経:米環境政策・企業に公的支援

読売。

>  両院協議会の混乱で、景気対策のための2008年度第2次補正予算の成立が遅れた。

遅れたのは与党が臨時国会に補正予算案を提出しなかったからだと思うんですが。。
両院協議会の紛糾は1日のみ。かたや、法案提出の遅れは1ヶ月以上にも及んだ。
どちらが遅れの主因なのかは自明だと思いますが。

定額給付金はスピードが大事だから、年末調整よりも前の年内に支給になったんじゃなかったのか。
所得制限の話が出て話がもつれ、自治体側で制限を課せられないと分かると地方分権の名の下に丸投げ。
12月に出ていた補正予算案と現案とにほとんど差異がないのに、なぜ提出がこれほど遅れるのか。

景況感が8月〜9月から急速かつ極端に悪化しているのに比べると、国会の緊張感のなさはなんとかならないものかと思います。

(参考)商品相場
純金 899.50(▼ 9.30)
原油  41.58(▼ 4.15)

2009/01/27(火)   世論調査に思うこと

毎日の内閣支持率調査でまた麻生内閣の支持率が下がった。
麻生内閣が支持されなくなりつつあるということの示唆ではあるけれど、調査対象は国民である。
就任からまだ4ヶ月。
それだけの間にこれだけ支持率が下がること自体、異常にも思えてくる。
4ヶ月の間にわかったことは、消費税を引き上げる方針である。公務員制度改革の衰退、など。
消費税の据え置きや公務員制度の改革を求めて自民に投票した人が、4ヶ月の間にこれらが進まないことが明らかになった結果として不支持に転じたのなら、当然のことだと思う。
でも事実は決して、そうではないよね。
ただ「なんとかなりそうだ」「やっぱりだめそう」というような思いだけで、支持率がこれだけ急上昇、急降下する。

でも、やはりこれが政治なのかもしれない。
郵政解散と銘打った衆院の突然の解散でポピュリズムに乗り小泉自民党は圧勝。
解散前に自民のあれだけの圧勝を予期できた新聞社などなかった。
あのときに自民を支持した若年層は、いまや小泉政権が進めた規制緩和、労働分配率低下に大きく苦しんでいる。

事象の分析なんて、一朝一夕でどうにかなるものではない。
見かけにだまされることのないよう、心することしかないのかもね。

今日の社説。

信濃毎日:渡り問題・朝青龍優勝

毎日:両院協議会・タクシー規制
読売:介護と雇用・H2A
産経:両院協議会・オバマ外交
朝日:温暖化対策・山形知事選
日経:両院協議会・日露新時代

産経。

>  定額給付金などを盛り込んだ第2次補正予算案の成立が27日にずれ込んだ。参院では野党の反対で否決され、両院協議会でも決着しなかったのは遺憾だ。

否決されじゃなくて修正され、でしょ。
問題の本質の部分で間違えているのはどうかしている。

それに、参院の意思が国民の意思だと結論付けようとは思わないけれど、政府与党の予算案の執行方法に問題があるからこそ、あのような遺憾な形になったのだと思います。

毎日。

> 毎日新聞は定額給付金について目的も効果も明確でないと再三指摘し、撤回を求めてきた。世論調査でも賛同する人は少数だ。にもかかわらず、麻生太郎首相や与党はこうした声にまるで耳を傾けない。極めて残念だ。

産経の社員に比べて高い待遇だから低額(定額)給付金なんていらないのかな(笑)
それは冗談としても、年内給付を目指す方針はどうなったのだろう。
どうして定額減税にして、年末調整で還付という方針を採らなかったのだろう。
その答えは新聞を読んでいれば明白ですが、何度も反芻してしまうことなんだよね。

(参考)商品相場
純金 908.80(△13.00)
原油  45.73(▼ 0.74)

2009/01/26(月)   強姦もどきに強奪もどき

今日の社説。

信濃毎日:かんぽの宿・スペシャルオリンピックス

毎日:オバマ外交・中国国防白書
読売:地球温暖化対策
産経:公的資金注入・中国国防白書
朝日:イラン核疑惑・スポーツセクハラ
日経:地球温暖化・臨床研修期限短縮

朝日。

>  カナダでは五輪経験者約230人のうち、2割が競技団体の幹部らと肉体関係を持ち、1割近くはそれが強制されたものだったと打ち明けた。日本でも本格的な実態調査が急務だ。

ひええ。怖すぎる話ですな。

信毎。

>  日本郵政の説明によると、譲渡してから2年間は承諾なしに施設を転売しない条件が付いているという。意地悪な見方をすれば、2年後からは不採算施設を売ることが可能になる。
> 今の時点で売却に「OK」を出すわけにはいかない。

拘留期間は2年じゃないよなぁ。
最初は20年の見間違いかと思ったぐらい。
埼玉のかんぽの宿(ラフレさいたま)ひとつだけで、建設に300億円ほどかけている。そして、首都圏にあるかんぽの宿の社宅は今でも47億円もの資産価値があるという(週刊朝日)。

いくら毎年40億円ほどの赤字と言おうが、109億円で買収して2年の赤字で200億円ほど一時的に持ち出しになったとしても、その後で優良資産だけ生かせば優に200億円以上の価値は出てくるだろう。

一番ありえないのは、オリックスが”郵政民営化は小泉直轄の部隊が進めたのであって、ウチの宮内は関与していないと〔仄聞〕(そくぶん)しております”と書いていたこと。

念のため全文をオリックスのプレスで確認しました。ただし、URLを省略。

> 当社が把握している限り、総合規制改革会議、規制改革・民間開放推進会議の過去の答申中には「郵政民営化」というテーマは出てまいりません。

(中略)

> 「郵政民営化」については、小泉元首相の直轄であり、規制改革会議とは別の審議会である「郵政三事業の在り方について考える懇談会」第1回〜第10回が担い、法案通過後は全閣僚で構成される「郵政民営化推進本部」および本部内に設置された「郵政民営化委員会」によって議論がなされたと仄聞しております。

当社の把握内容と宮内の把握内容が違う時点でこの会社は末期だね。

2009/01/25(日)   

今日の社説。

信濃毎日:海賊対策・全国体力テスト

毎日:オバマ時代・被害者参加裁判
読売:三損保統合・全国体力テスト
産経:公務員制度改革・全国体力テスト
朝日:大学生の学力・死因究明
日経:中国の役割

信毎の海賊対策の社説から。

>  ソマリアは今、無政府状態だ。治安の悪化が海賊行為につながっている。ならば、日本は踏み込んで、現地の治安を改善する支援のあり方を探ることもできるはずだ。それも重要な対処法である。目先の海賊対策だけでは解決できないことを忘れてはならない。

目の付けどころがシャープですな。

2009/01/24(土)   今週の市場サマリー

今日の社説。

信濃毎日:クローン牛豚肉・マイナス成長

毎日:小型衛星・マイナス成長
読売:あたご事故・消費税増税論
産経:まいど1号(小型衛星)・拉致事件
朝日:小型衛星・海賊対策
日経:消費税増税論・3損保統合

産経の北朝鮮拉致事件の社説だけど、蜜月の小泉=ブッシュ時代を過ぎた後、突然のテロ指定国家解除などをはじめとして血の気が引くように両者は遠くなっていった。
そういう経緯を考えれば、日本がアメリカへ過度の期待を抱き続けてもどうしようもないこと。
主権国家なら、自国の問題はできる限り自国で解決しなければ。

あとは読売。。。

> Sales tax hike must be calmly considered

Sales taxって表現、読売以外では見ないんだよなぁ。
Consumption taxとかGST(Goods and Service Tax)じゃだめな理由があるんだろうか。

(参考)商品相場
純金 895.80(△37.00)
原油  46.47(△ 2.80)



> 円ドルは87円を窺うか越えてしまい、日経平均はそれを受けて7400±250ぐらいだろうか。

ご祝儀相場などなく、ニューヨークは新大統領就任日に4%ほどの下落だった。
円ドルは87円10銭まで買われた。
とはいえ、オバマ新大統領に期待するしかないという米国民の現状がある。
過大にも映る米国民の新政権への期待が裏切られれば韓国のように任期の長さを嘆く声が蔓延するかもしれない。
経済政策が失敗しないためにはドル安政策に誘導するしかない。
民主党はいつもそうだったのだし。
いくら世界と対話と言おうが、結局自国経済が回復しなければ自身のクビがおぼつかないわけで、保護主義に突き進む可能性が十分に考えられる。
日本企業は当分、ドル安に苦悩する場面が続くかもしれない。
円ドル相場よりもドルユーロやドル豪ドルの水準で見ていったほうが、しばらくの間は動きがよく分かるかもしれないね。

今週は円ドルは86円±2円、日経平均は7300±250ぐらいかなぁ。
豪ドルは55円近辺が底だと見ているけど、50円を割るような動きになったら全力買いするだろうね。
なにせ、いっぱい使うし(笑)

※上記はあくまで筆者の個人的予想であり、帰結に対して一切の責任を負いません。

(参考)週末相場 週初相場 二週間前相場
対米ドル: 88.84  90.58  90.34
対ユーロ:115.36 120.35 121.27
対豪ドル: 58.27  60.76  63.62
日経平均:7745.25 8230.15 8836.80
債券10年:1.240% 1.220% 1.300%
債券20年:1.870% 1.810% 1.860%

(参考)商品相場=前週末比
純金 895.80(△55.90)
原油  46.47(△ 9.96)

(先週のおもな出来事=主観による)
・オバマ=フセイン=バラク氏が第44代米大統領に就任
・台湾で一律3600元相当の地域振興券を配布、所得制限は設けず

・町田でインフルエンザの院内感染、116人に感染、3名死亡
・札幌北洋HD、南日本銀などが公的資金注入申請の検討
・王将戦第一局、羽生が先勝

2009/01/23(金)   海自そのものが海賊ではないか!と言われたらどうするんだろう

今日の社説。

信濃毎日:あたご事故・西松建設裏金

毎日:あたご事故・消費税増税論
読売:海賊対策新法・景況感悪化
産経:あたご事故・消費税増税論
朝日:あたご事故・資金繰り支援
日経:あたご事故・資金繰り支援

読売の海賊対策の社説。
> 一方で、防衛省が従来、現行法での派遣に過度に慎重だったことには、大いに疑問がある。
> 現行法での派遣は、他国の船を守れず、武器使用に一定の制限がある。現場指揮官が判断に迷う場面があるかもしれない。しかし、日本国民の生命・財産を守ることこそが自衛隊の最大の使命だ。
> 現場指揮官の負うリスクと、日本関係船舶が海賊の脅威にさらされ続けるリスクのどちらを優先すべきかは自明だろう。

自明・・・なのかなぁ。。。。。
海賊が多発するから海上の取締りを強くするべきだというのは当然の論理に見えて、実はソマリアの現状が見えていない論議だと思う。
多発のそもそもの原因である悪化したソマリアの治安回復なくして海賊被害を減らすというのも難しいことだろう。
それに海賊の話は今回が初めてではない。
倭寇だってそうだし、九鬼嘉隆だってそう。藤原純友だってそう。
海賊の歴史は古く、多くの前例がある。数年前にはマラッカで多発した。
いまのソマリアに政府がないことを知っている人はどれぐらいいるのか。
もっと過去の事例を精緻に分析して現状と照らし合わせ、今回の件でどう対処すべきか考えて欲しい。


あたごの事件では海難審判から海自に安全を徹底するよう勧告が出された。
国民の命を守るべき組織が何の非もない漁師親子の命を奪ってしまった。
その後も事故・不祥事は相次いで現在に至っているのに、防衛省は幹部の会見回数を減らしたいと言ったり、あたごの事故でもまるで進展を見せなかったり・・・
いまのままでは海自そのものが海賊だといわれても反論できないだろう。
深い論議も現状解析もなく、ただ「海賊が多発してる、だから海上自衛隊派遣だ」なんて短絡的な結論になるのは怖い時代だと思う。


もうひとつ、日銀が企業の資金繰り支援としてREITの買い入れを決めたことは、個人的には異論があるかな。
日銀は株式を購入したこともあるけれど、さすがに値下がりが確実な資産を組み入れるのはどうなのかなと思う。

(参考)商品相場
純金 858.80(△ 8.70)
原油  43.67(△ 0.12)

2009/01/22(木)   新時代の幕開け

今日の社説。

信濃毎日:オバマ新大統領

毎日:オバマ新大統領
読売:オバマ新大統領
産経:オバマ新大統領
朝日:オバマ新大統領・中国軍事増強
日経:オバマ新大統領

FRB議長にしてもそうだけど、重要人事って就任から数ヶ月が勝負だと思うんだよね。
危機感を国民に伝える姿勢はよく分かったけど、その先はどうなることやら。
3月期決算がまとまったあとの6月下旬〜7月にかけてが日本においての正念場になるだろうか。
この時期を底に市場が好転できるか。
それとも、下落するドル相場に振り回され市況はどんどんと悪くなっていくか。
それにすべてがかかっている。

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ソニーが公式に業績を下方修正した。

前回修正したときもキヤノンのとあわせて「そんなんだったら公表するなよ!」などと突っ込んだものだった。
今回も突っ込みどころは満載である。

> 第4四半期の前提為替レート:1ドル90円前後、1ユーロ120円前後。
>(10月時点の前提為替レートは、1ドル100円前後、1ユーロ140円前後。)

> 今回の見通しは経営陣の現在の予測にもとづくものであり、外部環境の不確実性や変化に左右されるため、様々な要因により実際の業績と大きく異なる可能性があります。(後述の「将来に関する記述等についてのご注意」をご参照下さい。)

それぐらいの予測しかできない人たちが経営陣なのだもの。
そりゃ業績も悪くなるよ・・・

ソニーは対ドルで1円円高で年間の利益が40億円、対ユーロで1円円高で同70億円目減りする。
10月の時点では営業利益は2000億円の黒字を見込んでいたが、今回、2600億円の営業赤字に訂正した。

対ドルで10円、対ユーロで想定より20円も円高になっている。
しかもこれが半年前とか1年前の予測ならまだ分からなくもないけど、三ヶ月前のものでこれなのだからね。
どういう経営陣なのかと・・・(苦笑)

ともあれ、見通しの差による損失はどれほどか。
対ドルで10円×40億円×0.5(半年)=200億円。
対ユーロで20円×70億円×0.5(半年)=700億円。
合計で900億円あまり。
営業利益は4600億円も下方修正したのだから、他の通貨比での円高の影響を考慮しても今回の下方修正は為替だけによるものではない。
完全に、販売不振によるものだろう。

はっきり言えば為替の影響をモロに受ける企業体質な時点でだめなのであって、なぜこんな事態に陥る前に手を打っておかなかったのか。
為替に強いメーカーといえばセイコーエプソンとかかな。
対ドルで1円の円高が年間の営業利益を押し下げる効果はたった1億円(対ユーロでは同12億円)ほどなのだから。

リストラってのは好調のときにやるものであって、決して業績不振のときにやるものではない。
好調のときは辞めた従業員も別の会社でいい待遇で働ける可能性が高いし、原資にも余裕がある。
不調のときのリストラっていうのは、単に株主のための存在証明のようなものだ。
従業員の士気は下がる一方になり、優秀な人材が率先して高い退職金を受け取ってバンバン辞めてしまう。

日本企業はいい加減にリストラのあり方を見つめなおさないといけないと思っている。
それができない限り、日本企業に新しい時代の幕開けは訪れないだろう。

(参考)商品相場
純金 850.10(▼ 5.10)
原油  43.55(△ 4.81)

2009/01/21(水)   大政奉還しても、外部環境は変わらない

今日の社説。

信濃毎日:院内感染・消費税増税論

毎日:派遣法改正・渡り容認
読売:トヨタ大政奉還・株式会社大学
産経:クローン牛豚肉・日本史必修
朝日:オバマ大統領誕生
日経:トヨタ大政奉還・地銀に公的資金

トヨタの人事が刷新され、14年ぶりに創業家から社長が誕生する。
カイゼンという名の、乾いた雑巾をさらに絞りきる政策で利益を積み重ねてきた。
しかし今回は外部環境の大幅な悪化。
円高に加え3分の1の売り上げを占める北米市場の不振で、乾いた雑巾から出る数滴の水ではとても大旱魃を克服できない。
過去最高益の前期を尻目に今期は営業赤字が予想されている。

派遣社員・期間工(期間従業員)の雇い止め、幹部の報酬・賞与カットなどの自社内だけで乾いた雑巾を絞れないとなれば、どうなるか。
下請けや孫請けに泣いてもらうしかない。
昨年春までは絶好調だったわけで、自動車会社の要請で企業規模からすれば不相応な多大な設備投資をした下請け・孫請けも多いだろう。
いきなり発注数を減らされ、あるいはなくされ、償却負担が重くのしかかる。
大企業と違い内部留保も薄い。含み損はいっぱいあっても、含み益はほとんどない企業が多い。

トヨタが大政奉還をしても経営の外部環境はまったく何も変わらない。
むしろ筆頭株主でもなんでもない創業家を優遇することは、他の株主を軽視していることを内外に露呈することでもある。
そういう中で、下請け、孫請けの連鎖破綻は容赦なく続いていくだろう。
そしていずれ北米市場が回復したとき、下請けの破綻がボディーブローのように効いてくるんだろうね。
つい最近でさえ、ビッグスリーが破綻したら部品調達ができなくなるから救済しろ、とわけの分からない論理を展開していたのだもの。

(参考)商品相場
純金 855.20(△15.30)
原油  38.74(△ 2.23)

2009/01/20(火)   キング牧師追悼の日

今日の社説。

信濃毎日:ガザ停戦・予算案審議

毎日:かんぽの宿・環境政策
読売:防衛大綱・予算案審議
産経:ガザ停戦・院内感染
朝日:テロとの戦い・院内感染
日経:ガザ停戦・ユーロ10年

毎日のかんぽの宿の社説から。

>  小泉改革当時、規制改革にかかわった経営者の企業が、その成果を享受したと受け取られてもやむを得ない例は見受けられた。当時は、そうしたことへの批判は盛り上がらなかった。

なぜ盛り上がらなかったんだろうね。
オリックスはほとんどの分野の民営化、民間委託にあたってずいぶんと儲けたはずなのだが。

朝日のテロとの戦いの社説。

>  昨年11月、大規模なテロに見舞われたムンバイという地でインドとパキスタンの融和と協力を語ったのも、軍事力だけでテロを根絶できると思いがちな対テロ戦争の愚かさを際立たせたかったからに違いない。イラクなどで英国自らが払ってきた犠牲への反省もこもっていよう。

人間の感情なんて、軍事力とか経済力とかをもってしてもどうにもならないものだからね。
考えさせられる事件だった。
そして同時に、最大の同盟国である日本の尽力で今なお続く不毛な戦争を未然に防ぐこともできたのではないかと思うと、とても悲しい事件でもあった。

オバマ氏もキング牧師追悼の日に当たり、壁のペンキ塗りなどのボランティアをしたと伝えられている。
奉仕の心を世界に広めたい。

(参考)商品相場
休場(キング牧師追悼の日)

2009/01/19(月)   証取法違反で個人に追徴金処分

今日の社説。

信濃毎日:自民民主党大会・核軍縮

毎日:自民民主党大会・ガザ停戦
読売:民主党大会・ガザ停戦
産経:自民党大会・財政再建目標
朝日:ガザ停戦・欧州の派遣労働規定
日経:自民民主党大会・シティ縮小

相場操縦で個人投資家に745万円の追徴金課徴処分がなされた。
前例のない出来事ですが、このご時勢だものね。
情報力、資金力とも乏しいはずの個人が生き残っていくためにはあらゆる手段もやむをえなかったということだろうか。
それでも、法を犯してはいけないと思う。

2009/01/18(日)   ハドソン川に航空機が不時着、全員無事

今日の社説。

信濃毎日:世界経済

毎日:大学全入時代・財政健全化
読売:社会保障税
産経:春闘・航空事故と鳥
朝日:かんぽの宿・北の核問題
日経:消費税増税論・大学全入時代

朝日のかんぽの宿の社説の結論。

>  自民党内では、郵政民営化の見直しの動きが続いている。鳩山氏はこれとの関連の有無について言及していないが、もしも「待った」の真意が民営化策の見直しにあるのなら、正面から堂々とそちらの主張をするべきだ。

これは心配しすぎじゃないかと思うのですがね。

産経。

>  鳥の衝突が原因とみられるエンジントラブルで、米ニューヨークのハドソン川にUSエアウェイズの国内線旅客機が不時着した。幸い機長の冷静な判断と巧みな操縦で乗客乗員155人全員の救出が確認された。
> 着水も完璧(かんぺき)で、主翼が壊れずに機体の浮きの役割を果たした。乗客は厳冬の川面に放り出されることなく、救出作業はフェリー会社の船も加わって迅速に行われた。この救出劇からも学ぶところは多いだろう。

これは機長をどんなに褒めても褒め尽くせないほどの出来事だと思う。
日本のパイロットはうまいけど、韓国とかアメリカのキャリアって軍出身の人が多いからか、操縦がとても荒いような印象があって。
オーストラリアみたいな安定陸塊にある国は天候が荒れることが少ないので、国際線で日本などに着陸するときはとても下手である。

それはともかく、このパイロットがどういう経歴なのか分からないが、全員無事だから目立たないのかなぁ。
航空各社はこの事件をいい教訓にしてほしいと思っています。
やっぱり航空機って物騒なイメージがつきまとうからね。

2009/01/17(土)   今週の市場サマリー

今日の社説。

信濃毎日:ガザ空爆・高速道路無料化

毎日:ブッシュ退陣・地震の日
読売:経済運営方針・自民党大会
産経:センター試験・民主党大会
朝日:消費税増税論・地震の日
日経:公務員制度改革・欧州金融政策

(参考)商品相場
純金 839.90(△32.60)
原油  36.51(△ 1.11)

毎日のブッシュ退陣の社説から。

>  米国につき従うだけでは日本の利益は保てない。そんな当たり前のことが身にしみた8年ではなかったか。日本も謙虚に8年を総括しなければならない。

ブッシュ時代の8年にわたって、日米同盟がどのように機能したのか。
日本のためになることはあったのか。
日本外交について考えさせられる8年間だったよ。

--

株が売られた。
ということは円高になったということ(笑)
そして、債券が買われた。

来週火曜日にはオバマの米大統領就任を控えている。
ご祝儀相場って、あるんだろうか。
嵐の中の船出であり、アメリカの政治空白は2か月ほどの短い期間で終了する。
方や日本の政治空白は・・・・いやになるほど長くて困ったものですね。
日本の政治が不甲斐無いから、株価も下がるだろう。
オバマ就任とともにドル安政策が取られることも想像に難くないことだし。
円ドルは87円を窺うか越えてしまい、日経平均はそれを受けて7400±250ぐらいだろうか。

※上記はあくまで筆者の個人的予想であり、帰結に対して一切の責任を負いません。

(参考)週末相場 週初相場 二週間前相場
対米ドル: 90.58  90.34  92.29
対ユーロ:120.35 121.27 127.80
対豪ドル: 60.76  63.62  65.49
日経平均:8230.15 8836.80 8859.56
債券10年:1.220% 1.300% 1.170%
債券20年:1.810% 1.860% 1.700%

(参考)商品相場=前週末比
純金 839.90(▼15.10)
原油  36.51(▼ 4.32)

(先週のおもな出来事=主観による)
・ECBが0.50%利下げし、1.50%に
・ニューヨークのハドソン川にUSエアウェイズの航空機が不時着

・与党が衆院で予算案を強行可決

2009/01/16(金)   民で立て直せるなら、官でも立て直せるはず。

今日の社説。

信濃毎日:春闘・調書漏洩裁判

毎日:春闘・対北朝鮮政策
読売:春闘・密集市街地
産経:オリックス問題・西松建設裏金
朝日:春闘・西松建設裏金
日経:春闘・減反見直し

今日は産経から。
前にも日経に出たけど、14日、鳩山総務大臣がオリックス子会社へのかんぽの宿の分割譲渡を認めなかった問題。

>  政府が規制改革に関する会議に財界人を登用するのは、官僚にはない発想を期待するからだ。その出身企業に、随意契約ならともかく、入札まで遠慮しろというのでは、引き受け手がいなくなる。その結果、規制改革が進まなくなれば元も子もない。

どうだろう。
産経の指摘にも一理ある。
しかしながらやはり、一種のインサイダー取引のようなものだと思うのですが。
小泉=宮内ラインがなければ分割譲渡すらなかったわけで、そう考えれば入札の機会すらオリックスはもてなかったわけだから。

結論。

> かんぽの宿は毎年多額の赤字を出している。日本郵政の経営を圧迫しており、結論を長引かせるわけにもいくまい。ただ、利用者に使い勝手のよい施設に生まれ変わらなければ、譲渡の意味が薄れることにもなる。契約の経緯ばかりに目を奪われ、本筋の議論を見失ってはならない。

宮内が主導した規制改革における郵政改革の本題は、かんぽの宿が大赤字だから、日本郵政から切り離す必要があった、ということ。
そして、日本郵政からかんぽの宿を買収した会社が、それを利益のあがる体質に作り直していくこと。
その両方ができてこと、日本郵政の面目も、かんぽの宿の面目も、買収した企業の面目も立つわけだ。

でも、別に日本郵政が持ったまま、かんぽの宿を改革して損益トントンか黒字にすれば、何も問題ないわけだ。
国営だった時代や公社時代ならともかく、いまは株式会社化しているのだし、政府に株を多く握られているとは言っても経営の自由度も増している。
かんぽの宿をてこ入れしたら民業圧迫だ、などと叩かれる時代でもなくなっていると思うしね。
民間に譲渡しなければ経営効率化、黒字化が果たせないという論理こそ幻妄なのであって、民間の利益率の高いオリックスのような企業が自社への利益誘導のために論理だてていることそのものではないのかな。
オリックスに譲渡しなくても、オリックスから経営陣を受け入れて、かんぽの宿を建て直させればいい。
それでうまくいけば報酬を大量に払えばいいし、だめなら保証金の没収などで責任を取らせればいい。
会社分割・売却をしなくても、かんぽの宿は建て直せるんじゃないのかと思う。
そしてそうでなければ総計27もの企業がかんぽの宿を入落札しようとは思わないだろう。

(参考)商品相場
純金 807.30(▼ 1.50)
原油  35.40(▼ 1.88)

2009/01/15(木)   お休み

今日の社説。

信濃毎日:ロシア資源外交・ハロゲンヒーター事故

毎日:企業倒産急増・西松建設裏金
読売:輸出産業不振・西松建設裏金
産経:オバマ時代の外交・死刑論議
朝日:オバマ時代の外交・男女共同参画
日経:オバマ時代

めぼしいテーマがないのでお休みさせていただきます。
西松建設が2紙に載るとは思わなかったな。。

(参考)商品相場
純金 808.80(▼11.90)
原油  37.28(▼ 0.50)

2009/01/14(水)   与党が衆院で予算案を強行採決

今日の社説。

信濃毎日:給付金衆院通過・子どもの遊具

毎日:給付金衆院通過・日米同盟
読売:給付金衆院通過・リニア新幹線
産経:給付金衆院通過・Jパーク
朝日:給付金衆院通過・最高裁判事人事
日経:給付金衆院通過・電機業界の構造改革

毎日。

> 結局、政権維持と衆院選の先送りしか眼中にないのではないか。そんな疑念すら浮かんでしまう。

疑念じゃなくて確信だけどね(笑)

> 。「2兆円」を今、何に使うべきか。野党多数の参院で十分に審議し、与党に修正を迫るのが正攻法だ。

本則どおり国債償還に充てるのが筋です。
100%間違いない。
国家の火の車の財政が国民の財布のひもを固くしているのだから。
いくら給付金が30日経って衆院の優越で決まっても、国債償還に充てる資金を給付金に回す関連法案は60日以上経たないと成立しないのだし、話し合い解散も現実的なものだと思いますがね。

国民の支持を得ていない内閣が居座りを続けることで、どんどんと国家が蝕まれていってしまうのは悲しいことといわざるを得ない。

日経。

> 渡辺氏は麻生首相の政権・政策運営を痛烈に批判したが、造反したのは渡辺・松浪両氏にとどまり、いまのところ造反の動きは限定的だ。どんなに不満があっても与党議員には2次補正や本予算を早期に成立させる責任があることを忘れてはならない。

渡辺氏はすでに離党していますからね。与党議員でもないわけで。
党籍を変えているのだからこの書き方はないんじゃないのかな。。と。

朝日。

>  この週末、いくつもの報道機関が行った世論調査の結果は衝撃的だった。

> 麻生内閣の支持率は、朝日新聞、産経新聞、共同通信の調査で軒並み2割を割り込んだ。逆に、不支持率は読売新聞、NHK、産経、共同の調査でそろって7割を超えた。67%の朝日を含め、国民の3分の2を上回る人々が首相にNOを突きつけたかたちだ。

いや・・・
朝日らしからぬというか、朝日らしいというか・・・
まあ今日のような日にしか見られない書き方だよなぁ・・・とはしみじみと思った(笑)
読売をパスして産経を書くなんて。
まあ、読売の同調査は21%だったから引用できなかったのだけど(笑)

(参考)商品相場
純金 820.70(▼ 0.30)
原油  37.78(△ 0.19)

2009/01/13(火)   日韓首脳会談

今日の社説。

信濃毎日:日韓首脳会談・タミフル

毎日:日韓首脳会談・世界天文年
読売:日韓首脳会談・脳の科学
産経:日韓首脳会談・糖尿病
朝日:日韓首脳会談・公務員制度改革
日経:日韓首脳会談・オバマ時代

ソウルで日韓首脳会談が行われた。
李大統領も麻生首相も支持率が急落している。
最新の読売調査によれば麻生首相の支持率は20%で、李大統領のそれは19%。

いつも歴史問題が沸き起こってやまない両国の関係がうまくいくときは、どちらも内部に火種を抱えているときなんだね。
外交を政権浮揚のきっかけにしたい、ということだろう。
なんという戦略的互恵関係(笑)
ちなみに戦略的互恵関係というのは、現在政治家の間で流行っている言葉である。

日本も大変だけど、韓国も大統領制で任期が5年だから長いと思う。
解散・総選挙に当たる任期途中での交代もないわけだし。
そう考えれば日本はまだ恵まれているということか。

(参考)商品相場
純金 821.00(▼34.00)
原油  37.59(▼ 3.24)

2009/01/12(月)   いつの世も一人では笑えない

今日の社説。

信濃毎日:成人の日

毎日:交通死者減少・オバマ時代の日米外交
読売:成人の日・雇用問題
産経:成人の日・中国軍事
朝日:成人の日・赤羽医師解放
日経:シリーズもの(3)

毎日。

> 03年に約半世紀ぶりに8000人の大台を割った後、減少の流れが加速したが、その前々年には危険運転致死傷罪が新設され、前年には飲酒運転やひき逃げの罰則が強化されている。

少し前までは大台と言えば10000人のことを指したものなのだけど。
減少はいいことですよね。

もっとも、その背景には医療の進歩もある。
交通事故発生後24時間以内の死亡しか、交通死者にはカウントしないからね。
後遺障害や重症を来した方々をカウントすれば、トータルではあまり年次的な変化も薄いのかもしれない。

信毎から。谷川俊太郎さんの「幸せ」という一節から。

>  わたしは幸せです

> でもわたしが幸せなだけでは

> 世界は良くならないと思うのです

> 違いますか?

ちゅーさんも言ってたことだけど、個々の幸せだけを追求しても、どうしようもないよね。
人は一人では生きられない。
成人の日というのは保護者から独り立ちすることを示しているけど、社会では周囲との関係に気を配って生きていかないとね。
それがおいらの新成人へのメッセージです。

2009/01/11(日)   今年のキーワードは「緑のニューディール政策」?

今日の社説。

信濃毎日:緑のニューディール政策・年金問題

毎日:オバマ時代・日本年金機構
読売:外交政策
産経:タクシー強盗・首相訪韓
朝日:ロシア資源外交・銀行資本注入
日経:シリーズもの(2)

信毎から。

>  ニューディールという言葉が再び世界の注目を集めている。

> 今回はグリーン・ニューディールとして、環境やエネルギー関連分野へ投資し、雇用拡大や景気浮揚だけでなく地球温暖化対策を目指すのが特徴だ。

世界恐慌時のニューディール政策に本当に効果はあったのかは経済学でも今なお論議が盛んなほどである。
うまくいっていたのであれば第二次大戦など起きなかった、とする説とかね。

前回は軍需で回復したのか真偽はともかくとしても、今回は環境対策という名目で大量の財政支出が図られる模様である。
世界各国の財政出動を見ると日本の財政状態というのは本当に悪いんだなぁ・・・としか言えないね。

2009/01/10(土)   今週の市場サマリー

今日の社説。

信濃毎日:定額給付金・年金問題

毎日:ガザ停戦調停・無償援助増額
読売:ガザ停戦調停・日中戦略対話
産経:オバマ景気対策・ソマリア海賊
朝日:オバマ景気対策・ガザ停戦調停
日経:シリーズもの

(参考)商品相場
純金 855.00(△ 0.50)
原油  40.83(▼ 0.87)

ずいぶんと債券が下げた週だったなぁ。
歳出増を見込んだ動きなのかどうか。
今後しばらくは売られすぎた銘柄の買い戻しが主流だろうか。
個々の好材料も出尽くし感が出てきているしね。

※上記はあくまで筆者の個人的予想であり、帰結に対して一切の責任を負いません。

(参考)週末相場 週初相場 二週間前相場
対米ドル: 90.34  92.29  90.60
対ユーロ:121.27 127.80 127.45
対豪ドル: 63.62  65.49  62.20
日経平均:8836.80 8859.56 8739.52
債券10年:1.300% 1.170% 1.210%
債券20年:1.860% 1.700% 1.760%

(参考)商品相場=前週末比
純金 855.00(▼24.50)
原油  40.83(▼ 5.51)

(先週のおもな出来事=主観による)
・英金利4カ月連続の引き下げで2.00%から1.50%に、史上初の1%台
・ガザ空爆、解決見えず
・ロシアがウクライナ経由東欧向けのパイプラインを停止

・通常国会が開幕、定額給付金に批判相次ぐ

2009/01/09(金)   超ひさびさの三本立て

今日の社説。

信濃毎日:派遣労働・赤羽医師解放

毎日:ロシア資源政策・定額給付金の矛盾
読売:ロシア資源政策・衆院予算委
産経:ロシア資源政策・赤羽医師解放
朝日:派遣労働者切り
日経:ロシア資源政策・かんぽの宿

欧露関係を見ていると、日中のそれと大した差がないようにも思えてくる・・・(笑)

ロシアがウクライナ向けガス価格を引き上げようとし、応じないウクライナ向けガス供給を停止した。
その後もウクライナ経由で他の欧州国家10数カ国向けの供給は続いていたはずなのだが、それも供給停止になりエネルギー問題が生じた。

毎日。
>  天然ガスの供給をめぐるロシアとウクライナの対立は、ウクライナ経由で送られている欧州向けガスが完全停止するといった事態に発展してしまった。東欧を中心に欧州全体に影響が広がっている。
> ウクライナ側は、「ロシアがガス供給を停止した」と主張し、ロシア側は「パイプラインを封鎖したのはウクライナだ」と反論して、双方が非難の応酬を続けている。
> ガス価格などで交渉が決裂し、ロシアはウクライナ向けのガス供給を停止したものの、欧州向けの供給は続いていたはずだった。
> ところが、現実には、オーストリア、チェコ、ルーマニア、スロバキアなど10を超す国々でロシア産ガスの供給が完全停止したという。東欧に進出している日本企業が操業停止に追い込まれるといった事態も起こっている。

利害対立だけで起こった問題ではない。だからこそ解決が難しい問題なわけですな。

産経。
>  ロシアは、一切の責任は価格面などで条件を受け入れないウクライナ側にあると強く非難し、一歩も引かぬ姿勢を示している。
> しかし一方では、同じ隣国でも親ロシア的なベラルーシには格安の価格でエネルギーを供給している。欧州への統合を目指すウクライナとは異なる優遇ぶりだ。ロシアがエネルギーを政治的な武器としている証左でもある。

それは外交手段としては当然のこと。
日本だって豪国民にブーブーいわれながら、リッター10セント(6円)ぐらいで液化天然ガス(LPG)を大量に購入しているというのに。
豪国内では同60〜80セントで売られているのだから、反発も無理のないこと。


もうひとつ。エチオピアで昨年9月に武装グループに拉致された赤羽医師が開放された問題。

産経。
>  犯人グループは「身代金を得たので解放した」などとうそぶいているようだが、身代金による解決は新たな誘拐事件を助長する。政府や関係機関は、否定ないしノーコメントを貫いている。

外交機密費というのはこういうところに使われているのだろうけど、全額がそうなのか。
素性が分からないけど必要な予算のひとつだと思うからこそタチが悪いものだね。
官僚は素性の悪さを利用して私腹を肥やすのではなく、自ら率先して襟を正して欲しい。


日経のかんぽの宿譲渡に関する社説。
日本を切り売りする政策を推進した小泉首相と、民側からどこを切り売りするかの提言を続けたオリックス宮内氏。
ある意味では両者の官民トップコンビが寄り添って、国富の流出・損失を図ったとも言える。
何度も書いているけど宮内は公人であり、なにか問題が起こるたびに私人ぶるのはやめて欲しい。

>  日本郵政が赤字続きの宿泊施設「かんぽの宿」の一括譲渡先にオリックスグループを選んだのに対し、鳩山邦夫総務相が待ったをかけた。オリックスの宮内義彦会長が小泉政権の規制改革・民間開放推進会議の議長を務め、民営化議論を主導していたとして「国民が出来レースと受け取る可能性がある」という。譲渡手続きの認可を拒むことも示唆した。

これを出来レースと受け止めずにどうするのですか。
これだけじゃない。混合医療とかもそうだ。
入札だから公平だ、という論理だけで腑に落ちるものではないのだけど。

(参考)商品相場
純金 854.50(△12.80)
原油  41.70(▼ 0.93)

2009/01/08(木)   選挙買収の定額給付金

今日の社説。

信濃毎日:多様化する世界

毎日:公選法見直し・財政健全化延期
読売:タクシー強盗・ITの安全
産経:緑のニューディール・製造業への派遣
朝日:ガザ侵攻・不況とスポーツ
日経:雇用対策

毎日から。

>  09年度政府予算案で見る限り、88兆円の一般会計歳出のうち46兆円しか税収で手当てできない。国債発行は33兆円と歳入の4割近い。これでは租税国家といえない。

年収460万円の家計が年に880万円使えば自己破産するしかない。
それは国家としても同じこと。
少なくとも低額(定額)給付金のために2兆ン千億円も使っている場合ではないだろう。

(参考)商品相場
純金 841.70(▼24.30)
原油  42.63(▼ 5.95)

2009/01/07(水)   

今日の社説。

信濃毎日:温暖化対策

毎日:ガザ侵攻・今上天皇20年
読売:高大接続テスト・国会代表質問
産経:高齢者住宅・国会代表質問
朝日:今上天皇20年・国会代表質問
日経:日中ガス田協議・自動車産業

(参考)商品相場
純金 866.00(△ 8.20)
原油  48.58(▼ 0.23)

2009/01/06(火)   通常国会開幕

今日の社説。

信濃毎日:通常国会開幕・ガザ侵攻

毎日:通常国会開幕・年越し派遣村
読売:国政構想
産経:日中ガス田協議・ガザ侵攻
朝日:ガザ侵攻・難民受け入れ
日経:ガザ侵攻・話し合い解散

毎日から。

>  首相や与党は野党に追い込まれて衆院解散に至るのを恐れ、2次補正を先送りし、政府方針とほぼ共通している民主党の雇用対策案にも反対に回った。それが一転、「早期成立を」「野党も協力を」と野党に責任を転嫁し、態勢を立て直そうというのは、虫がよすぎるというものだ。

日経。

>  政府・与党は2次補正や来年度予算などの原案にかたくなにこだわる姿勢は捨て、定額給付金の見直しも含め修正協議に柔軟に臨む必要がある。民主党も対決一本やりでは政権担当能力が疑われる。両党が修正協議でどうしても折り合えない場合は、選挙で審判を受けるのが筋だ。

自民が衆参で過半数を取っていた時期はとっくに終わったというのに、国政が何も変わらないのが悲しいこと。
前倒しした国会も衆院再議決・60日ルールを使うためのものだし。
日銀総裁人事を思い出すよ。
日程を逆算して、反対したら総裁が空白になるから受け入れろ、という。
与党に野党の主張を受け入れる気がないのだから国会も国政も進まないのも当然というものだろう。

そして同時に、国民不在のまま政策の議論がどんどん進んでいくことに恐ろしさを禁じえない。

信毎。

>  首相は4日の記者会見で、話し合いによる解散を否定した。「解散は総理大臣、麻生太郎が決断する」と述べている。

解散するときには違う首相になっていると思っているのですが、気のせいですかね?

(参考)商品相場
純金 857.80(▼21.70)
原油  48.81(△ 2.47)

2009/01/05(月)   

今日の社説。

信濃毎日:医療行政

毎日:世界同時不況
読売:世界同時不況
産経:首相年頭会見・東京五輪招致
朝日:衆院総選挙・高齢者とお酒
日経:エネルギー政策

今日で新年気分も抜けたかな・・・
テーマ次第だけど明日ぐらいから始動かなぁ。

2009/01/04(日)   今週の市場サマリー

今日の社説。

信濃毎日:互助社会

毎日:外交関係
読売:国際秩序
産経:経済財政運営
朝日:温暖化防止・国際天文年
日経:ばら撒き政策批判

英ポンドが結構下がっているのが気がかり。
それぐらい?
円安になりつつあるようにも思えるけど、そうそう円高傾向というのに歯止めはかからないだろう。
大発会は上がるだろうけど、その後は不透明だろうね。

※上記はあくまで筆者の個人的予想であり、帰結に対して一切の責任を負いません。

(参考)週末相場 週初相場 二週間前相場
対米ドル: 92.29  90.60  89.12
対ユーロ:127.80 127.45 123.76
対豪ドル: 65.49  62.20  60.80
日経平均:8859.56 8739.52 8588.52
債券10年:1.170% 1.210% 1.240%
債券20年:1.700% 1.760% 1.920%

(参考)商品相場=前週末比
純金 879.50(△ 8.30)
原油  46.34(△ 8.63)

2009/01/03(土)   選挙の年

今日の社説。

信濃毎日:就労環境

毎日:衆院総選挙
読売:米経済再生
産経:アフガン問題
朝日:職業訓練・保護貿易主義
日経:金融行政

毎日の結論から。

>  同時に国民も、国家の難局を乗り切る当事者の自覚を持たねばならない。審判の日に必ず投票所に足を運ぶ。それが政治をよみがえらせる一歩である。

今年は選挙の年。
投票しなければ、政治に文句をつけることも許されないというものです。

(参考)商品相場
純金 879.50(▼ 4.80)
原油  46.34(△ 1.74)

2009/01/02(金)   新聞休刊日

去年書いたことであたったこととかって何があるだろう。
はずれたことなんて大量にあるのだけど(笑)

・白川日銀総裁
・米株急落
・ばらまき予算
・ブッシュ退陣につれ原油が暴落
・豪ドルが55円で底を打つ
・空売り規制をしても株価はどんどん下がる
・自動車株が急落
・日本の外貨準備の減少

自動車株なんて、トヨタは1000円台になるかも?なんて書いてたんだよね。
まだなっていないわけで、下がる余地はいっぱいあるのかな?(笑)
実際自身は1000円を「割らないと」トヨタ株なんて買おうとは考えない。
それはいまも昔も変わらない。
おいらが長期的(だいたい25年で計算)に自動車株のバリエーション評価をする限り、現株価はどうみても高すぎるという結論にしかならないのである。

トヨタ株がPBR(株価純資産倍率)1倍割れはありえない、というような論調をよく見た。
でも、PBRなんて指標としてはあまり大したことがない。
結局いまにしても、自動車が売れないわけだからその自動車工場の価値なんかは当然下がっているわけで、従来の決算と比べて含み損を抱えた状態になっているからです。
逆に資産があまりなくても、資金回転がよく利益率も高ければ高いリターンが望めるから、株価も上がる。
ジェネリック医薬品の業界はそういうタイプだよね。
ほかにも任天堂なんかも高PBR、低PER(株価収益率)。

年末に向けてどうなっているのか、大風呂敷に予想してみよう。
ドル円は95〜105円、豪ドル円は70〜80円、日経平均は11200±1000ぐらいだろうか。
ま、あたればもうけもんぐらいの気持ちで、のんびり2ヶ月間やっていきますか。

※上記は筆者の個人的な予想であり、帰結に対して一切の責任を負いません。

2009/01/01(木)   ご挨拶

今日の社説。

信濃毎日:衆院総選挙

毎日:ニューディール政策・人に優しい社会
読売:混迷政治
産経:(なし)
朝日:混迷政治
日経:新市場主義

喪中につき慶祝のことばは申し上げられませんが、今年もよろしくお引き立てのほど賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

(参考)商品相場
純金 884.30(△14.30)
原油  44.60(△ 5.57)

過去ログ 2000年01月 
2007年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2008年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2009年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2010年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2011年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2012年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2013年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2014年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2015年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2016年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2017年01月 02月 03月 04月 05月 06月